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大学入試までのスケジュールを確認しよう

本日は、大学受験を目指す高校生の皆さんに、大学入試までのスケジュールをお伝えします。

当たり前ですが、時期によってやるべきことは違います。

大学入試1ヶ月前に、「シス単を使って英単語覚え始めました!」では、
難関大学にはまず合格しません。

入試日というのは決まっています。

2021年度入試は、2021年1月16日と17日に「大学入学共通テスト」(本試験)があります。

この決まっているスケジュールに合うように自分自身の成績を上げていかないといけません。

現役合格に向けたスケジュールは、逆算で考えていきましょう!

現役合格は「過去問演習・志望校対策の時間をどれだけ確保できるか」が、ポイント

抜粋

上記は、私が予備校校舎長時代に生徒たちに説明会で使っていたパワーポイントを抜粋しています。

大学入試の現役合格に向けたポイントは「過去問演習・志望校対策をどれだけこなせるか」が大きいと感じています。

大学ごとの個別入試では、大学ごとに出題傾向が変わりますから当然、目指す大学に合わせた志望校対策も必要となります。

極端な話、各種模試の判定が「E判定」でも過去問演習・志望校対策をバリバリやって、合格を勝ち取った生徒をたくさん送り出してきました。

少なくとも、第一志望大学に関しては、過去問を10年分程度演習する時間を作らないといけません。

高3の秋になると、各種推薦入試などが大学ごとに始まるので、秋には過去問演習や志望校対策を始められるように準備していく必要があります。

高3の夏までに、「基礎固め」と「全単元学習」を。

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高3の秋以降に、過去問演習・志望校対策を行うためには、当然夏までに、そのための「下地」を作っておかねばなりません。

英語であれば、高3の夏までに、「単語帳を1冊マスターする/文法の問題集を1冊完璧に仕上げる」ぐらいの勉強は当然必要になってきます。

注意したいのは、理科と社会です。

特に公立高校では、カリキュラムの関係上、理科と社会の全範囲の単元を学び終えるのが11月か12月頃になります。

そうなってくると、過去問演習に入るタイミングが必然的に遅くなります。

私立の中高一貫校などは、高3の夏までに全範囲を終え、残りの期間は、徹底的に「復習」「演習」というカリキュラムを組んでいるところが多いように感じます。

難関大学を目指すのであれば、そういったライバルたちとも戦っていくことになるので、夏休みに少しでも理科や社会の未習領域を減らしておきたいところです。

2020年は、夏休みが無くなる・・・?

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「夏を制する者は、受験を制する」
どこかで聞いたことがある言葉かもしれません。

私も予備校勤務時代、夏前になると、さも自分が言い出したかのように
この言葉を言いまくってきました(笑)

夏休みに思いっきり勉強することで、第一志望校合格に大きく近づく
これは私自身も高校3年生の時に経験したことです。

しかし、どうやら2020年はコロナウイルスの影響で、夏休みが短縮されるのは間違いないようです。例えば、大阪府からの発表を見ると

大阪府、学校再開は5月下旬以降 夏休みや週末に授業
<出典:日本経済新聞より>

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現時点(5/5_14時)では、まだはっきりと決まっていませんが、夏休みが大幅に減ることは確実で、場合によっては冬休みが無くなってしまう可能性も0ではないようです。

ということは、夏休みに代わる勉強量をどこかで確保する必要があります。それはどう考えても「今」だと思います。

いつやるか、今でしょ!←古くてすいません

今どれぐらい勉強の時間を取れているかどうかで、高校3年生の合否は変わってくるような気がしますね。

第1回「大学入学共通テスト」の過去問の対策は?図2

2021年大学入試は、
記念すべき第1回の「大学入学共通テスト」が実施されます。

第1回目の実施ということは、
当然過去問がないということになります。

様々な紆余曲折があった「大学入学共通テスト」。

目玉だった
「英語の民間試験導」「国語・数学の記述式試験導入」
が頓挫してしまい、
多くの教育関係者がズッコケた😂!
という話があったりなかったり・・・

大学入学共通テストについては諸説あり
もう少し各予備校などから情報が出てくるのを
待ちたいところではありますが

結局のところ、センター試験のマイナーチェンジ版
ということに落ち着きそうな気配が漂っています。

とりあえず過去問演習は、従来のセンター試験を
解く形になるのかなと思います。

まとめ

秋以降の過去問演習・志望校対策を充実させるには、そこまでの基礎固めが必要です。

簡単に「基礎固め」と言ってはいますが、授業などを通してインプットした知識を、問題演習を通じてアウトプットしないと「基礎固め」になりません。

「基礎固め」にも時間が掛かるのです。

また早めに未習領域を潰しておくことも求められるので、夏休みが減るであろう今年の受験生は、例年に比べて大変だと思います(そして第1回目の大学入学共通テスト)。

とにかく、時間のある「今」の間に少しでも学習を進めておきましょう。
大変な1年になることは容易に想像できますが、皆さんの検討を祈っています!

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