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レシリザへの殺意!三神ユキメノコデッキ解説

こんにちは。

今回はCL2020東京大会で使用した三神ユキメノコデッキについて解説していきます。結果としては7-3でCL愛知の優先権を獲得することは出来ました。

デッキレシピは以下になります。

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まずはじめに、このデッキを使おうと思えるきっかけをくれた事と、使用するに当たって相談に乗ってくれたこと、執筆に関して許可をしてくれた、ずやくん@pokemonzuya に最大限の感謝を致します。ありがとう!

きっかけ。

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対戦レポートに関しては
コチラ

https://yuyu-tei.jp/blog/poc/news.php?d=2019/09/cl2020tokyo_mepo

で紹介してますので合わせて読んで頂けると幸いです。

それではよろしくお願いします。

目次は以下のようになります。


1.CL東京大会の環境読み

JCSが終わり、その後に出た拡張パックは、

*リミックスバウト
*ドリームリーグ
*オルタージェネシス
の3種類です。

それぞれ様々な強力なカードがありますが、それを踏まえて予想したTier表が以下でした。

TierGOD
レシラム&リザードンGX(レシリザ)

Tier1 ミュウツー&ミュウGX(ミュウミュウ)、アルセウス&ディアルガ&パルキアGX(三神)

Tier2 ゾロアークGX、カラマネロ系統、化石

Tier3 ルカリオ&メルメタルGX(メルカリ)、サーナイトGX、アローラペルシアンGXフーパ、シルヴァディGX

Tier4 その他

一つ一つについて見ていきます。


Tier GOD
・レシリザ

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三神という存在がいるのにそれを超えるGOD、神。一周回って最強だという声を聞きました。
先行カキの暴力、HP270もあるのに中打点を許さない逆鱗、GXを消し炭にするフレアストライク、タッグチームで耐久しようとしてもそれを粉砕するダブルブレイズGXと技のバリューは半端なく、そして無人発電所を採用することにより、特性を消しながら高打点を連発するレシリザはまさに神。後程述べるケルディオGXにも強いところがとても評価されました。

Tier1
・ミュウミュウ
序盤からカキや溶接工でエネルギーを加速し、2ターン目には300ダメージやクロスディビジョンGXによる小物狩り性能、ターボストライクによる後続の育成とまさになんでもできる技のオンパレード。ケルディオGXの流行により無人発電所の採用率が上がってきたことによって、ミュウミュウが割りを食う可能性が高く、また対ケルディオGXが少々苦手な為レシリザほどはいないのかなと推測しました。

・三神
今回自分が使用したアーキタイプです。
三神はオルタージェネシスのぶっ壊れカード。非GXは使わないでくださいねって言わんとしているこの効果です。相方としては、CL1週間前に開かれたけんてぃー杯2位のケルディオGXと組み合わせる型が幅広く見れて大きくなってくるのかなと予想してました。それ以外の型は、特に強力なデッキタイプが自主大会等で結果を出すことはあまり見られなかったので、ユキメノコと組み合わせる形はイケるなって感じてたところでした。

Tier2
・ゾロアークGX
根強いファンがいるゾロアークGX。レシリザはきつめですがこれまでプレイングでなんとかしてきたってところがあり五分五分でした。しかし、オルタージェネシスでメガミミロップ&プリンGX(ミミプリン)が登場し、迂闊にGXを大量に展開する今までの方法ではなんともならなくなり、さらに繊細なプレイングを求められること、また三神のオルタージェネシスを言われた後の返しの手段が皆無に等しく、3、3取られてしまうことが
想像できたので、使用率はJCSの頃からは減ると思ってました。相方としてはルガルガンGX(ルガゾロ)以外生きていけないだろと思ってましたが、蓋を開けてみればグレキャ型、コントロール系などがいたので、ゾロアークに対しての研究が進んでいたんだなと感じました。

・カラマネロ
これも根強いファンがいるアーキタイプ。序盤に展開さえできれば対非GX、タッグチームとなんでもこなせるところが魅力です…。でしたが、これも三神のオルタージェネシスがきつすぎました。非GXのギラティナが強力だったのですがサイドを2とられてしまうようではループできる回数も少なくなり…なので使用者は減るだろうと思ってました。
相方としては、三神を一撃できるウルネクの使用率がとても多く予想でき、その他はオルタージェネシスで出たアーゴヨン&アクジキングGXと組み合わせるものがあると想定しました。

