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お惣菜は危険!揚げ物に潜む「酸化した油」の害。揚げない揚げ物に活路。

分かっているのになかなか自分のものにできない知識といえば油の摂取の仕方だ。良い油(オメガ3や酸化しにくい油)や悪い油(トランス脂肪酸や酸化した油)について理解を深めるにつれて、この世界がどれほど油まみれなのかが分かってくる。

油に気を使うようになると、それこそ、サラダ油で揚げ物など、なかなかできない。お惣菜なども食べられない。いわゆる「隠れ油」なども気にすると、ほとんどオヤツやファーストフードには手が出なくなる。

・・・はずなのだが、

なかなか油制限はできていない実情がある。

揚げ物に潜む「酸化した油」の害

「サラダ油に含まれるリノール酸は、加熱すると神経毒(ヒドロキシノネナールという名称です。)に変身します。この神経毒(毒素)は神経細胞の生存に必須の熱ショックタンパク質というものを酸化し、これがもとで神経細胞は死んでしまい、最終的に脳の海馬という部分を委縮させます。」(P19)

引用:「サラダ油」をやめれば脳がボケずに血管も詰まらない!山嶋哲盛

サラダ油に限らず、高温で油を熱したときにできる「ヒドロキシノネナール」の害を考えると揚げ物は極力減らすべきだと分かる。これに加えて、酸化した油のリスクも見逃せない。

私は半額お惣菜や冷凍食品(唐揚げ)などが大好きなのだ。残念なことに揚げ物の油には安いショートニングが使われていることが多い。いくらマーガリンを一生懸命避けていても、お惣菜(揚げ物)を意気揚々と買っているのでは、まったく健康的ではない。

しかもスーパーや飲食店の油は、揚げ油は何度も使われて酸化していることが多い。長い時間、店内に放置されている揚げ物は酸化の極み。油は紫外線に当たると過酸化脂質になるのだ。

酸化した油のパンチ力は糖質よりも、はるかに危険。酸化した油を本気で避けようと思えば、買い食いはほとんどできない。お菓子も、アイスも、ほとんど何にでもトランス脂肪酸は含まれている。

揚げない、揚げもの

もし揚げ物が食べたいのであれば、自宅で調理することだ。できる限り、油の量を少なくする。大さじ2分の1~6杯の油、少量の油で揚げる揚げ物だ。「炒め揚げ」という感じだろうか。

「フライパンに肉がつかる程度の油を入れて、肉を揚げ焼きにする料理です。肉を油の中にしっかり沈めるのではなく、深さが3cm程度の少なめの油で肉をひっくり返してこまめに大さじで油をかけます。つまり、揚げ物とソテーの中間的な油の使い方をするのです。」(P40)

引用:「サラダ油」をやめれば脳がボケずに血管も詰まらない!山嶋哲盛

多少の手間(自分でひっくり返す)は必要だけど、油の量がぐっと減る。この方法の長所は、油の使用量を抑えることだけではない。

たくさんの量の油を使わないので、その分、良質の油(酸化しにくい油)を使用できることだ。

酸化しにくい油

サラダ油はすごく安いけど酸化しやすい。酸化しにくい油を少量使って揚げ物をすれば、油の害を少しでも減らせる。理想はオメガ3油なのに加熱調理できるサチャインチオイル。でも、あまりにも高価だから揚げ物には使えないだろう。

揚げ物なら、比較的酸化しにくい「こめ油」(できれば生しぼり)を使うと良い。こめ油には、抗酸化力が強いγオリザノール、酸化に強いビタミンEが含まれている。安い商品よりは、ある程度の値段のものがお勧め。

または、ごま油には、抗酸化作用の高いセサミンが含まれている。できれば「生しぼり」が良い。

奥さんの話だと、いくら体に良いと言ってもサラダ油の安さと比べると、かなり抵抗があるとのこと。それも分かる話だ。まあ、それくらい、揚げ物は「マレ」なものにすべきってことなのかもしれない。


大人のADHDグレーゾーンの片隅でひっそりと生活しています。メンタルを強くするために、睡眠至上主義・糖質制限プロテイン生活で生きています。プチkindle作家です(出品一覧:https://amzn.to/3oOl8tq