見出し画像

Carver マニア

反復練習

・サーフィンで、実際に波に乗る時間は3秒から10秒
・この短時間の繰り返し動作で、筋肉記憶を鍛えるのは困難
・人によって波への反応も異なる。

Carver のモデルの選び方

大事なのは、ホイールベースの長さパーツの選定

特徴を理解しよう

ホイールベース

トラックからトラックまでの長さ。長ければ長いほど安定性は増すが、旋回半径が広くなる。短ければ短いほど旋回半径は狭くなり、直進安定性は減る。自分のターンの大きさに合わせて選ぼう。

ベアリング

ウィールをスムーズに回転させるパーツ。

ウィール

・ノーマルウィール(直進性能高い、グリップ力低い、スライド系のアクション向き)
・コンケーブウィール(直進性能低い、グリップ力高い、ターン向き)

トラック

・CX(オールラウンド)
・C7(ターンの限界値が高く、ドライブターン向き)
・C5(ターンの限界値は低いが、エアーなどのアクション向き)

レールワーク・ボトムターン・ドライブ(フロントサイド)

※サーフスケートの練習ではプロテクターをつけて勇気をもらい、思いっきり練習しよう。
・自分のレベルに合った練習方法を取ろう。
平面→斜面の順番で動きをしっかりと習得しよう。
また、常にサーフィンでの動きをイメージしながら練習しよう。

基本動作(レールワークの動きの習得)

「足首」と「膝」を意識しながらレールワークの動きを習得しよう。
身体が連動していることが非常に大事。
クロールのような手の動きや、ボクサーが交互にパンチをするような動き。

・行き先を見る。目線は行きたい方向を常に見よう。
・「つま先」と「かかと」の柔らかな荷重移動をしよう。
・「膝の開閉」を行い、スピードを更に出そう。
・前足はトラックの真上に置く。(ターンの軸となる場所だから。)

ボトムターンの動きの習得

「手のひら」を意識しながらボトムターンの動きを習得しよう。

・手のひらを上下に動かすことを意識しながら体重移動をしよう。
・レールを入れてターンするには「小指」の意識を使い、「つま先」と「かかと」の荷重移動をしよう。
・肘を脇よりも上にして、手はリラックスして下げている状態(体幹の近くにある状態)が、最も反応してくれる基本体勢。
・手のひらの上下を意識しよう。

ドライブの動きの習得

ボトムターンの後のドライブでは、「ランジ」を意識することでドライブ(ターンの伸び)を習得しよう。

・サーフィンでは「ターンの出口」で加速をさせる事が必要になる。
・サーフボードを海の上で加速させるには、骨盤を前に押し出し、「ランジ」の習得が必要になる。
・両手でハンドルのように棒を持って行うとコツを掴みやすい。

トップターン(フロントサイド)・一連動作(フロント・バックサイド)

トップターンの動作のポイント

・膝を楽にして、進行方向を見る。
・進行方向に荷重をかけるために、行きたい方向を見よう。
・膝を進行方向に向けて、屈伸しながらターンを調整しよう。
・ターンが完了するまで圧力を維持して「我慢」しよう。

トップターン

膝を意識しながら、見る(重心移動)→ひねる(回転運動、レールが入る)→屈伸(屈伸運動、ドライブする)、の動きを習得しよう。この順番を守ることが大事。タイミングもとても大事。

コーヒーカップトレーニング

コーヒーカップで意識を作り、姿勢と動作を習得しよう。
ただコーヒーカップを持つのではなくて、ドライブさせるためにターンの出口でしっかりと伸びあがる。コーヒーカップは薬指、小指、親指で持つ。

