メルカリ×日立で考える『循環型社会』
こんにちは。UX Designチームです。
先日、日立製作所研究開発グループ デザインセンタの皆さんと、メルカリUX Designチームで「モノの所有や消費や価値観について」をテーマに対談を行いました。
今回は対談の一部をご紹介します。
「人」に着目する日立と、「モノ」に着目するメルカリ
メルカリと日立では、業界が違うものの、循環型社会へ向き合うという共通点があります。今回の対談のきっかけとなったのは、各社の「循環」に対する取り組みについてです。メルカリグループでは、「あらゆる価値を循環させ、あらゆる人の可能性を広げる」ことを掲げています。
メルカリといえば、フリマアプリの印象が強いかもしれません。
私達は今まで「モノ」を手放したい人と手に入れたい人をマッチングすることで、人々の消費や物を持つことの価値観を変えてきました。
今後は、フリマアプリという領域だけでなく、価値の循環と人の可能性をひろげるサービスづくりを目指しています。
一方、日立デザインセンタは、数十年先の未来を見据えてプロダクトやサービスや社会システムがどういう姿であるかを「人」の視点で探索しています。
作る人、使う人、回収して再生する人のつながりやサイクルをうまく作って経済を回していくサーキュラーエコノミーという考え方のもと、プロダクトだけでなく循環そのものがどう社会に影響するかの研究を進めています。
このように、メルカリと日立では、業界が違うものの、循環型社会へ向き合うという共通点
があり、互いの活動に興味を持ったことが対談のきっかけになりました。
「今ある物を売って新しい物を買う」が当たり前に
日立のオウンドメディア Linking Societyにて、対談記事を第三弾に分けて紹介頂きました。こちらでは、対談記事の一部をご紹介します。
メルカリでは、2023年7月に「世代別の消費行動と資産認識」に関する調査を行いました。
この調査から、フリマアプリ利用者の52.4%が「新品購入時にリセールバリューを考える」と回答しました。世代別にみると、Z世代が最もリセールバリューを考える傾向にありました。
「保有している物を売れば欲しい物が買えると想定したときに売る前に欲しい物を購入することがありますか」という質問に対しても、あると答えたのはZ世代が一番多く、4割以上が、新しい物を買うときに「家にあるあれを売ってお金を得られるからいまここで買っちゃおう」という感覚を持っていることが明らかです。これが今回の調査で一番特徴的な部分でした。
この調査を元に、人々は「他者への循環」という意識はあるのか、「環境に良いから」以外に人とのつながりを通して社会に貢献をしたい気持ちがあるのではないかと、メルカリと日立の目線を交えて「循環」に関するディスカッションを行いました。
詳細は是非、日立 Linking Societyでご紹介頂いた記事を御覧ください。
おわりに
今回は、人の生活を異なる時間軸で捉え、循環型社会への実現を目指す、日立とメルカリの取り組みをご紹介しました。
同じ志でものを作りをしている方、ミッションに共感頂けた方がいらっしゃいましたら、ぜひUX Designer、UX Resaercherのポジションに応募してください。