フランツ・カフカ「父への手紙」63

読みやすいように句点を打ちましたが、原文は3分の2以上が一続き、句点なしで連続して畳みかけられています。自分の負の側面を受け止め切れずに戸惑い重荷に思う気持ち、どことなく、思春期のころ自分を持て余していた、あの感じを想起させます。

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週1でゆるっと更新します。ボリュームは1回500字~。時々おまけでいろんなことを書きます。

カフカ「父への手紙」を訳しています。400円の買い切りです。 よい作品だと思いますが翻訳が少ないようなので、皆さんのお手元で読んでいただけ…

本を買ったり、勉強したりするのに使っています。最近、買ったのはフーコー『言葉と物』(仏語版)。