・化石
JCSの時に使用したアーキタイプです。
何よりグズマハラの登場により、安定して研究所を1ターン目から使用できる可能性が上がったことが魅力です。その中でも、TAGチーム全般に優位が取れるラムパルド型が、けんてぃー杯ベスト8、地方大会では優勝していることからこの環境に合っているのでは?と感じました。
苦手はカラマネロ系統と実は三神だったので、三神の使用率が上がらないと踏んだプレイヤーは使った方も多いみたいです。
また、ラムパルドだけでなくアバゴーラGX・プテラ型も、オルタージェネシスで発売されたTAGサポートと相性が良く、攻撃準備が早くなったこと及び耐久力を増したのでいてもおかしくはないかなって考えてました。

Tier3
・メルカリ
CL東京大会の優勝デッキ。結果としてこれが正解だったのです。
地方自主大会で結果を残している事を知った事、自身が対戦し、タッグコールの恩恵を一番受けているアーキタイプだと思った事から、使用者は複数いるかもと考えていました。このデッキは苦手デッキが非常に少ないです。が、その苦手なのがTierGODのレシリザなのでレシリザを切る、もしくは何かしらアプローチをしてレシリザに戦えるようにして使用する層は必ずいると踏みました。中打点を許さない耐久力&回復力。

・サーナイトGX
場さえ作れればレシリザ、三神、ミュウミュウ、ゾロアークに強く出られるところが魅力ですが、その場を作るのが、このスピード感溢れる環境ではなかなか難しいのです。

・アローラペルシアンGXフーパ
GX許しませんデッキ。無人発電所の採用率が非常に高いところからアローラペルシアンGXは突破はされやすいですが、フーパを突破する手段が薄いデッキがとても多く、単純に殴るだけでなくLO、ロック系統にも使われることを予見しました。しかし、25分という制限時間のルールがあることから、両者負けの可能性も孕んでいるところが危険ではあります。

・シルヴァディGX
各種メモリを積み、臨機応変に戦える点、相方の豊富さなど次世代のゾロアークを感じさせる強みがあります。ゾロアークほど安定しない点、搭載してないメモリのTAGチームと殴り合うには貧相な打点が懸念点です。

Tier4
その他

あまりにもデッキのアーキタイプが多く、見れてないデッキもあったと思います。 

しかし、トップメタはレシリザとわかっていたので、最低限レシリザに勝てるデッキを組まなくてはいけないことが明確でした。


2.デッキ選択の経緯と変遷

なぜこのデッキを選択したか、というよりかは大会に臨むまでの私とポケモンカードとの触れ方を説明することになります。

JCSが終わって、7月のリミックスバウトが発売されてからはスタンダードのデッキは組まず、ミュウツーHR争奪のシールド戦ばかりやっていました。そこではグレートキャッチャーは今後グズマに変わるかもしれないパワーカードかなと感じました。

8月のドリームリーグ発売時にはチーム戦が多く行われていました。2回ほど参加しましたが、そこで使用したデッキはアロペルフーパブラッキーとラムパルド化石でした。結果は今ひとつでした。
成績が良かったデッキはレシリザはもちろんのこと、ドリームリーグからはソルガレオ&ルナアーラGX入りのカラマネロやメイジラサンやドリュウズなどが結果を出し、非GXがまた帰ってきたのかなという感じでした。

8月後半〜9月になりオルタージェネシスのカード情報が段々と公開されていきます。
まず衝撃的だったのがアクジキング&アーゴヨンGXでサイドを問答無用に2枚取るという効果が強いと感じたのも束の間、三神か発表され、どう考えてもメタの一角に入るなと思ったこと、非GXの時代は終わったと悟りました。そして、ミミプリンがミュウミュウとゾロアークの使用率を牽制したこと、どのようなデッキにでもタッチで入って来るかと思いました。トレーナーズでは、タッグコールならびにタッグサポート、混沌のうねりが強力であると感じたことは皆様の記憶にも新しくそう感じたのではないでしょうか。タッグコールは言うなればポケモンとサポートを確実に持ってこれるカード。弱いわけがなかったです。

