見出し画像

アレキサイミアとアレキシソミア

「アレキサイミア(失感情症)」、聞いたことありますか?
感情が無いこと?と誤解されがちですが、実は感情を言葉などで上手く表現できない傾向のこと。  例えば、友達と喧嘩をした時、悲しいとか腹立たしいとかの感情をそのまま言葉にできないこと。

アレキサイミアは喜怒哀楽が薄いように見られる、とも言われます。 でも実は、感覚はむしろ過敏の傾向があるそうです。 過敏だけれど、感情と言葉がリンクしていなかったり、自らを抑えつけていたり。  強いストレスに常に晒されている人や、ASDの方、子供の頃に虐待やいじめにあった人に多いといいます。

アレキサイミアが、うつ病をはじめ他のメンタルの病気につながることが多いそうです。 特に現代は、抑圧された社会ですから。 予防したり緩和させるのには、ヨガやマインドフルネスなどで、自分自身を見つめることがいいとされています。 実は、私も、ちょっとだけ、その傾向があるかも💦

「アレキシソミア(失体感症)」
アレキシサイミアは感情の表現の問題でしたが、アレキシソミアは身体の話。  アレキシソミアはメンタルから来ている頭痛や腹痛など痛み、肩こり、不眠などの身体症状が常態化し、感じなくなる事です。
メンタルからくる痛みは苦しいのに、その苦しみを心が抑えこんでいるうちに、アレキシソミアになる人が多いそうです。 長くうつ病に悩まされている人の多くが、アレキシソミアになっているとも言われるそうです。  頑張って我慢してしまう。 痛くてしんどいはずなのに。

アレキシソミアに陥り易いのは
1)自覚はないのに、周りの人から「無理し過ぎていない?」と言われる。
2)休息よりも仕事を優先する
3)疲れていると感じない
4)休みたいと思わない
5)満腹感を感じない
6)緊張しているかどうかわからない
7)体調管理ってよくわからない
思い当たる人は、要注意!

アレキシサイミアもアレキシソミアも、自身の中にある声。 でも長いことうつに晒されていると、辛いとか痛いとか言えなくなってしまうのも分かる気がする。
ある精神科医は患者にこう聞くそうです。
「それで、身体はなんて言ってるの?」
耳を傾けてみて



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?