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Oura Ring使い始めて1000日、知らないうちにスコアxxになっていました。

こんにちは、今日は私が愛用しているOura Ringについて書きたいと思います。こちらは指にはめて生活するだけで、日常での心拍数やストレスレベル、体温、睡眠の質など、様々なデータを測定してくれるデバイスでございます。Ouraringを使った数々の研究論文も出ているので、精度もかなり高いのになっております。

以前、1年間使ってみた結果を書いた記事もあるのですが、バッテリーが壊れてしまい、先日新品に買い替えまして気が付けば使い始めて1000日ほど経っていたので、更新してみようと思い書いております。

メンタリストDaiGoさんをはじめ、最近では日本でも使っている方が増えてきましたし、最近になって日本語にも対応し始めました

さらに、110億もの資金調達したことがニュースにもなっていまして、利便性や需要が高まっていることを私自身もヒシヒシと感じている次第でございます。

一方で知っている方からは、

・買おうかどうか迷っていた
・使っているけど、周りに使っている人もいないし、ぶっちゃけみんなどうなの?
・アップルウォッチやFitbitじゃだめ?何が違うの?

みたいな話を良く聞かれるので、合わせてお答えできる範囲でお答えしていきたいと思います。ぜひ参考までに。

まずはメリットからご紹介します。

1.体調管理が圧倒的にしやすくなった

これは使い始めて1年目の記事でも書いたことなのですが、一番はこれですね。使い始める前は、「なんとなくだるいなぁ」とか「今日はいつも通りな感じかな」という感じで、その日の体調を把握していました。

ですが、Ouraringを使い始めてからは、それを数値で把握できるようになりました。こちらは本日のスコアですがこんな感じ。

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私の場合は起床後に必ずOuraringのアプリを起動してその日の体調を把握するところから始めていまして、

これを見るとコンディション(Readiness)のスコアが76、睡眠(Sleep)のスコアが56となっております。
スコアが70を下回ると、あまり優れていないという基準です。睡眠は最悪ですね

そしてコンディションと睡眠のスコアに合わせて、その日の運動量(Activity)の目標を自動で設定してくれます。

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朝から運動しているので夕方の時点でほとんど達成しております。

毎日最低でも、この運動量をこなすと体調を崩すことが減りましたし、だるいなぁと感じる日もほとんどなくなりました。この基準があることはとても日常生活で役に立っています。

2.ストレスレベルやその他、睡眠に関する指標を把握できる

あとは私が参考にしている点としては、ストレスや睡眠に関する指標をチェックできることです。例えばこんな感じ。

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こちらも今日のスコアですが、心拍変動率(HRV)が右上に見えると思います。結論だけいうと、これがストレスレベルを表していまして、心拍変動率が高いほどストレスが小さいと捉えていただければOK。今回は105だったので、いつもよりは少し良い感じでした。

といったように、その日のストレスレベルを把握しておくと、

「今日は少し休もうかな」とか
「今日はいつもより頑張ってもよさそう」

という感じで調節しています。

緊張するイベントの前日(面接の前日など)にはここのスコアが極端に低くなる傾向があったりするので、自分の状態を把握しやすくなります。

3.体調が悪くなった時に、しっかりとスコアに反映される

これは使っていて、とても便利だったことなのですが、こちらを見てください。

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この2つは、私がアイルランドでコロナにかかって発症した時の体温とコンディションのスコアになります。明らかに他の日と違うことが見てわかると思います。

このように、体温計を使わなくとも体温の変化を把握することができますし、詳細は割愛しますが、コロナになった時にはその他の指標もかなり悪くなっていました。

体調が悪いことは、自分の所感からも把握することはできるでしょうが、確認の手段としても用いることができます。
(ちなみに私はこのスコアを見て検査しにいくことを決めました(笑)

個人的に感じているメリットは大きく分けてこの3つでした。

体調管理がよくできる、運動、睡眠の管理・把握ができることにすべてが集約されているといっても過言ではないかなと思います。

あとはご自身で使ってみて良さを体感するのが一番ですね。
次にデメリットと、代用できるか問題について、そしてぶっちゃけトークをお話します。

3.リングの付け外しに関して

私は3年使っているので、付け外しに関してめんどくささを感じたことはありませんが、使っている友人の中には

・お風呂に入る時、手を洗う時に外すのがめんどうくさい
・寝ている間もつけなきゃいけないことが気になる
・外出先のトイレで外して、そのまま紛失してしまった

という方はいらっしゃいました。ここは個人差だと思うので、気になる方は時計の方がいいかもしれません。寝ている時にアップルウォッチをつけることが気になる人もいるので、どっちもどっちですかねー。