そんな中で、千葉県のうーるさん@wool_azumarill 主催の練習会に参加させて頂ける機会がありました。
オルタージェネシスのカードリストが発表された後にあり、その当時はビーストブリンガーアクジアーゴカラマネロと三神ヌオーを持って行きました。
レシピはものすごく弱かったと思います。笑

以下のような感じです。

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※うねりの大海は混沌のうねりです

もうね、ヌオーが何がしたいのかよくわからなかったです。アクアパッチつけかえのギミックは絶対強いと思ったのですが、ヌオーで運用していたのが謎でした。今思うと、普通にエネルギーつけかえにしてケルディオGXでも増して回してればと思いましたね。
その練習会で、一際注目したのが後にCL東京大会に準優勝するhiroくんの炎ミュウミュウでした。
今まで炎ミュウミュウを組んではいましたが、いまいち勝ちきれなかったです。彼と対戦し、採用カード不採用カード、プレイングなど色々聞かせて頂き、練習会後は炎ミュウミュウ中心に回していました。
ジムバトルやトレーナーズリーグで使用しますが、そこで感じたことは無人発電所の採用率の高さ。ミュウミュウを使うにあたってここは絶対にケアしないところではいけないところであったために、フィールドブロアーとリセットホールのマーシャドーを両積みするのが基本構築となりました。
再度、練習会に参加した際に、hiroくんとJCSチャンピオンであるまあやさんと対戦及びお話する機会があり、そこで聞いたことは「1周回ってレシリザが最強」という言葉でした。ならば、ラムパルド化石でもいけるのでは?とも感じました。まあやさんとの対戦ではまずミュウミュウを使用し、先行を取れたこともあってなんとか勝てました。しかし、感じたことは先行ゲー…。
次に化石を使い、ワイルドボンバーでレシリザを取った後は、相手のアブソルが非常に重く、ジラーチが逃げることができなくて身動きがなかなかとれなく負けてしまいました。
hiroくんとの対戦でも、アブソルが非常に重くて同様に負けてしまいました。
ここから化石はグズマ4になり、ポケモン入れ替えまで入れる大改造を行おうと思ったところです。
ほかの練習試合は炎ミュウミュウを主に使い、先行ゲー感。を感じながら回していました。

CL東京1週間前。
使用デッキを炎ミュウミュウか化石にしようとしていたところ、けんてぃーGX杯という自主大会が開かれました。そこで入賞したデッキにビクティニを用いた三神ケルディオというものがあり、非常に興味を持ちました。早速組んでみて、これは強いな。三神とあっていると思ったのですが、無人発電所入りのレシリザに速攻決められたら、実はきついのでは?と感じているところでした。そんな中気になるツイートを発見します。

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冒頭でも書きましたが、ずやくん@pokemonzuya のツイートです。


ツイッターの海から拾い上げました。
コンセプトが素晴らしく、相方はユキメノコなのでは?と感じ、多少アレンジを加えて作成しました。

一時期後1オルターギミックを外し、安定にも良せた時もありましたが、後攻を取った時にワンチャンスある事、イージーウィンが狙えることになることから安定よりもぶん回し型、タイプといえば一時期のピカゼクのような回し方をする三神ユキメノコデッキが出来ていくこととなります。
安定型は以下

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CLの2日ほど前、たかぼーとの練習でこれを使ったところ、高評価を頂いたことから、これいけるかもと思い炎ミュウミュウと天秤にかけました。
前日にどうしても入れたい1枠を解決することができたので、パチンコ感覚で行くか〜と気楽な気分でこのデッキを使用することを決めました。なお、練習会で1回も使用したことはなく、対人戦もたかぼーと2、3戦やっただけだけだったので、自信はそんなにありませんでした。ですがTier GODのレシリザに断然有利なこと、コンセプトを実現さえできれば勝てる可能性はあると踏んで使用に至りました。注意点などは作成者のずやくんと面識はありましたので聞かせてもらいました。質問に答えてくださり、本当にありがとうございます。

