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拝啓 来年の私へ

私には年に一回行う習慣があり、気付けばもうかれこれ10年ほど続いている。その習慣とは「自分の誕生日当日に、翌年の誕生日の自分に向けたお手紙を書く事」だ。

この時ばかりは便箋と封筒を手に取る。そう、アナログにお手紙をしたためるのだ。封もしっかりとする。当日まで開けない。

(これは余談だが、開けるのを我慢しているうちに、自分で書いておきながらその内容を忘れてしまうから、年始などに立てる目標を時折見返す事が大切とはとても頷ける。)

ちなみに、10年ほどという事は大学生の時から続いている。書き始めるきっかけは、当時憧れていた会社の方が習慣にしていると、ブログか何かに書かれているのを拝見し、真似してみたいと思ったからだ。

就職活動中には、
「来年の今頃には、どの会社から内定をいただけているのだろうか。」

 夫と付き合っていた頃には、
「来年の今頃も、こうして一緒に居られるのだろうか。」

「来年の今頃には、何をしているのだろうか」 
「来年の今頃には、どちらに居るのだろうか」 
「来年の今頃には、どのような出会いを経て、どのような方々と一緒に居るのだろうか」 
「来年の今頃には、今やりたいと思っているあんな事こんな事を果たしてできているのだろうか」

(来年の今頃には…来年の今頃には…来年の今頃には…)

未来に思いを馳せる文章は書いていて楽しい。わくわくする。

これからの一年も思い切り楽しみ、幸せを感じられているかな?と問いかけながらお手紙を書き、読む自分時間を持つ事ができて、これまた嬉しい。

さあ、今年もその日が近付いてきた…!何を書こうかな。昨年は何て書いたかな。お気に入りの便箋と封筒を目の前にして、今からわくわくが止まらない。

20代ももうすぐ終わる。30代に突入する。

いつまでもこのわくわくする気持ちを大切にしていきたい。
30代も充実した時間を過ごせるように…!

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