コーヒーカップトレーニングのポイント

・コーヒーカップは優しくもち、常に視野の中に置く。
・手首で左右にコーヒーをこぼし、重心移動の動作を習得する

・コーヒーカップで先導し、「倒す」動作を習得する。
・コーヒーカップで先導し、「倒す→屈伸→ホールド→解放」する動きを習得しよう。

ニュートラルポジション

Carverの上でニュートラルポジションをとる練習をしよう。

・骨盤を前に向ける。
・進行方向を見る。
・体幹を使って、軸をベースに身体を動かす。
・「身体で前を見る」身体全体で前を見て、バランスの取れた態勢をとろう。

フロント・バックサイドの一連の動作

フロントサイドのボトムターンは、バックサイドのトップターン。
バックサイドのボトムターンは、フロントサイドのトップターン。

フロントサイドトレーニング
①プッシング
②ニュートラルポジション
③倒す
④ホールド
⑤ニュートラルポジション
⑥ひねる
⑦ニュートラルポジション

バックサイドトレーニング
①プッシング
②ニュートラルポジション
③ひねる
④ニュートラルポジション
⑤倒す
⑥ホールド
⑦ニュートラルポジション

トップターンは「膝」を意識しながら、「見る→開く→ひねる→屈伸」の動作を練習しよう。一連の動作を繋げて練習して、身体の動かし方を習得しよう。

ドロップイン・屈伸と解放

斜面こそサーフィンの練習に最適。
斜面で行う動作は、サーフィンの動作を楽にするための重要な練習。

・重力を使う
平面では、左右のひねりで「遠心力」を活用して加速。
斜面では、膝の上下の屈伸で「重力」を活用して加速。
※重力に逆らわないことも大事。

・斜面練習時のポイント
「左右」の動きから「上下」の動きへと変える。

ドロップイン

・加速をする。緊張して硬直し、後ろ足荷重にならないように注意する。
・小指で荷重をコントロールする。
フロントサイドは、小指を下に、つま先重心。
バックサイドは、小指を上に、かかと重心。

屈伸と解放

身体全体で推進力をつける。

・波の上をライドするイメージを持つ。
・顎は上げ、進行方向を見て、両手を振り出し、身体を前へ押し出す。
・目標を明確にする。どこに向かって進むのかを明確にする。
・屈伸動作と解放動作を組み合わせて加速をする。

・手で斜面をなぞる。
EASY=身体の動きは最小限として、両手と斜面を調和させるイメージ
BUSY=腰が曲がり後ろ荷重となり、身体を筋肉で動かしすぎる。

・斜面で練習をして、サーフィンの動作を楽にしよう。
・ドロップインでは、前足荷重で重力に沿って加速しよう。
・身体の動きは最小限として、両手と斜面を調和させることをイメージ。

加速・カービング・カットバック(フロントサイド)

・斜面でのドライブ(加速)

重力を使って加速する。
斜面で行う重力がかかる時のみ加速する為、動作の使い分けが必要。
・compress 降りる時に、屈伸動作
・extend 上る時に、解放動作

動作のタイミングを見極める。縮みながら平面に入る。降りる時に縮み、上る時に伸びる。

フロントサイドの加速は難しい

・前の手が視界を妨げる
・身体の動きが不自由になりがち
・横乗りの体勢になりやすい
これらの理由から、フロント側の加速は難しい。

なので、肩を開く(肩を開き、進行方向を見るようにする)と良い。

カービング

カービング、トップターンは三つの動作を順番に行おう。
①見る
②ひねる
③押し込む

・目を進行方向に向け、肩を開き、手と足で押し込む。
・大きく回り、ターンを引き伸ばす。レールで加速する為に大きく回る。(急に曲がるとレールが抜けて、崩れてしまう。)

ラウンドハウスカットバック

三つの動作を繰り返し、八の字を描こう。
①ひねる
②見続ける
③落とす

・常に進行方向を見て、腰を回して捻る
・八の字を描き、目標にたどり着くまで視線をブラさない。(レールを入れ続ける必要があるため。視線がぶれるとターンが上手くできない。)

・屈伸動作と解放動作をタイミング良く行い、加速をしよう。
・カービングとトップターンは「見る→ひねる→押し込む」動作を意識。
・カットバックは「ひねる→落とす」を繰り返し、八の字を描こう。

加速・カービング・カットバック(バックサイド)

バックサイドの斜面でのドライブ

重力を使って加速する。斜面で行う重力がかかる時のみ加速する為、動作の使い分けが必要。

加速動作はフロントサイドと同じ。
・compress 降りる時に、屈伸動作
・extend 上る時に、解放動作

バックサイドの加速の方が怖くない。
屈伸動作のタイミングを見極めよう。
・縮みながら平面に入る。
・上る時に伸びる。

カービング・トップターン

バックサイドでは、フロントサイドと同じ動きを逆にして理解しよう。

カービング
①手を上げる
②到達するまで見続ける
③落とす

板をより高く上げるために、前の手を頭上に上げる。
前の手を頭上に上げて、身体を引き上げて上る。膝に荷重をかけてターンする。

ラウンドハウスカットバック

①前の手
②後ろの手

・最初のターンでは「前の手」で身体を引き上げ、次のターンでは「後ろの手」で身体を引き上げる。
・八の字を描く。
・前足荷重を忘れない。
・手でコントロールすることで、ボードと調和しながら進むことができる。
・肩をしっかりと開く。

・バックサイドの方が、恐怖心がなく挑める。
・カービング、トップターンでは進行方向の手で身体を引き上げる。
・ラウンドハウスカットバックは左右の手を交互に引き上げる。