この人、マジで予言者じゃんか!〜マーケティングの革新〜
まーけてぃんぐ?何それ美味しいの?
マーケティングって分野はセールス本とか、お金持ちになるための本に比べると何だか馴染みがないような気がします。
その言葉の意味するところは、人によって様々ですが辞書で『marketing』を調べても『市場』としか出てきません。
それでいて、いざ調べてみると、
「4P」「マーケティング・ミックス」「3C」「STP」「セグメンテーション」「ターゲティング」「ポジショニング」「製品ライフサイクル」「競争理論」「差別化戦略」「PPM」、「CS」「CRM」
みたいな感じであれやこれやと専門用語が並んで「なんのこっちゃ?」とさらに戸惑います。
しかしながら、経済について知るならマーケティングは欠かせない分野です。
何故なら、今生き残っている会社や文化というものはすべてマーケティングの賜物だから。
上に載せている「」集団はあくまでもマーケティング戦略の部分であり、定義ではありません。
いちばん簡単に言えば、マーケティングとは
売れる仕組みを作ること
という分野です。売れる仕組みを歴史から紐解き、現代に応用することこそマーケティング戦略です。
今回はそんな歴史上の人から、現代マーケティングの基本原理を定義した偉人の本を紹介します。
50年前に予言したことがピッタリ当たってる!
偉大なマーケターは調べれば数多くヒットするかと思われます。
売れる仕組みを築けた人がマーケターなら、今をときめく経営者の名前がみんな偉大なマーケターとして扱われるからです。
そうなると多くの人にとって参考になるマーケターは誰なのか?
こういう場合は「ルーツを追う」というやり方がテキメンでして。
今のマーケティングの基本原則を最初に作った人は誰だろう?と検索すると『セオドア・レビット』という方がヒットしました。
レビット氏が1963年に初版を発行している『マーケティングの革新』が正に今バリバリに使われている売れる仕組みを出していてビビりました。
マーケターとして生きていきたいならレビット氏抜きには語れないなと。
未来思考のフレームワークという視点
本書において、学べることは多かったのですが、中でも良かったと思えたのが『未来思考のフレームワーク』の章。
その章には「社会を知るための要点」がまとまっていました。
社会を知るための要点として
好み:ファッションやアートといったものを認めさせる
余暇:余暇はエンターテイメント企業を促進させる
不安:教育がビジネスとして成り立つのは、不安だから
単純さと便利さ:手間がかからず、便利なものを求める
サービスのスピード化:速くて効率の良いものを求める
非人格化:自動販売機のように売手がロボット化すること
の6点がまとめられていて、今でも社会を知るための要点を押さえれば、商品の作成において間違いがないかと思わされました。
この本、戦後20年に出版されたとは思えないくらいぴったりと当たっていて本当に驚きました。
特に、不安から下は過渡期と言われてるくらい今現在盛んに行われているサービスです。
セオドア・レビット氏の思考は、学べば未来における着眼点が鋭くなる気しかしませんでした。
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