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アルコール依存症底つき経験

普通に生きていれば一生しなくて良い経験、本日は私の底つき経験のお話しです。

連続飲酒の始まり

2018年11月中旬位から遂に始まった連続飲酒状態。

朝起床、早速ビール×2本→会社を早退して昼から夕方までビール×3本→夕御飯は1人外食でチューハイ×3杯→寝れないので向精神薬+睡眠薬+ストロング缶×1本で就寝→途中で目覚めてビール、、→朝へ

こんな日が2週間程続きました。自分がお酒臭いのが分かる。手も終始震えている。肝臓が悪いからか手のひらが赤い、斑点が身体に存在している。一日中灰色の世界にいながら、気持ち悪くて吐き続ける、そんな状態でした。

どう考えてもアルコール依存症なのは気付いていました。ただ、お酒が自分の意志で止められない。どうしても止められない。この一杯で最後にしようと思っても、お酒が切れると襲ってくる離脱症状でどうしても飲んでしまう。歯磨きとかお風呂とか入る余裕も無く、ただお酒を飲むだけです。

底つき経験

これが、アルコール依存症末期の連続飲酒状態でした。どこまでも落ちて行けそうでしたが、遂に底つきが来ます。

何時も通り朝から飲み続けていました。会社も休んで。そんな自分が嫌になったのか、夜1人でスパークリングワイン×1本、ビール×2本、ストロング缶×2杯でブラックアウトしました。その際無意識で向精神薬を10錠以上飲んでました。

起きたら猛烈な二日酔いと頭の痛さ。目の前に転がる酒瓶と向精神薬の空のシート。1人飲みでブラックアウトとODの同時経験は無く、下手したら死んでいたかもしれない、、自殺行為に等しかったと、急に我に帰りました。

これが底つきの瞬間です。自分がお酒のコントロール外となり、死んでしまってもおかしくない行為をしていた。お酒を少し控えよう。ここまで行ってようやく私はお酒を控えるという選択肢が出てきました。これが結果的には底つきでした。

底つきの行き着く先は死

アルコール依存症は下り坂を転がっているボール、というイメージで例えられます。どこまでも加速しながら落ちていける、お酒を止めてもそれはストッパーで止めているだけ、スリップすればまた下に落ちていきます。

依存症の底つき経験は人それぞれですが、底の底はありません、行き着く最後は死です。お気をつけ下さい。


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