3.デッキレシピ解説


それでは採用カードについて解説していきます。

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・アルセウス&ディアルガ&パルキアGX 2
このデッキのコンセプトでもありメインアタッカー。追加効果つきのオルタージェネシスGXが非GXを許しません。追加効果なしのオルタージェネシスGXはほとんど打ちません。技も色拘束はありますが、ピカゼクのフルドライブより強力なエネのつけ先を散らせるエネ加速をできるのが強力です。スタートして欲しくなく、殆どの試合で1枚しか使わないのでサイド落ちを考慮し2枚ですが、非GXとのマッチアップや、最終盤は後のつけかえギミックからこいつがメインアタッカーとなり殴るようになることもあります。また、HP280が非常に強力。GXを3体展開し、こだわりハチマキのついたミミプリンのジャンピングバルーンを10耐える事が素晴らしいです。よくこいつをHP280にしたなって感じですが。笑

・レックウザGX 1
リスクはありますが、トラッシュにあるエネルギーを1枚つける特性を持っています。このポケモンを採用したことから、後攻をとった場合でも、エネルギーつけかえから後1オルタージェネシスを言える可能性が格段に上がっています。それによる勝率の増加があることからリスクよりもリターンの方が大きいと感じ採用に至りました。
余談ですが、公式大会でテテフとかのシステムポケモンを除いて、レックウザGX入りのデッキを使ったのが、ミロカロスレック、ピカゼクと3度目で意外と思い入れがあるようです。

・ユキワラシ 3
・ユキメノコ 3
レシリザ絶対殺すマン。恨みの吐息で7載せるだけでレシリザに対して140×2=280出して3-1交換できる最強ポケモンです。
そしてこの140打点というのがとても優秀で、オルタージェネシスGX後にシステムサポートポケモンであるカプ・テテフGXやデデンネGXを一撃できる170打点となりサイド3枚取ることが出来ます。オルタージェネシス後の三神が仮にやられたとしても、相手の場にテテフとデデンネがいればそこを取るだけの簡単なお仕事を水エネルギー1枚でできるところが最高です。
また、アクアパッチの受け先としてユキワラシを置いておきたい事と、70載せたユキメノコをグズマで裏にやられ別のユキメノコがやられることがあることから、場に3体置けばよっぽどの技でないと、ユキメノコラインが全滅しないであろうことから3ラインの採用としています。
オルター後なら凍える風でジラーチを倒せるのも地味に強いポイントです。

・デデンネGX 2
序盤の展開使う用の1枚と、終盤にパーツを引き込みたい時に使う1枚の計2枚です。3枚にしたいということは全くなかったので、最適な枚数だと思います。

・カプ・テテフGX 1
原案レシピから1枚削りました。主に序盤にサポートがなく仕方なく使う場合、若しくは終盤にグズマを使ってフィニッシュするときに使います。またオルタージェネシス後はサブアタッカーとしても機能するのでこのカードに忘れずにエネをつけておくといいと思います。増やしすぎてミミプリンにやられることを嫌った事、やぶれかぶれマーシャドーに枠を譲ったことによる1枚採用。

・ジラーチ 2
スタートしたいポケモン。ほぼノーリスクで毎ターン手札が増えていく特性願い星を持つこのカードは皆から愛されています。スタートしなくても、このデッキは割と入れ替えリソースが豊富な事と、7枚のボールから触って1枚出して置ければ良いと考えたため2枚の採用です。

・マーシャドー(リセットホール)1
序盤の無人発電所と混沌のうねりが貼られてキツイスタジアムです。それをネストボールなどからサーチして割ることができるかつ、タンカから再利用できるこのカードは絶対に構築に組み入れたかったと考えて採用しました。

・マーシャドー(やぶれかぶれ)1
先行とった時に、前にジラーチを置き、このカードを使用し、引いたカードからサポートおよびデデンネGXで展開し圧倒的な場を作る暴力的な最強ムーブをしたいがために採用したカードです。前にジラーチを置いてやぶれかぶれをすることによって、自分が引いた4枚で事故を起こすことは限りなく少なくなると思います。そのためそうしてから使うことをオススメします。原案レシピのリセットスタンプのように終盤に使っても悪くないと思います。

