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出口王仁三郎のフラットアース

地球は前述の如く、世の学者らの信ずる如き円球にあらずして地平なり。我々のいわゆる地球は、大地の中心なる極めて一小部分にて、大地は第一図に示す如く、ことごとく氷山なり。

出口王仁三郎の宇宙論 神の目から見た地球は平らな地平だった!

ここ数年で日本でもフラットアース論が語られるようになっています。わたしも興味をもってそれなりに調べて読んだりしましたが、たしかに容易に反論できないようなこと(例えば地球の曲率を考慮すると決して見えないはずの遠方の事物が見えてしまうこと)も少なからずあり、個人的には完全否定はしないということにしています。というのも、自分の目で地球を宇宙から眺めてみないことには真相は分からないからです。そしてなにより、地球が平らであったら面白いと思いませんか?

さて今回は、おそらくあまり知られていないであろう、出口王仁三郎の宇宙論を紹介します。出口王仁三郎は大本教の聖師(実質的には教祖的存在ですが、本当の教祖は大本神諭をおろした出口直です)であり、その著作には霊界物語という途方もない大作があります。わたしはほんのダイジェスト的に内容を確かめたことがある程度なので、それについては語ることができません。

ここでとりあげたのは、その霊界物語の中の一部に収められた「神示の宇宙」という、出口王仁三郎が霊界で見てきたとされる宇宙の姿を解説したものを簡潔にまとめている書籍になります。興味のある方はKindleで出ていますのでチェックしてみてください。

記事タイトルの上の画像が引用文にある「第一図」(の一部分)になるのですが、図としてはちょっと分かりにくいですね。ただ、地球と書かれている円の部分の詳細は一般的に知られているフラットアースの地図と同じ様子になっているようです。その「地球」とされる部分は大地のほんの一部分であり、それ以外の大半は氷山である、ということらしいです。

出口王仁三郎は天文学によって宇宙と地球がどんな風に説明されているのか自分はまったく知らないが、霊的な視点によれば、宇宙と地球はこうなのだと言っています。

フラットアース論について、仮に本当に地球が平面だとするなら、それは何者かによって創造されたものだということになりますね。聖書の神がそれを造り、神自らはフラットアースの上に張られた天蓋の上に居ると考えている人たちもいるようです。

わたしは最近、この地球は超精巧なホログラムの幻想によって人の魂を輪廻転生のループに閉じ込める監獄のような場所ではないか? ということを考えて、その検証作業をしていこうと思っていますが、その視点でいくと、フラットアース論の核心は実は地球が平面であるかどうかではなく、地球と人類が造られたものであるということを暗示しているところではないか、とみることができます。

出口王仁三郎がみた宇宙と地球の姿とそのメカニズムも、やはり人智を超えた何者かによって設計された創造物であるように、わたしには思えます。もしかしたら、われわれの目に地球は球体に見えたとしても、その本質はこのようなものであるのかもしれませんね。

問題は、聖書の神とは何者なのか、出口王仁三郎に宇宙の真相をみせた神とは何者なのか? そして、その神たちはいまどうしていて、今後地球と人類をどうしようとしているのか? だと思います。そこがいまのわたしの関心事です。

それにしても、現代のフラットアース論など知る由もない王仁三郎が、同じような世界観を持っていたことは興味深いですね。

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