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自分に自信がなくて凹んでる人への「認知行動療法」のすヽめ〜いやな気分よさようなら〜

ネガティブでいる方が当たり前だということ

思い込み

久しぶりに書評書いてみようかなと思います。

今回紹介するのは、「抑うつ克服法」をテーマにした著書『いやな気分よさようなら』という本です。

今コンパクト版を紹介してますけど、それでも450ページくらいあります笑。

コンパクト版じゃなければ、800ページもあるので根気がいります笑

でも、ここで紹介している治療法は心理学的にもリバウンドがなく、直せたら直せるコツを掴めて「またこのパターンか。んじゃ解釈をまた変えよう」みたいに対策が取れていい感じ。

中でも納得したのは

反すう思考が多い人ほどうつになるんだから、反すう思考をいかに行わないかを解決すればいいんじゃないか?

ということ。

反すうとは、牛が胃から草を口にもどして何度もクチャクチャ噛む行為を指しますが、うつ病や不安症の「反すう」は、自分の欠点や過去の失敗を何度もイジイジと考え続けることを意味しております。

この気分が続くと、ネガティブな状態が続き、気分が沈む一方ですんで自覚ある人(かつての私みたいな)は是非認知行動療法に取り組んで少しでもアガっていきたいところです。

その中でもすぐに使えて、習慣化したらウジウジしなくなる『AWEREテクニック』というものを紹介してみたいと思います。

これは頭文字をとって名付けられたもので5ステップに分けて考えられたものでして

・Accept(不安を受け入れる):まずは自分の不安な思考や感情を「とても普通で自然なもの」だと受け入れる。まずは不安が存在する事実を認めるのがポイント。


・Watch(判断せずに不安を観察する):次に不安から距離をおいてながめてみる。あくまで不安は一時的な現象で、やがては雲のように自動的に消えていく存在であることを観察していく。このとき、良い悪いの判断をせずに思考と感情をながめるのが大事。


・Act(不安はないかのように、不安を抱えたまま振る舞うようにする):まるで不安や恐怖を克服したかのようにふるまい、なんの問題もないかのようなフリをして行動をする。完全に不安が消えるはずはないので、あくまで不安を抱えたまま平然とした態度で行動するのが大事。


・Repeat(以上の3ステップをくり返す):以上の3ステップを可能なかぎりくり返しましょう。不安がわくと同時に自動的に1〜3までのステップが行えるようになるのが理想。


・Expect(現実的な結果を期待する):結果に対して希望と自信を持ちつつも、決して手軽な解決を望まないこと。あくまで現実的に起こりうる障害を予想し、不安を抱えつつも行動していけばOKです。

中でも、最初の「Accept」が一番重要でして、「不安はとても自然なものなんだ」っていう自覚が持てると、「みんなそうなんだよ」って思えて一安心であります。

他にも、臨床研究から実証のあるものをこれでもかと抽出された逸品ですので、本当にネガティブから抜け出したいよって方にはオススメの1冊です。

もしできなければ、騙されたと思って『AWEREテクニック』を使ってみてくださいな。身を以てこれ効いたな〜と感じたので!

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