・ハイパーボール 4
・ネストボール 3
・プレシャスボール 1
ここは原案レシピから大きく手を加えた部分になります。
元々はプレシャス3、ハイパー3、ネスト2だったのですが、場にたねポケモン、特にユキワラシを展開する事が難しかったです。プレシャスの対象となるポケモンはハイパーボールでも持ってこれる事、手札を切ることに抵抗がない事、また進化先のユキメノコはハイパーボールでしかサーチできない事、やぶれかぶれのマーシャドーを採用したために効果付きでサーチできるのはこのカードしかない事から4枚採用、ネストボールはユキメノコ以外もってこれる事、序盤にノーリスクで打てる事、終盤にはあまり使わない事から3枚採用、プレシャスボールは手札を切りたくない時に三神やテテフを持ってきたりする時や単純にデデンネを持ってくるなど5枚目のハイパーボールという感覚で1枚だけ採用しました。序盤の安定をみるにネスト4にしてもいいかもとは思いましたが、展開札をサーチし、そこから引き入れる方があるなと思い1枚だけプレシャスボールを採用しました。

・ポケモンいれかえ 3
・エスケープボード 2
ジラーチを使ったデッキにおいて、このいれかえリソースの枚数が多すぎず少なすぎず最適だと感じました。三神は逃げが重い事などから特にポケモンいれかえは3枚採用していて良かったと思える試合が何度もありました。

・エネルギーつけかえ 3
主に後1オルタージェネシスを打つためにレックウザGXやアクアパッチと絡めて打つカードです。4枚採用する枠はなく、2枚では引き込めないと感じたため3枚で良かったと思います。序盤にこのカードを使わない場合は中終盤、アルティメットレイでつけたエネルギーを動かして別のポケモンで戦うといった奇襲作戦もできるので、それ程腐らないなぁとは思います。邪魔だと思った試合はトキワの森で切ってください。

・こだわりハチマキ 2
このデッキの自由枠。主にオルター後の三神がゾロアークやシルヴァディなどのHP210属を見るために入っていますが、ここは正直メタに合わせて変えた方がいいと思う部分です。実際にCL東京の当たり方ではゾロアークよりもレシラム&ゼクロムと当たってしまったためにここはこだわりメットを採用するのが正解だったかなぁと今では思います。

・レスキュータンカ 1
採用して大正解だったカード。序盤に進化できなくて切ってしまったユキメノコや、終盤捨トラッシュにあるデデンネなどを手札に回収し使う事が多いです。

・アクアパッチ 2
主に後1オルターを狙うカード。レックウザGX2枚採用、エネルギーつけかえ 4とかも考えていましたがスタートするリスク及びミミプリンへの弱体化が免れないと感じたこと、ユキワラシへのアクセス及びハイパーボールを増やした為、水エネ捨てパッチつけかえが狙いやすくなったことを鑑みて、2枚アクアパッチを採用することにしました。おかけで後1オルターを後攻5回中2回言う事ができました。終盤にはトラッシュしてある水エネをユキメノコにつけることもよくします。

・リーリエ 4
序盤の展開が全てな事、手札を切るカードが豊富な事から4枚採用です。

・シロナ 2
切りたくないカードがある時、グズマを別に打たなくていい場面で手札をリフレッシュしたい時に使う2枚採用です。

全体的にドローサポートは薄いですが、デデンネでぶん回す事が多いのでこの枚数で不自由はしませんでした。

・グズマ 4
このデッキにおいてこのカードは最重要であり、4以外ありえません。
オルター後、テテフデデンネ食うプランや手負いのTAGを倒す際に必要となることから最大限の4枚採用です。

・トキワの森 3
2色デッキの為、臨機応変にエネルギーを持ってきたいが為の採用です。

・水エネルギー 6
・鋼エネルギー 4
ユキメノコで攻撃する事もプランの為、水エネルギーの方を多くするのは必須ですが、7:3にするか少し迷った挙句トキワの森を引けない場合に鋼エネルギーを素引きできる可能性をあげて6:4採用としました。

