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【大学受験】やる気も疲れる時がある?

こんにちは、青山学院大学の1年生、ジュラです。今回の記事では、受験生の皆さんに役立つ「やる気とモチベーションの管理」についてお話しします。特に、やる気が疲労するメカニズムと、その回復方法について詳しく解説します。受験勉強は長期戦ですから、モチベーションをうまく維持することが成功への鍵となります。


やる気は筋肉と同じで疲労する

やる気を維持するための意志力は、筋肉と同じように使いすぎると疲労することをご存じでしょうか?この現象を「自我消耗」と呼びます。長時間の勉強やストレスが続くと、意志力が消耗し、やる気が枯渇してしまいます。

我慢し続けるとやる気が枯渇する

アメリカの心理学者、ロイ・バウマイスター博士が行った興味深い実験があります。参加者を2つのグループに分け、一方のグループにはチョコチップクッキーを好きなだけ食べてもらい、もう一方のグループにはクッキーを我慢してラディッシュ(大根)を食べるように指示しました。その後、絶対に解けないパズルに取り組んでもらい、ギブアップするまでの時間を計測しました。

その結果、クッキーを食べたグループは平均19分間パズルに取り組んだのに対し、ラディッシュを食べたグループはわずか8分でギブアップしました。目の前にあるクッキーを我慢したグループは、そのことに限りある意志力を消費してしまい、パズルに取り組むモチベーションを維持できなかったのです。

意志力の回復とトレーニング

この研究からわかる重要なポイントは、意志力は筋肉と同じように休めば回復するし、鍛えることもできるということです。努力が必要なことでも繰り返すうちに習慣となり、意識せず行動できるようになれば、自我消耗を避けられます。

例えば、子供が目の前のマシュマロを我慢できるかどうかを観察した別の研究では、よく耐えた子供はマシュマロを見ないように目をふさいだり、歌を歌って気を紛らわしたりしていました。こうしたスキルはトレーニングによって身につけることができます。

具体的な実践方法

1. 短い休憩を取り入れる

勉強中に短い休憩を取り入れることで、意志力を回復させることができます。例えば、25分勉強して5分休憩する「ポモドーロ・テクニック」を試してみてください。

2. 小さな目標を設定する

大きな目標を小さなステップに分けて設定しましょう。小さな達成感が積み重なることで、モチベーションを維持しやすくなります。

3. 気分転換を図る

勉強に疲れたら、軽い運動や趣味に時間を使って気分転換を図りましょう。これにより、意志力を回復させることができます。

4. ポジティブな自己対話

自分に対してポジティブな言葉をかけることも効果的です。「自分ならできる」「頑張っている自分は偉い」といった言葉で自分を励ましましょう。

5. リラクゼーション法を取り入れる

深呼吸や瞑想など、リラクゼーション法を取り入れることでストレスを軽減し、意志力の回復を助けます。

まとめ

やる気やモチベーションを維持するためには、意志力が疲労するメカニズムを理解し、適切に休息や気分転換を取り入れることが重要です。また、意志力を鍛えるためのトレーニングを行うことで、長期的な勉強においても持続可能なやる気を保つことができます。受験勉強は確かに大変ですが、上手に自分をケアしながら進めていくことで、きっと成功に近づけるはずです。

この記事が少しでも受験生の皆さんの役に立てば幸いです。次回も、役立つ情報をお届けしますのでお楽しみに!

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