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【感想】「死ぬまで元気でいたければとにかく内臓を温めなさい」山口勝利 (著), 井上宏一 (監修)

毎日、睡眠日誌で、睡眠時間・体温・体重・血圧・・を測り続けているが、気になるのが、体温の低さだ。朝の体温は寝床で測る(基礎体温の測り方を妻から聞いたので)ので、とにかく低いのはしょうがないけど、35度前半、下手すると34度台のこともある。日中の一番活動的であるはずの時間でも、体温が36度になることは、ほとんどない。

昔から、親に「どうして、あんたは、そんなに覇気がないの。シャキシャキ歩きなさい」とか言われたものだ。中学生、高校生くらいからは、動きも鈍い、トロ~ンとした子供だった気がする。(小学生の時は、超多動だったが、成長するにつれてADD化したのか)。おそらく、昔からけっこう体温が低い。しかし、体温の低さは問題だ。この辺で、ぐっと体温を上げることに取り組んでみようと思い立った。

そこで手に取った、この本がとても良かった。こんなに具体的で、やるべきことをシンプルに分かるようにしている本って珍しいんじゃないかな。

著者は熟練の鍼灸師で、どうしても治らない体調不良の原因が「内臓の冷え」であることにたどり着き、患者の体温を上げることに全力で取り組んできた。3つの方法は、とても具体的なのですぐに実践可能だ。

内臓温度が低い怖さ

内臓の温度がマイナス1度低いと、基礎代謝は15%・免疫力は30%下がる。当然太りやすくなり、ガン体質になる。内臓の温度が下がると、当然、内臓の働きが悪くなる。胃腸であれば消化吸収能力が落ち、肝臓であれば解毒機能が落ちるため疲労しやすくなり、大腸であれば下痢したり、便秘したりする。腎臓は、毛細血管の集合体のような臓器なので、内臓の温度が下がることに敏感に反応する。腎臓が悪いと疲れが取れず、むくみやすくなる。

どれも、内臓の温度を上げれば、解決する問題だ。自分の内臓温度チェックリストを引用してみよう。該当箇所が3つ以上あれば要注意だ。どれも、内臓の温度が下がることで身体に表れる反応だ。

顔のシミやくすみが気になる
皮膚にかさつきがある
唇がひび割れやすい

足のむくみに悩まされている
よく胃が痛くなる
最近イライラすることが多くなった
ストレスを感じやすい
身体がだるく疲れやすい

肩こりや腰痛がひどい
眠れない日や寝つきが悪い日が多い
便秘が続いている
手足がほてっている
姿勢が悪いと言われる
腹筋運動が一回もできない
コーヒーやビールをよく飲む

死ぬまで元気でいたければとにかく内臓を温めなさい (日本語) 単行本(ソフトカバー) – 2018/2/17 アスコム 山口勝利 (著), 井上宏一 (監修)

私の場合は、とにかくエネルギーが出ない(弱い)と感じるんだけど、これは体温(内臓の温度)が低いことに起因している気がする。身体が内面から活発に動き出せば、人生が変わるかもしれない。いや、変わってほしい。

内臓温度を上げる3つの方法

著者の山口氏は、内臓温度を上げる簡便な方法を紹介している。どれもすぐに実践できる方法だ。

1:ヒハツ(香辛料)を摂取する
ヒハツはロングペッパー、ヒバーチ、ピパーチと呼ばれることもある。割とスーパーでもよく見る香辛料だ(と、思いきや、どこにもなくて結局ネットで買った)。これを食事の際に、1gずつ振りかけるだけ。ヒハツは身体を温める香辛料なのだ。

そして、ヒハツに含まれる「ピペリン」という成分は、毛細血管を強めることで知られている。体温は血液に乗って、内臓や各細胞に届くので、毛細血管を強くすることはとても大事なのだ。(毛細血管は内臓にからみついている。流れる血液の温度が上がれば、内臓も温かくなる。)

著者の経験では、2週間、毎食1gのヒハツを摂ってもらった被験者の体温が、0.4度~0.9度上がったとのことだ。運動も、サプリも必要なく、この香辛料だけで体温が上がるなら、今すぐ試してみたい。

2:ほかほかストレッチ
著者が提唱するストレッチは、インナーマッスルをほぐすもので、筋肉をよく働けるように助けて、基礎代謝を上げる狙いがある。インナーマッスルや大きな筋肉を鍛えるなら、他の方法でも良いだろう。私が、今、習慣にしている「腰割り」も良いかもしれない。(参考:バランステスト改善!【感想】「腰割り」で体が若返る 肩こり・腰痛・ひざ痛など体の不調を改善するお手軽体操 白木 仁

3:防寒テープ貼り
血管が浮き出ており、体温を失うところに、テープを貼るだけだ。名刺大のテープを下記の部分に貼る。使うのは医療用の防水テープだ。

・足の甲の真ん中
・内くるぶしのすぐ下
・ひざ裏の真ん中

血管を覆うだけで、体温が下がらないとは知らなかった。こんなシンプルな方法でOKだ。しかも、著者曰く「ヒハツだけで良い」とのこと。スーパーで、ヒハツを買ってくれば、すぐにでも実践できるノウハウが素晴らしい。

1か月で体温はどこまで上がるか

こうなったら、善は急げだ。これから寒くなるんだから、体温を上げるプロジェクトは早いほうが良い。さっそくヒハツを購入してきた。これに加えて、ストレッチやスクワットなどを習慣にする。1か月後にどれほど体温が上がっているか楽しみだ。

毎日、睡眠日誌に体温を記入しているので、その変化も手に取るように分かるだろう。いざ、実験開始だ。

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大人のADHDグレーゾーンの片隅でひっそりと生活しています。メンタルを強くするために、睡眠至上主義・糖質制限プロテイン生活で生きています。プチkindle作家です(出品一覧:https://amzn.to/3oOl8tq