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質問箱への回答⑯『占いは信じるに値する?』

今回いただいたご質問はこちらです。

もう10年以上前のことですがマッサージの仕事に進もうとしていた頃、選択肢として占い師になることも考えていたんですよね。わたしは文章を書くことほどではないですが人前で話すことも得意なので、実はその時も(そしていまでも)マッサージセラピストよりも占い師のほうが適職だと思っていました。ただ、その当時はすでに意識の目覚めがはじまっていて、占い師ではなくセラピストを選ぶべきだという明確なインスピレーションを得たため、その直感に従ったのです。

おそらくですが、占い師になっていれば成功していて、いまより豊かな生活を送れていたはずです。その代わり、意識レベルはそこからあまり進歩しなかったのではないかと思います。これは占い師という仕事がよくないということではなくて、単にセラピストとして多くの人に肉体を通して奉仕することがわたし自身のカルマを浄化するために必要であったということです。

ですので、占いについてはわたしなりの考えをわりとしっかりと持っていたりします。現在のわたしが占いをすることはありませんが、興味深いテーマであるとはいまでもずっと思っているんですよ🙂

それでは回答をご覧ください。


(ここからが質問箱に送信した回答になります)

ご質問ありがとうございます🙂

改姓されるということはご結婚されるのでしょうか? そうでしたらまずはおめでとうございます。では早速ですが、まず最初に姓名判断についてお伝えしていきましょう。

姓名判断は一種の数秘術であり、ここでは詳しく述べませんが、たしかに一定の信憑性はあるといえます。ただ、姓名判断についていえば、名前の画数が本人に影響を及ぼすのはその人が自分自身をその名前の者であると信じているからです。別の言い方をするなら、名前と一体化してしまっている場合に、名前の画数が持つ数秘術的な性格が本人の運命に影響を及ぼすことがあり得るということになります。

カルマとは、その人が自己と一体化させているもの(自己と同一視しているもの)のすべてを指します。ですから普通の人々においては肉体と精神(肉体精神機構)はカルマそのものです。その人が自分の名前を自分と同一視しているなら、その名前もカルマとなります。一般的にいえば、ほとんどの人が大なり小なり名前との一体化はしているはずです。また、仕事上の立場(役職とか肩書とか)と一体化している人にとってはその立場もカルマの一部ですし、自動車や高級腕時計といったものに強く執着している人にとってはそれらもカルマといえます。

カルマの総体が時間軸に沿って活動するとき、そこで経験されるものがその人の運命です。名前は一生、あるいは半生ついて回るものですから、その人が名前に重きを置いていれば置いているほど、名前のもつ数秘的性質が運命に及ぼす影響は大きくなるでしょう。しかし、逆にいえば、自分の名前にたいしたこだわりがないという人は、名前の影響力はそれ以外のカルマの影響力に埋もれてしまうほど小さいかもしれません。

ですからご質問への回答としては「自分の名前にこだわらなければよい」ということになるのですが、そうはいっても実際にその名前である以上、気になってしまいますよね。そこで提案なのですが、本名とは別に、自分の気に入った名前をみつけて、その名前こそが自分であると思うようにすればいいですよ。わたしは自分の本名よりも、ネットで名乗っている BLACK や mercifulblack という名前のほうが自分のアイデンティティを示す名前としては先に頭に浮かぶようになっていますが、それらの名前すらもただの記号でしかないと考えています。もっとも、これは姓名判断とは関係のない話ですけどね。

この案は、実は昔から行われているやり方です。分かりやすい例では芸能人の芸名がそうですね。姓名判断が気になるのでしたら、それを逆手にとって姓名判断で素晴らしいとされる画数になる名前を見つけ出し、それを自分の「心の名前」とすればよいでしょう。それで(改姓後の)本名のカルマからは逃れられますよ。

さて、ご質問への回答としてはこれで以上ですが、占いについてすこし余談を書いてみますね。占いと一口にいっても、実に様々な種類があります。わたしは占いならなんでも信じるかというとそんなことはないのですが、信じてもよいのではないかと思えるものはいくつかあります。

ひとつは、易占やタロットのようなその場でランダムな結果を生じさせてそのパターンで占うものです。簡単なものならコインを投げて裏表で占うものがありますね。人間が見ている世界はその人の内面が投影されたものです。内面とは価値観や信条やその時々の思考や感情といったもののことですが、これらもすべてカルマです。つまり、易占やタロットの結果にはその人のカルマが投影されるわけです。もちろん、占う人の意識レベルや結果を読み解く技量によって占いとしての精度はまちまちですが、こうした占いは単なる気休めではありません。

もうひとつは占星術です。グルジエフによれば古代の占星術は現在のそれよりも遥かに高度で緻密であったそうです。これも先ほどの易占やタロットと同じように、ある人がこの世界に生まれ落ちたその瞬間の星空は、その人が生まれ持ってきたカルマと相似形をなしていると考えることができます。現在の占星術はこの相似形を完全に読み解く水準には達していないようですが、それでもある程度までは信頼できると思います。もちろん、これも占者の智慧と洞察に依存しますけどね。

最後には、これは厳密には占いではないと思いますが、人相学や手相ですね。これらは一種の統計学なので、ある程度は信頼できるでしょう。とくに人相学は軽く勉強しておくとよいと思いますよ。ただし統計である以上、学ぶのなら最新のものがよいでしょう。人相と意識レベルには相関性がありますので、両方を学んでいけば識別力が育っていなくても、見た目である程度その人の意識レベルを判定できるようになるでしょう。

今回はこれで以上になります。参考になりましたら幸いです。またのご質問をお待ちしていますね。

(ここまでが質問箱に送信した回答です)


余談の余談です。

葬送のフリーレンのアニメが終了しましたね。わたしは原作をずっと読んでいるのでストーリーは知っていたのですが、アニメも楽しめました。キャラが動くだけでなく、さまざまな演出や効果音、BGMなどアニメならではのよさというのはアニメ化されるどんな作品にもあるものですが、だからといってそれが必ずしも上手く行っているとは言えないこともあるんですよね。

フリーレンはアニメ化にはあまり向いていないのではないかとわたしは実は思っていたんですが、いざ観てみればぜんぜんそんなことなくてよかったです。むしろ、原作漫画のあるアニメ作品としては大成功の部類でしょう。

その点、「ダンジョン飯」はどうなんでしょう? まだ観てないのですが、作画の印象が個人的には「これじゃない」感じなんですよね。まあ、観てみればそんなことないのかもしれませんが。

あ、最近は uru や iri を聴いています。あと前にも書きましたが水曜日のカンパネラですね。Amazon Music の 有料サブスクが高音質なのでしばらく入っていましたがあんまり使い勝手がよろしくなく、ついつい使いやすいYouTube Music の方でばかり聴いてしまうので、このあいだAmazon Musicは解約しました。そんな今日このごろでした。

それでは、読んでくださってありがとうございました。また次の記事でお会いしましょう。

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