気が触れたと信じていた人から手紙が届く。夏の挨拶のカード、蛍が舞い水の音がする風流な仕掛け。こういうセンスは抜群にいい人だった。話が通じなくなってしまったあとも、こういうところだけは本当に好きで。

ドイツの詩人で、狂気に陥ったあとも詩の韻だけは完璧に踏んだ人がいたのを思い出す。

本を買ったり、勉強したりするのに使っています。最近、買ったのはフーコー『言葉と物』(仏語版)。