4.他のデバイスで代用できるか

代用は可能だと思います。他のデバイスができるかどうかは知りませんが、Ouraringは現時点で、リアルタイムの心拍数を測定することはできません

つまり、睡眠中の心拍数だったり、ストレスレベルを測定してくれるものの、日常生活のリアルタイムを測定しているのは、運動量のみになっています。そのため、リアルタイムで測定したい方には向いていないかもしれません。

睡眠の実験でもOuraringを用いているものもあったりするので、精度やエビデンスとしてはかなり高いと思っています。ここもあくまで信頼できる度合いは人それぞれだと思うので、好きな方を選べばよいのではないでしょうか。

5.ぶっちゃけの話

最後にぶっちゃけトークです。本当は書かない方が良いかもしれませんが、Ouraringの回し者でもないので、1000日使った正直なところをお話します。

①Oura Ringを使い始めて、スコアの改善、向上が見られているのか。

使い始めた初月のコンディションスコアは72, 今月のコンディションスコアも72でした。
毎月、ある程度の変化はありますし、冬には運動量が減ってしまったりと、全体的なスコアに波はあります。

しかし、リングを使い始めてから現在に至るまで、

「体調すごくが良くなった!」

と感じているわけでもなく、かといって悪くなったとも感じていませんでした。そこで、気になったので確かめてみました。

こちらはコンディション(Rediness)のスコアです。まだ3年は経過していないので、11カ月ごと(33ヶ月分)のデータに切り分けてみました。

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平均値を出してみると、一年を通して73, 69, 71,となり、そこまで差はないように思いました。しかし標準偏差を出してみると、
2020年8月~2021年6月は、標準偏差が3.67で、前年度と前前年度に比べ、3倍弱ばらつきが大きいことがわかります。

つまり、体調が良い月と、悪い月のばらつきが大きい
=安定していないということになります。

確かに、今年はコロナにもなりましたから、その月のコンディションスコアは65となりかなり悪い。しかも、全体的に夏場の方が体調が良い傾向にあることもわかりました。

とはいえ、2020年8月~2021年6月のデータでは、65は低いものの、全体的に70以上のスコアが多いので、体調が良い日が多いとも言えます。そういう意味では、平均スコア61の2年目よりも良いと言えます。

こちらは睡眠(Sleep)のスコアです。

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睡眠に関しては購入後11カ月間の平均スコアが69でしたが、約2年目、3年目に関しては61, 62となっており、あまりよろしくありません。

しかも、約2年目、3年目の標準偏差を見ると、初年度よりもばらつきが大きい。これは睡眠に関して言えば、

睡眠スコアが低い=毎日(毎月)の睡眠が安定していないために、標準偏差が高いという解釈ができます。
睡眠が安定しないからスコアも低いし、データのばらつきも大きくなるということですね。

②改善しない限りどこまでも悪くなる

今回、使用した画像はあえて私のありのままをお伝えするために、本日のデータを載せました。これを見てもわかるように、今日の私は睡眠のスコアが極端に悪いです。

ここまで悪い日は珍しくもありますが、1000日分の睡眠の平均スコアは64となっていまして、いつもよりは悪くなっていることがわかりますが、

いずれにせよ、①のデータを見てもわかるように、コンディションスコアと運動スコアに比べて、睡眠スコアが低いのですが、改善しようとしなければスコアは低いままです。

結論

・コンディションについて、スコアの維持はできているものの、安定はしていない。
・睡眠スコアは知らないうちに悪くなっていて、毎月(毎日)ばらつきも大きく、1年目は69だったのに、直近1年間では62まで低下していた。
・つまり改善する気がなければ、毎日測定していてもあまり意味を成さない。
・知らないうちに良くなっていたのは、Activityスコアで、平均85という、まあまあ高かったので、運動に関しては毎日必要な運動ができていることがわかった。

というのが現状でございます。

実際に使っている方でも、なかなか数値が改善しない方も多いのかもしれませんし、初めの頃は「3万円の高い買い物をしたのだから、データ見ながら改善していこう!」と気合いがあったものの、段々とスコアが悪くなっている人もいるかもしれません。

私の運動スコアが良くなっているのも、毎日設定される最低運動量は達成するということを基準に生活しているので、意識しているものは着実に良くなっていくのではないでしょうか。

※この記事はOuraringを勧めるものでも、否定するものでもありません。あくまでも、この記事が購入される方の判断材料の1つになれば幸いです。

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