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うつ病の基本的な事を考えてみる

基本的な事に立ち返って、考えてみる。

うつ病は、脳の病気だ。
主な症状が、精神的な面で出る事が多いだけ。 
気の持ちようだとか性格が原因だとかじゃ、断じてない! 
ストレスにより、
脳の神経回路が誤作動を起こしたことによるものだ!

「憂うつ」の事を、「抑うつ」ともいう。 
それが何日も続くと「抑うつ状態」となる。
その「抑うつ状態」がさらに酷くなり、食欲もなくなり、
眠れなくなり、身体も思うようにはならず、
消え去る事ばかり考えてしまうのが、
「うつ病」。

うつ病になると、「欲」が驚くほど持っていかれます。 
睡眠欲、食欲、性欲。
確かに、欲求にはもともと個人差があります。 
どこでも寝る奴。食いしん坊。ドスケベ。 
でも、うつ病になると、全てが低下してしまうんです。
生きる力を奪うかのように。
かと思うと、逆に暴走することもある。
例えば、後で吐くとわかっていても、
食べたい衝動を抑えきれない時もある。 
自分ではどうしようもできずに苦しむ。

うつ病の時に処方されるのは、
主に抗うつ剤・抗不安剤・睡眠導入剤。
うつ病になると、脳内でセロトニン、ドーパミン、
ノルアドレナリンなどの神経伝達物質が不足します。 
抗うつ剤の多くはこれらの生産を調整するための薬です。
抗うつ剤も、さまざまな種類があります。
抗うつ剤がその人に合うかどうかの確率は、
約70%だと言われています。
合わない場合は薬を何度も変える事になるから、たまらない。
問題は、副作用。
頭痛や吐き気、めまいや胃の不調、むくみや浮遊感など。
この副作用さえなければ!と思います。

うつ病治療、薬物療法がメインですが、
心理療法も取り入れているメンタルクリニックも多いです。
クラシカルではあるけれど基本的な精神分析療法から、
現代的な認知行動療法も。
認知行動療法はうつ病にとても効果があるとされていて、
保険適用の場合もあり。
肝心なのは、そのひとに合うかどうか。
心理療法のやり方もそうだし、
なにより心理士さんと相性が大きいんじゃないかな、と思います。

「うつ病は3ヶ月以内に回復する」
と書いてある本やサイトを見かけたりすることがあります。
私はそういう人の話を見聞きしたことはありませんが、
ラッキーな方もいるのでしょうね。
ただ、症状が出だしてから最初の3ヶ月が重要!ということなら、
頷けます。
症状が出だしてから3ヶ月の間に
適切な治療を受けて充分な休息をとる事が、とても大切。
それは後々、響いてきます。
うちも最初の頃、少し無理をしてしまったかな?と思ってます。
精神科受診は勇気がいるし受け入れるのには
時間が係ると思いますが、
辛いと思ったら休息をとる事。 
それが回復への近道だと思います。

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