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さっくり日記(1/11)

 職場(建設会社)には、鉄鋼新聞という耳慣れない新聞が配達される。メジャーな全国紙とはまた違い、業界の事情が知れてちょっとおもしろい。わからない単語もたくさんあるけれど。
 
 例えば今日の一面トップは「高炉3社の労組 大幅賃上げ要求へ」「24年春闘のベースアップ要求額 過去最高の3万円で最終調整」。記事の中では、鉄鋼業において「最低でも2万円を超える賃上げが必要との認識で一致」と書かれている。
 
 そういえば旦那さんの会社の初任給も2万円上がったらしい。彼は「俺らのときより高いわ……」と複雑そうだったけど、それはそれとしていい話題ですね。去年は「光熱費が高い」と嘆いていた喫茶店の店員さんも、状況が改善しているみたいでよかった。
 
 日刊工業新聞というのもあって、こちらの今日のトップは「劣化ウラン 蓄電池に再生」「原子力機構 国内資源で低コスト」。
 
 ウランを使った蓄電池というのは、原料が準国産であり、よって低価格での販売が見込めるらしい。「開発に乗り出した」というだけで、いますぐどうこうということではないみたいだけど、劣化ウランの平和利用はできたらいい。
 
 そんな風に新聞に貼り付いていたら、上司がこっちを見ていた。怒られるかな、と思いきや「あっちに日経もあるよ」と言われる。あっ知ってます、夕刊の一番後ろについてる、朝井リョウの連載読んでます、「イン・ザ・メガチャーチ」。
 
 とは言わずに、デスクに戻って仕事をした。もうすぐ自分が産休に入るので、引き継ぎの人も来てくれて、やることは少なくなってきている。きているとはいえ、なくなったわけではないから真面目に働く必要はある。
 
 日経朝刊は見逃したけど、夕刊の連載は読んで帰ってきた。 


本を買ったり、勉強したりするのに使っています。最近、買ったのはフーコー『言葉と物』(仏語版)。