※採用を検討したカード

・キリキザン

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フェアリータイプ(サナGX、サナニンフ)のメタカード。鋼エネルギーを採用していることから採用が可能です。サナGXは一撃、オルタージェネシス後及びこだわりハチマキ装着ならサナニンフは一撃できます。コマタナ1-1、メタモン♢を採用しようと考えましたが、フェアリータイプの使用者は少ないだろうと踏み、今回は切る構築で臨みました。結果としては正解だったと思います。後キリキザンの打点が20高かったら普通に採用してました(強すぎますね)。

・ケルディオGX
デデンネとかを展開してしまうため、あまり抑止力にはならないなぁと思ったことから不採用となりました。

・アブソル
場のスペースがなかった。

・リセットスタンプ
三神取られのプランの返しに打つ動きは強かったですが、このデッキはオルタージェネシスさえ言えれば後は相手の場次第ではありますが、何をされてもいいってときがあるためそんな流さなくていいかなぁって感じた事、序盤回し型にしたことにより巻き込んで捨てる事が多くあった事からの不採用です。

・メイ
欲しいカードは回せば引けるパーツを多く採用していること、グズマを打つのが大事なこと多いためから打つ場面が想像できなく不採用です。

・フィールドブロアー
サーチしづらい、再利用できないことからマーシャドーに軍配。

・グレートキャッチャー
単純に割ける枠がなかった。

*採用を検討しなかったが、大会を終えて採用した方が良いと思ったカード

・こだわりメット
三神につけた場合、炎ミュウミュウのフレアドライブGXやレシラム&ゼクロムGX(レシゼク)のハチマキつき3トラッシュ雷炎無双を耐える事のできるこのカードはハチマキの代わりに2枚採用すべきであった。それは、レシゼクを全くメタの考慮に入れておらず、ハチマキ雷炎無双で300を出してくるとは思わなかった事などレシゼクへの環境読みを誤ったことによってこのカードを採用しようという考えが全く浮かばなかった事が敗因であると言っても過言ではない。練習の段階からこだわりハチマキに若干の違和感を感じていたが、そのカードをこれにするという選択肢は持てなかった。

・コバルオンGX
こだわりハチマキを採用した場合、フェアリータイプに当たると考えた場合はこのカードを採用しても良かった。条件整い、オルター若しくはこだわりハチマキでサナGX及びサナニンフを1撃出来ること、サナニンフの攻撃を返し1ターン耐えられる事が強力です。入賞者にはこのカードを採用していたものもあり考えられているなぁと感じました。

4.仮想敵とマッチアップ想定(プレイガイド)

基本的なプレイングとしては、1ターン目に

・三神にエネルギーを1枚貼る

2ターン目に

・ベンチにユキワラシを2体置く
・三神に2色目のエネルギーを貼り、追加オルタージェネシスGXを使う

これができれば最低限の戦いはできます。

また、このデッキのターゲットは主にこの2体です。

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オルタージェネシス後にこれらのポケモンを倒すだけでサイド3枚取れます。美味しいですね。
必ずしもメインアタッカーと勝負すれば良いわけではありません。

ただ、各デッキとのマッチアップでプレイングは変わってきます。
ここでは仮想敵とのマッチアップについて述べていきます。

レシリザ 9:1
断然有利なマッチアップです。
先行とった場合は2ターン目に追加オルタージェネシスを言うかつ、ユキワラシを最低2体置く事ができ、その後のターンでユキメノコに進化さえできれば、返しレシリザにダブルブレイズ300を浴びて三神が気絶しても、それをユキメノコで返してサイドを4枚、やられても裏をグズマして別のユキメノコで2枚と取って勝ちです。

後攻の場合は狙うプランが2つあります。
先行1ターン目に手張り、カキをレシリザにされた場合を想定しています。

一つは後1オルターを狙うプラン、
二つはジラーチとユキメノコだけ展開して、サイドレースで勝つプランがあります。
後1オルターを狙い決まった場合はその後ブレイズで三神はやられるも、上記と同様ユキメノコを2体作れていれば、4-2と取って勝ちです。
ジラーチとユキメノコしか展開しないプランはジラーチ1、ユキワラシ2は置いておきたいです。エネだくのレシリザで仕方なくユキワラシを取ってくると考えますので、それを返してサイド3-5です。この時、レスキュータンカがあればユキワラシを置いておきましょう。相手は炎タイプのポケモンで攻撃することを躊躇ってきます。
相手のエネルギーがあまりついていなく拙い攻撃しかしてこない場合は、つけかえギミックから三神を出しオルタージェネシスを言えると、後の展開のために使ったテテフやデデンネを倒して勝ちのプランができるのでやれるならやった方がいいです。やれない場合はユキメノコ3体で3-2-1、もしくは3-3とサイド取って勝つ事を考えましょう。

