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自殺念慮を抱く可能性が2倍? 南オーストラリアで消防士等の職員を対象にしたメンタルヘルスプログラムの開発が始まる

この記事では、以下のページを要約しています。
Vital Boost for Mental Health Support for Emergency Services

 南オーストラリア州で、主にエマージェンシーサービス(消防、海洋救助、救急医療など)のスタッフのメンタルをサポートすることが決まりました。オーストラリア政府は、4年間で190万ドル(日本円にして約1億8千万円) を投資します。

目的は、スタッフの増員、メンタルヘルスを支援するためのプログラムを強化するためです。対象は、16,750人を超える職員とその家族になります。

エマージェンシーサービスに従事する人々は、メンタルヘルスに影響を与えるリスクにさらされています。特に、初期対応者は自殺念慮を抱く可能性が 2 倍高く、複雑な精神的健康状態を発症するリスクが高いとされています。

新しい支援モデルでは、支援を必要とする際に、職員側の問い合わせを待つのではなく、支援者側が積極的に関わることを目指しています。

具体的には以下のような取り組みが行われます。
・メンタルヘルス問題を管理する能力を強化し、メンタルヘルス リテラシーを高めるためのリーダー研修プログラムの開発と実施

・ 自殺予防プログラムや、心理的応急処置に関するトレーニングなど、現代の健康と福祉プログラムの開発に向けた研究と評価。

・従業員支援プログラム (EAP) などの既存のプログラムのアクセシビリティと効果を向上させる。

また、職員の持つ精神疾患などに対する偏見を減らし、支援を求めやすくする風土を作ることも重要な目標です。

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