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セルフイメージが自分のあり方を決める

私たち人間は無意識のうちに、自分のイメージに合わせて考え、選択し、行動しています。 したがって、自己イメージが高い人は、自分の理想を実現し、輝かしい人生を送るのに役立つ選択をし、行動を起こすことができます。

セルフイメージとは?

セルフイメージとは、自分自身について持っているイメージ、自己認識、信念です。
例えば、「私は明るいことしか得意ではない」とか、「私は緊張している」などのこと。

残念ながら、自己イメージが低い人は、自分の可能性を最大限に発揮することができません。 反対に自己イメージが高いという人は、自分の力を最大限に発揮できます。 したがって、充実した人生を送るためには、セルフイメージを高めることが重要です。

セルフイメージと自己肯定感の関係

自己イメージと自己肯定感は密接に関係しています。

オーストラリアの心理学者であるアドラー氏によると、「自己イメージが低いことに気づき、自己イメージを修正して変更すれば、自己肯定感を高めることができる」といっています。

自己肯定感…自分には価値があると思う信念
セルフイメージ…ある領域(分野)に価値があると思うこと

たとえば、現在の収入が少ないが自尊心の高い人は、自分には価値があると信じることができます。 また、無意識のうちに高収入を得られると信じているかどうかは、セルフイメージ(私はそうあるべき)にかかっています。

セルフイメージはどのように作られる?

セルフイメージは5つの要因で作られると言われています。

教育、環境、常識、経験、学び

たとえば、学校のテストで良い成績をとれば自分は頭のいい人だと思うかもしれませんし、大勢の聴衆の前でプレゼンテーションをすると緊張してお腹が痛くなることが多いと思うかもしれません。

セルフイメージは書き換え可能

私たちは皆、無意識のうちに自分のイメージと一致する思考、選択、行動を行っています。 セルフイメージは5つの要因によって作られますが、同じく、わたしたちは無意識下でセルフイメージにともなった行動や選択をします。

例えば、「重要なプレゼンで必ず失敗する。多くの場合、失敗を避けるために過剰な回避行動をとってしまい、無意識のうちに本来のパフォーマンスを発揮できていない」というセルフイメージを持っているとします。

それによって、失敗したくないと過度な回避行動を起こし、本来持っているパフォーマンスを十分に発揮できていないことが、本人が自覚することなく起こっているケースが多いのです。

セルフイメージを書き換える方法

セルフイメージを書き換える方法は、「イメージトレーニングをすること。
これは、イメージ トレーニングに関する有名な実験の 1 つです (オーストラリアの心理学者アラン リチャードによるバスケットボールの実験)。

 実験の選手は3つのグループに分けられ、フリースロー能力が測定され、各グループに次のような指示が与えられました。

グループ A...1 日 20 分間フリースローを練習する
グループB・・・フリースロー練習なし
グループC…1日20分のイメージトレーニング

20日後に再度フリースロー能力を測定したところ、以下の結果となりました。

グループA...フリースロー能力が24増加
グループB…フリースロー能力に変化なし
グループ C...フリースロー能力が 23% 増加

実際に練習したグループとイメージトレーニングのみを行ったグループの間で増加に有意差はありませんでした。 こういう風に、イメージトレーニングによって成功体験を積み重ねることにより、ポジティブな感情となり、セルフイメージを高めることができます。

結論

セルフイメージが高いと、自分の強みを最大限に発揮し、理想を実現する力を高めることができます。 自己イメージを高めるには、毎日成功事例を想像するように努めるべきです。

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