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真っ先に読んで!なオススメ記事

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#黒曜石

私は何者か、438

さよならをしたくなる。 さよならをしたくなくなる。 さよならをしたいのは、だれ。 さよな…

おきふぴあの
7か月前
5

私は何者か、428

静かに積もる塵や澱を揺らさず、損なわず、それらをただそのままに。朝陽が射し、雲が流れ、わ…

おきふぴあの
8か月前
5

冷たい水はあたまを平常に戻す。やがて圧に差が出て、水飲み鳥のおもちゃは幾度も嘴で水を飲む事を繰り返す。見ていて飽きないし、また、この仕掛け自体が永遠であるところが少し怖い。いつまで経っても回収できないものなのか、ひとなのか、見えるか、見えないか、そこにあるのに到底触れない。何か。

おきふぴあの
11か月前
3

私は何者か、407

あなたがあなただとわかったから、あなたもわたしもあんしんして、ちからもぬけて、くうきもぬ…

3

私は何者か、366

雨を怖れ、旱を怖れ、我らはただの思想である。 産まれくる前から此処にあり、 死後も此処に…

5

私は何者か、342

どきなさい。と言われても、どちらへも身を交わせないのである。ここは、綱渡りの綱の上なのだ…

4

私は何者か、338

愛を測ってはいけない。 そもそも愛とは何なのかよく知らない。 だから、簡単に求めてもいけないし、与えるなどと自惚れるな。 水をこぼさぬよう水平に保つであろう、そのように平らかに生きねばならぬ。 無論、愛を図るなど。 苦しいな。 ほんの20万年というのに。 行かねば。 私は何者か。

人といるのにひとりである。そんな寂しさは嫌である。ひとりでいるとき。心はわちゃわちゃ自問自答のオンパレード。その耳鳴り、鳴り止まず、自問自答のやまびこか。遠い山に向かい問う。遠い山は、我に問う。問い続けることで、生きていることを確かめる。こだまは返す。同じようで少し違うのである。

2

本当はほんとうに楽で、安心である。ずっと前から、私はほんとうである。本当すぎてしんどい時もありましたなー。この頃は、本当のわたしと、ここに在るわたしが一致していて、凄くいい。年を食らい、ビールを食らう。それだけである。他には何もない。悲しみも苦しみもバイバイ。普通に生きたいんだ。

5

私は何者か、291

言葉が空を切る。それ以外に何もない。風も今はない。部屋の中だからなどとあなたは言うかもし…

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眠り落ちる前に、在ることの不思議を問う。1秒の何百万分の一であっても、それがどれほど長く、重いか。何者も操ることなどできないし、寧ろ、わたしたちは既に敷き詰められた真白き石のように、運命を従順に受け入れなければならないのだ。悪戯に、偶然などと口走ってはならぬ。振り向かず行くのみ。

4

生きることが難しいことは深く考えなくても容易くわかることである。容易くわかることであるのに、あまりにも難しくて、何処かに、ぽっと灯る火はないかと、ふらふら歩いているのである。眠っていても、それは同じ。見たことのある朝を、見たことのない夜を、深い森で探している。そんなひとりである。

4

あなたのいるところから何が見えますか。わたしは見えますか。あかく燃えるような夕空は見えますか。ポテポテと歩く小学生は見えますか。池の上をすーいとゆく風が見えますか。横断歩道の手前で翻る蝶の羽が見えますか。航海士の顎の髭は午後の遅い光に輝いていますか。愛するものたちは、見えますか。

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私は何者か、281

こんなふうに、恋をしている自分が其処にいるのはとてもふしぎである。beingとして、我はとどまり、刻は過ぎゆく。それにしてもの、2年半。頽れることなくバベルの塔か、ピサの斜塔か。努力など無くして、人を好きでいられる最長不倒である。無論、小学校6年生の担任とは既に何十年も心の相棒ではある。人を好きになって ingの場合、時々、脳みそが動かなくなる。フリーズ。ぴったりと、その、ふたつの存在の隙間がなくなるように、考えることのニッチなところさえ、蓋をしてしまいたくなるのだ。いてもた