背中で語る男の顔

お客様の背中をマッサージしているとそのお客様の普段の素の 顔が見えてくることがあります。

ガッチリしていたり 肩が張っていたり 背中がパンパンだったりすると、すごく頑張っているんだなと思います。

肩がいかり肩の方は、いつも前のめりで歯を食いしばって歩いている様子が
目に浮かんだり、普段はリーダータイプなのかもと色々 想像しながらマッサージします。

それを喜んでもらえると、とても愛おしくなるものです。

思考に癖がない人は身体を触った時の感覚が軽く、
素直な体をしていると感じます。

なんとなく疲れていたり、負の感情を抱えているように感じるときは、
背中のオーラが滞っているような感覚があります。

嬉しいのは普段 詰まった感情や抑圧してるものすべてを全部私にゆだねて
身を預けてくれることです。

もともと メンズエステを始めた時も、
疲れた男性を身も心も癒してあげたいというのが原動力 なのです。

マッサージする時はこの人が旦那様だったらと色々 想像してしまいます。

ですが期待を裏切られることも多々あるものです。

愛をこめて施術しても、 男の人の求めているものが 癒し よりもエロ目線で盛り上がりが高まりすぎて暴走が止まらない時です。

こういったことに幾度 がっかりしたことでしょう。

でも逆に全くエロくないお客様はそれはそれで不思議に思うものです。

本当に満足してくれてるのか、 これでいいのかと不安になります。

でも帰る時に「癒されたよ 。」と笑顔を向けられるととても嬉しくなります。

最初にモニターフォンで見た時は怖い顔だなと感じたお客様のちょっとエロいところが見えたり 隙が見えたりすると、なんだか安心したりほっとしたりします。

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