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漢方薬って、苦いかな?

メンタルでもポピュラーになってきた、漢方薬。 
本来は、この病気にはこの薬を!ではなく、
あなたの症状に合わせて、というパーソナルなもの。
とはいえ、うつ病には?パニック症には?などと、
私などは気になってしまう。 
そんな漢方薬の事を。


漢方は、脈診・舌診・腹診を経て、
治療をし薬が決まるそうです。 
そこで大切なのが「虚」と「実」だそうです。 
とっても簡単に言えば、虚弱か虚弱でないか。 
胃腸の調子などがバロメーターになるそうです。
選定には、主に症状に合わせる「標示法」と
体質合わせる「本治法」があるそうです。


うつ病の治療でよく使われるのが

☆香蘇散
☆半夏厚朴湯
これは不安感が強い場合に、使われる。 
香蘇散はファーストチョイス。
のどが詰まる感じがする場合は、半夏厚朴湯が多いという。 
小柴胡湯と合わせた「柴朴湯」は、不眠症にも使われるそうです。

☆抑肝散  
気持ちがぞわぞわしたり、イライラなどに効果がある。 
瞼の痙攣、手足の震え、チックにも。 
体力が低下している場合は、陳皮半夏を加える。

☆六君子湯  
抑うつが根本にある食欲不振、吐き気に。 
虚証の人向け。

☆加味帰脾湯  
虚証(体力がおちている)で
貧血気味や肌がカサカサになっているの人が、
不眠、不安感、気力の低下を覚える場合に良く処方される。 
実証(割と体力がある)の人には、向いていない。 
かえって症状が悪化する場合もあるそうです。

女性向けの漢方薬は・・

☆加味逍遥散  
更年期障害には、まずこれ! 
様々な身体の症状がでる不定愁訴に。 
午後になると熱っぽくなる人には最適らしい。

☆女神散  
のぼせ、めまい、生理不順など、ピンポイントに効く漢方薬。 
産後うつにも。

☆黄連解毒湯  
実証のひと向け。 
いらいら、不眠、耳鳴り、胸苦しさに効くという。

☆当帰芍薬散  
冷え性、生理不順、頭が重く感じる時、貧血、肩こりに。 
虚証のひと向け。

関係ないようにみえて、実は身体の冷えとメンタルは密接に絡み合っている。 胃腸の冷えは、脳の活動を鈍らせる。

漢方薬は、抗うつ剤などの副作用を抑える目的でも
使われるそうなんですって。

☆便秘には  大黄甘草湯(実証)、麻子仁丸(虚証)
☆口の渇き  五苓散(実~虚)、白虎加入湯(実~中間)
☆肝機能障害  小紫胡湯(実~中)、補中益気湯(虚証)
☆むくみ  防已黄耆湯(中~虚証)
☆低血圧、起立性障害  半夏白朮天麻湯(中~虚証)     

などなど


ところで、風邪のひき初めによく飲まれる「葛根湯」。
実は精神安定の作用も持っているんです。
風邪には「葛根湯」 おすすめです!


余談。。
漢方薬は、
「証」と呼ばれる体質によってのタイプが幾つかあります。 
元気な「実証」と虚弱の「虚証」以外にも、
薬の種類によってのタイプ分けも。
例えば、葛根湯が合う人は「葛根湯証」、
桂枝湯が合う人は「桂枝湯証」のグループ、というように。
じゃあ、自分にはどれが合う?どの証になる?
すご~くざっくばらんの方法ですが、
「舐める」のが良いそうです。
少しだけ舐めてみて
「うぇ・・これ、どうにもダメ!口に合わない!」
というのは、体質に合ってないから。
「これぐらいなら、大丈夫」なら、それはあなた向け。
ペロッと、舐めてみて👅

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