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私の表面と2001年宇宙の旅

季節外れで申し訳ないが、暇つぶしに付き合ってくださる方がいらっしゃったら幸いです。

そして、平成に起きた事ですのでそこも念頭において読んでくだい。面倒くさくて申し訳ありません。

某日の初冬。寒さが急スピードでやって来たが、それに比例してこの乾燥よ。そのせいかは不明だが、皮膚トラブルが悪化し、今まで何となくごまかしつつ過ごしてきたが、ちょっと入浴などにも支障をきたし始めてきたので病院嫌いがやっとこさ重たい腰を上げ、皮膚科へ出向く決意をした。

最近の病院事情として待ち時間の長さ、これが腰が重くなる理由の一つで。それを避けたいが為に、いつもと違うクリニックを調べ、かなり近場にあったそこへ行こうと思ったのだが、検索した口コミサイトでの評価がヤバい。
マジでヤバい。超ローカルな、個人開業のクリニックで結構な数の口コミがある事、しかもその内容のほとんどがクレームに次ぐクレーム。
これガチじゃねwwwとか、ヘラついてられないほどの本気度高めの、濃ゆいクレームたち。
目がチカチカするほどの悪評だらけ、鮮度抜群!と表してもおかしくないほどのピッチピチの不満・憤怒、「活き活きとした」まさにリアルな口コミ。ドン引き通り越して、もうギャグやんか、とこれを記してる今も思い出すとちょっと笑けてくるほどの嫌われ超人っぷりである。

クレームの中身は医者の態度の傲慢さに対しての文句、これはまあよくあるもので、他に刮目すべきは「子供の症状で病院に行ったのに、親である自分の肌トラブルを勝手に目ざとく見つけられて診療→その分まで料金請求されて怒り心頭」など、ちょっとアンタ、ここが日本で良かったね、欧米だったら間違いなく訴えられ案件やんけ、と心の中で見も知らぬ (顔写真は載っていたが)そのクリニックの酷さに感心してしまった。
ここへは絶対に足を踏み入れるものか、と心に誓ったのは言うまでもない。
個人的なことで恐縮だが、私は手の皮膚トラブルを携えていて、その治療目的で病院検索したのだが、元来の頑固な乾燥肌体質が蓄積し、手以外にひじはおろか、両ひざとも硬化が進み、肌とは言い難いものへと変化が生じている。分かりやすく言うと、ひざがダークマター化している。マジで。色といい、質感がもうダークマター。宇宙ではなく、この地球の、極東のわが身にダークマター爆誕。そんな汚ひざ・ダークマターに目をつけられて、治療すべき手以外にダークマター診療費まで取られたらたまったもんじゃない、と口コミを読みながら我が身に重ねずにはいられなかった。超こえぇ。まぁ、ひざ出す服装なんてしないけど。それもあり、このクリニックのドアは開くものかと思った次第。
しかし何塗ってもひざが軟化しない。ダークマターから、スキンへと戻る日は来るのか。平成も終わるっていうのに。


かつてBlistexというメーカーのリップクリームを使っていた。その商品はチューブタイプのリップクリームで、なんとコレ、あのNASAでも使われてるらしい。(※「あのNASA」ってもはやギャグっぽい……)汚ひざダークマター所持者の私でも、唇はあまり荒れない。でも、時々割れてピンチ、って時にコレ使うと、翌日にはどうにかなってる。さすがNASA。こういうのの、ボディ用が欲しい。
おそらくこのままでは、私の汚ひざは平成が終わろうとするいまも、ダークマターが鎮座しているだろう。
いつか来たるべきビッグバンがこの身に起きやしないかとヒヤヒヤしてます(正真正銘の虚偽発言すんません)。
この「平成が終わっても」、または「終わるまでに◯◯しなくては」問題を勝手に掲げて、「平成が終わるまでに観るべき映画」を脳内リストアップし、映画観賞をするという己の首を絞めるような行為を楽しんでいます(真顔)。
そこで、つい先日観たのが「2001年宇宙の旅」。


これ、何だろう、あのー、申し訳ないのですが辛かったです。難解というので無く、この映画の構図や態度(というのか、雰囲気?)自体がスーパーナチュラル然としていて、宇宙そのものに感じた。オープニングや、エンドロールの真黒な画面にひたすらクラシックかかるだけで時間が経つとか。だから、もうそれはそれは宇宙大先輩、キューブリック大先輩、感情なんて知るかボケ(※これは映画シンプルシモンその通り!だと思った)、人間なんて以ての外、というのがビッシビシ痛いほど伝わってきて、怖くて怖くて。
いや、告白すると開始30分で睡魔に勝てず、一時停止してその後1時間半寝ました(苦笑)。脳が拒絶反応起こしてる。町山さん曰く、ストーリー云々は原作を読めば分かるとのことなので、本買ってみようかなぁ、積ん読が増えるだけかなぁと迷っている。あと、木星についても知りたくなる!
半世紀も経ったのにデザインとかが全く古びてないのも、抜け目が無いというか、無駄も隙も無さすぎて怖い。
『時代』をも感じさせなくてひたすらクール。


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