自分
新生活とか、新学期とか、初対面とか。
ちょっとカッコつけた自分でスタートしてしまうことがある。
割とありがちだと思う。
いつもより元気で、明るくて、いつも笑ってて、
動じなくて、頼りがいがあって、どんと構えてる。
例えば、そんな元気な自分になったとして。
そんな自分が受け入れられて。
お友達に囲まれるようになって。
時には元気な気分ではなくても、
その枷を、装いを、外すことが出来なくなってしまう。
弱い自分、繊細な自分、悩みやすく涙もろい自分。
弱さをたまに見せれば、いつもと違うね?と心配されてしまう。
もしかしたら嫌われてしまう…?
弱い自分は、どうしたらいい?
どれが本当の自分なの?
いつも元気でいれば、みんなが好いてくれる。
周りにいてくれる。
じゃあ、弱い自分は隠していればいい。
いないことにすればいい。
そうなる前に、思いとどまってくれてよかった。
魅せるのがうまい人ほど、
期待にこたえたいと思う人ほど、
カンペキに装えてしまう、
なりきれてしまう。
どれも、どっちも、ぜんぶぜんぶ自分でさ。
元気な自分は、
明るい部分を切り取って、元気さを強調しただけ。
弱い自分は、
人のやさしさに気付ける繊細さを持ってる。
それごと全部、その人の魅力。
どっちも否定しなくていい。
どっちもあっていい、あってほしい。
嘘じゃない、どっちの自分も。
シーソーがかなり傾いてしまっているだけ。
行ったり来たり
右へ左へ
バランスを取り戻すだけ
新学期、新年度、新生活
どうかどうか、無理のないように
彼については。
今回の決断はとてもすばらしいと思っている。
これだけ走り続けてきて止まるのは
ものすごく怖いだろうに。
尊重したい
こころから自分を大事にしてほしい
決めたこと、それを実行に移すこと
ほんとに尊敬でしかない
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