メルカリ Analytics ブログ始めました
初めまして、メルカリのデータ分析チームのマネージャーの @Shuichi と申します。
このオフィシャルブログでは、メルカリにおけるデータ活用の実践をテーマに様々な具体的な取り組みとその成果を紹介して行きたいと思います。
メルカリにおけるデータ活用の歴史は古く、メルカリの歴史そのものでもあります。会社が創業された年から行動ログのトラッキングや各種KPIダッシュボードが存在し、経営判断やプロダクト開発の意思決定に広く活用されてきました。創業翌年からはデータ分析を専門とするチームも立ち上がり、「データサイエンスチーム」「BIチーム」などと名称が変遷しながらも脈々とその役割は受け継がれ、現在では「Analyticsチーム」と呼ばれる一つの独立した Division(事業部)になっています。
一方、データ分析と一口に言ってもその裾野は広く、会社によって役割や意味するところは大きく違います。メルカリにおいても、組織の成長に伴ってチームの役割は少しずつ変化してきました。進化した箇所もあれば、今なお直面し続けている課題もたくさんあります。チームとしてうまく成功した取り組みもあれば、手つかずの課題もたくさんあります。
メルカリは外から見れば単一のアプリですが、事業としてもプロダクトとしても絶え間なく進化を続けて来ました。フリマアプリとして商品の配送方法は大きな進化を遂げ、対応している商品カテゴリはますます多様になっています。ホーム画面はAI/MLを活用してパーソナル化され、数限りない実験を通してUI/UXは磨き込まれ続けています。データに基づきマーケティング戦略・ブランディング戦略が構築され、各種経営判断もデータドリブンに行われます。メルペイの登場によりプロダクトは一層拡張され、ソウゾウやメルコインなどの小会社も新たに設立されました。社内では多数の新規事業プロジェクトが同時進行中です。そんな絶え間ない変化の中、アナリストは事業・プロダクトの中心課題とデータを通して向き合い続けてきました。
データの民主化も一貫して大きなテーマの一つです。データを活用するのは何もアナリストだけではありません。経営陣までもがSQLを叩くことがある弊社では、一貫してデータの”セルフサービス化”を進めています。一方、組織の拡大・データ利用者数の拡大に合わせて新たな課題も浮上してきました。要件・ニーズの変化に合わせてメルカリのデータ基盤も刷新中であり、大きな変貌を遂げつつあります。
このブログでは、こうした疑問に答えるべく、社内の第一線で活躍するデータアナリストが、データ活用の等身大の実例を多様な観点から伝えて行ければと思います。
▼採用情報サイト・関連記事はこちらから
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?