ミュウミュウ 4:6
無人発電所を採用していない事、クロスディビジョンGXやニードルストームGXなどのバラマキ系統に弱いことから不利マッチです。運良くそれらのGX技を打たれなかった暁には、追加オルタージェネシスは必ず打ちましょう。狙うのはテテフ、デデンネ、そしてジラーチGXです。主なプランはオルターからこれらを2体取って勝ちです。

三神ケルディオ 5:5
先に追加オルタージェネシスを打った方の勝ちといっても過言ではないです。その後のアルティメットレイで180当て、次のターンでそれを倒し、最後にケルディオか非GXを取って勝利です。

三神タッグバレット 4:6
不利マッチです。非常に重いのがマオスイレン。たとえオルター打つ事ができ、先に攻撃が出来てもそれをマオスイレンで回復されると非常に厳しいです。このデッキはタッグの弱点をついて一撃する事ができないため、どうしても回復されると厳しく、こちらが先にリソースを枯らしてしまう事が多いです。なんとか4-2で取っていけるような場の作り方をしましょう。

ゾロアーク 8:2
2ターン目までに追加オルターを必ず打ちましょう。こだわりハチマキの入ったこの構築であれば、ハチマキつけてそのままアルティメットレイ210でゾロアークを倒し3枚取り、返しリセットスタンプは食らいますが、ゾロアーク側はおそらくテテフが場にいるため、ユキメノコでそれを取って勝利する。というパターンが1番多くなってくると思います。

カラマネロ系統 8:2
2ターン目までに追加オルターを必ず打ちましょう。そのあとは2-2-2と取って勝ちです。少しだけ厄介なのがウルネクで、2枚目のウルネクや、テテフを展開してきた場合は3-3と取って勝てますが、展開しない場合は目の前のウルネクで3とり、カラマネロを削ってウルネクから食らうであろうダメージを減らしておく事が大事です。ここで2、後は適当なのを倒して2枚取って勝ちとなることが多いと思います。また、一つ注意点としては、ギラティナを警戒し、ユキメノコで恨みの吐息を打つ際はHPを20以上残すようにしましょう。破れた扉で倒されないためにです。

化石 ラムパルド 8:2
有利マッチです。2ターン目までにオルターを言えばその後アルティメットレイで何か倒して残りサイド4→ラムパルドにワイルドボンバーされて4-3、それを倒して2-3、ワイルドボンバーされても2枚しか取れないため2-1、最後なにかを取って0-1となり勝利します。このマッチにおいては2体目の三神は絶対出さないでくださいね。

化石 アバゴーラGX 4:6
的確に育てて、回復リソースを使われたら厳しい相手です。こちらの最大ダメージがオルター後のハチマキアルティメットレイで210ダメージなのですが、これをアバゴーラは90減らし120ダメージとします。そうするとマオスイレンを使った場合ぴったりとHPが回復することとなります。こちらの取れる手段としてははタッグコールなどでマオスイレンを手札に加えたとわかった場合はマーシャドーのやぶれかぶれに賭けましょう笑
また、相手の場に非GXが3体いた場合は2-2-2のプランで勝つ事も考えておきましょう。

メルカリ 2:8
不利マッチです。
オルタージェネシスを宣言できても返しにほぼほぼフルメタルウォールを宣言されエネルギーが枯渇します。そのまま三神が棒立ちしてしまったら負けてしまうので、入れ替え手段を握っている時にオルタージェネシスは打った方が良いです。オルターとフルメタルは両方効果がかかってる場合に与えるダメージとしてはプラスマイナスゼロ0なので、メルカリに与えるダメージは150です。ここに鋼鉄のフライパンがつくと120になり、マオスイレンを使われることで全快します。このムーブをされてしまうと非常に厳しいです。明確な対策カードも見つからなかったので、ほぼ諦めて良いマッチアップとした方が気が楽です。
皆さんからのメルカリに手軽に強くでれるカード、募集しています。僕はラムパルドしか思いつきませんでした(化石脳)。

