「ブレインダイブ」の真実！！

ご無沙汰しております。

恐らく1年以上記事を更新していなかったと思います。。

今回は、パフォーマンスをする際にお客様からのリクエストなどで最近増えている「ブレインダイブ」について解説していきます。
恥ずかしながら「ブレインダイブ」というものがよく分かっていなかったので、YouTubeで一度見ました。
なのである程度は話せるとは思うのですが、全ての動画を見たわけではないのでご了承ください。

Ⅰ.ブレインダイブとは

まず最初に、「ブレインダイブ」とは何かを説明します。
ざっくりいうと相手の脳の中に入り込み、思考を言い当てるといった「演出」です。

ここでご理解いただきたいのが、A氏が行っているのは全てマジックです。よく、占い・超能力（コールドリーディング）や心理学で言い当ててると言う人がいますが、そんなわけはありません。
ここが一番大事なので抑えておいてください！

Ⅱ.ブレインダイブのやり方

では、マジックと言っても一体どうやっているのか？
そこが皆さん一番知りたいところだと思います。

その前にまず、一般的な「ブレインダイブ」の流れを見てみましょう。
※私がYouTubeで見たものになりますのでご了承ください。

手順1：演者が観客に対し、初恋の相手を当てると言う（ここでは初恋の相手ですが、実際なんでも構いません）
手順2：観客と目を合わせ、その人の名前を強くイメージしてもらう
手順3：演者はなんのヒントもなくダイレクトに初恋の相手を当ててしまう
手順4：観客は不思議のあまり驚くか引くかのどちらか

いかがでしょうか？
ざっとこんな感じだと思います。

ズバリタネは、、、、
映像トリックです。
ふざけるなと思った方もいると思いますが、マジックの種なんてそんなものです。
もう少し詳しく説明すると、あれはYouTube上でしか成立しないものになります。
要は、手順1の前に仕込みを入れてます。
ここで言う仕込みは単なる「ヤラセ」とは違います。

撮影をスタートする前に、初恋の名前を紙などに書いておいてもらいます。
マジシャンであれば紙に書いた文字を盗み見るくらい朝飯前です。
もしくは、ピークデバイス（観客の書いた文字をマジシャンだけが見ることができる特殊なマジック道具）を使った可能性も十分にあります。
※この部分はカットされているので想像の域を超えません。

このセットを行った上で撮影をスタートします。
もう既に初恋の名前は把握できている状態なのでもちろん当たります。
更に、観客も実際に紙に書いただけで当てられているので驚きます。

Ⅲ.考察

ブレインダイブの正体は映像トリックでした。

こういった手法はかなり前から使われていて、業界では「プリショー」
と呼ばれています。

TVなどでも、楽屋や前室で紙に書かせておけば、本番が始まったと同時に初恋の名前や電話番号を読み取る演出が可能です。余談ですが、催眠なども楽屋や前室でかけていることもよくある話です。

YouTubeのブレインダイブはコンテンツとしては素晴らしいと思いますが、果たしてマジシャンとしての仕事をしているかと言えばハテナですね。。

私自身もこの手のパフォーマンスをすることはたまにあり、リアクションは確実に取れます。
ただ、メンタリストとして行う場合、あまりに不思議すぎてリアリティーさに欠けてしまうのも懸念点です。

Ⅳ.最後に

いかがだったでしょうか？
今回は今人気のブレインダイブについて解説してみました。
心理学系の記事を出していましたが、パフォーマンス系の記事の方が興味ある人が多いことを知ったのでこれからも定期的に出していこうと思ってます。
みなさまの好きなマジシャンは誰でしょうか？
ぜひコメントなどで教えてください。
ではまた！

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