サーナイトGX 4:6
この構築ではこれくらいの勝率だと感じます。このデッキは展開にテテフ、補助にアローラキュウコンGX若しくはペルシアンGXを採用している型が多いです。なので追加オルターだけは言うようにして、前の三神が取られるのを想定内として、後のサイドの取り方はメノコでテテフ、もう1体のメノコにこだわりハチマキを巻いて、アロキュウかペルシアンを取って勝ちというプランが一番決まりやすいです。
このタイプを見るなら、三神メノコは鋼エネルギーを採用しているため、キリキザンやコバルオンGXをいれて、勝率を上げることができます。

アローラペルシアンGXフーパ 7:3
ロック系統は打点がないのでそれほどきつくありません。追加オルターだけは使い、あとはユキメノコで倒して行きましょう。

シルヴァディGX 8:2
展開のためにテテフを使うこと、フェアリーメモリがないため、相手が三神を突破する手段が薄いため有利なマッチです。

ズガアーゴ 8:2
有利マッチです。追加オルターを使い、3-2-2や3-3とサイドを取っていくことが主になります。スティンガーGXのアーゴヨンGXを絡まされた場合でも、裏のズガドーンGXを簡単に取れますので問題はないと考えられます。

ピカゼク 4:6
タッグボルトが非常にきついです。なんとしてでも先2か後1で追加オルターを使い、サイドを4-2、もしくは3-3と取れるような場を作りましょう。

ジラサン 8:2
カプ・コケコGXのカプサンダーだけ警戒すれば余裕な相手です。

サナニンフ 2:8
この構築ではほぼ切ってるマッチアップとなります。対策の鋼ポケモンを入れると勝率を4:6ないし5:5ぐらいには持っていけます。

レシゼク 3:7
近頃のレシピでは三神をメタっているのかこだわりハチマキ入りのレシゼクをよく見かけます。このレシピではこだわりメットを採用していないのでハチマキらいえんむそうで三神が落ちてしまうので厳しいマッチアップです。

ラフレシアロック系統 9:1
進化非GXを切っている構築が多いので
、ユキメノコで倒してあげましょう。

ゴルーグ 6:4
追加オルターは必ず使って、パッドがついたゴルーグとは勝負せず、裏のドローソースを毎ターングズマして2-2-2と取って勝利するプランが良いです。パッドが付いていなければゴルーグを倒しましょう。

5.CL東京大会を終えての反省と今後

CL東京大会の結果としては7-3でしたが、その負けた3敗の理由にとても大きな要因が一つあると考えます。それは、

・Tier2以降のメタを読み誤った事

これがとても大きな理由です。
特にレシゼクの使用率があそこまで高い事は読めませんでしたし、こだわりハチマキが入っていることも読めませんでした。
直前にチーム桃屋さんがレシゼクの記事をあげ、ボツにしたというものを見かけることがありました。興味はありましたが、ボツになってしまったデッキだから、気にしなくていいかな…と思ってたのが事実です。そのアーキタイプのデッキにCL東京ではやられてしまったから、もっと知識があれば、そのデッキの強みがわかれば、構築からこだわりメットを採用することや、タッチ3鳥を警戒し、場を展開しないプランなどを取れてたかもしれません。
そこまでは言いすぎかもしれませんが、もう一つ確実に言えることは

・デッキに対する練度が足りなかった

という事です。大会1週間前にたまたま見かけたデッキを大会2日前で初めて実戦登板させ、そこで見つけた課題点を修正することはできたと思いますが、流石のこの期間だけでは見つけられなかった課題がたくさんあったのだと思います。後1週間早くこのデッキにたどり着けていれば、実戦練習する場もあったのだからそこで課題を見つけられ、後1、2勝できていたかもしれません。

それでもなんとか完走出来たので、最低限頑張ったのだと思います。レシゼクでなくレシリザにもっと当たりたかった。笑

以上でございます。
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画像引用元 https://www.pokemon-card.com
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