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[MENTA対談]経理からエンジニアに!面接で採用担当に響くポイントとは?

こんにちは!

「教えたい人」と「学びたい人」を繋ぐマッチングサービスMENTAの公式キャラクター、MENTA君です🦊

今回は、エンジニア転職を成功された飯塚さんに、コロナ禍での転職活動や、どのように面接を乗り越えられたかなど、詳しく伺いました!

<メンティー>飯塚さん 東京都在住、29歳。アパレルの販売から経理を務め、1年ほどの学習期間を経て、2022年2月からECのマーケティングツールを作る企業で、Ruby(Rails)エンジニアに。

<メンター>安達さん(@adachin0817)通称あだちん ホスティングや大規模な広告配信のインフラエンジニアとして数社携わる。SREとして2018年にランサーズへ入社。現在はランサーズ本家のインフラを改善中。MENTAでは、総合ランキング上位であり、未経験向けにインフラのメンタリングをしている。

プログラミングとの出会い

飯塚さん

飯塚:経理の仕事をしている時に、会計実績の分析などの力を身に着けたいと思いリサーチしていたところ、「データサイエンス」のキーワードを見つけました。調べていくうちに、国から補助を受けられるスクールを見つけたので、そこで統計学や数学、機械学習をPythonで組むことから始めました。そこで初めてプログラミングに触れて、楽しいと思いました。それから段々とプログラミングで物を作ることに惹かれて、エンジニアを志しました。

MENTA君:その後は、どのように学習をされていましたか?

飯塚:2021年の1月からRubyを勉強し始めて、オンラインのスクールにも入って学びつつ、オンライン教材や書籍等も使って独学もしていました。そこから、入っていたスクールの方から案件をいくつかいただいて、実際にアプリケーションを作成して、ポートフォリオを作成も進めていき、スキルを高めていきました。

コロナ禍で、見つめ直したキャリア

飯塚:元々は、経理から税理士を目指していました。なので、税理士の勉強を2019年からしていて、その後コロナの波が来て、初めて1人で自宅で仕事をする状況になったときに、考える時間が多くできました。

そこで、このまま税理士の道へ進むことが、自分の本当にやりたいことなのか等色々と考えるようになり、エンジニア、データサイエンスの方に進んで、やっていきたいと思ったことがきっかけですかね。

MENTA君:税理士よりもエンジニアが魅力的に思えたからだと思うんですが、それはどの部分だったんでしょう?

飯塚:そうですね。税理士の試験制度は相対評価というところで運の要素もあり、年単位の学習時間を費やしても、万が一合格しなかったら…という不安がずっと付き纏っていました。だったら、もう一つの選択肢として興味のあったエンジニアに挑戦したいなと考えました。

何度も諦めかけたエンジニアへの道

飯塚:プログラミング学習自体は、すごく楽しかったです。ただ、やっぱり転職活動がすごく辛かったですね。何度も落とされることで、今までの経験を否定された気分になり、そこが特に堪えました。

あだちん:メンターとしてフォローし終わった後も、頻繁に飯塚さんと連絡を取っていたんですが、どこも受からずで、1度エンジニアを諦めようとされていたんですよね。

飯塚:そうですね。結果としては4社内定をもらって、そのうちの1社がエージェント経由で、その会社に行く事になりました。

MENTA君:合計で何社ほど受けられたんですか?

飯塚:wantedlyでは、100社ほどエントリーしていました。面接は、20〜30社ほどですね。

あだちん:未経験からのエンジニア転職って簡単と思われがちですが、実際は厳しい世の中ですよ。逆に中途採用で有名なエンジニアや実力がある人は引く手数多なので、カジュアル面談で話していたら、実績・経験がすぐに伝わるので、すぐに選考に進んでほしい流れになります。

企業は、優秀なエンジニアを取りたいので、待遇をあげてオファーを出します。ただ、最近だとエンジニアになりたい人が多くいることもあって、未経験者を採用することは、判断もしづらいですし困難なんです。経験以外の部分で、地頭の良さや会社で活躍してくれそうかを見極めなければならないので。

そこに関して飯塚さんは、AWSのインフラ構築が全然できず、MENTAで私のプランを利用しました。その後、毎日学習を続けて、slackでも何度も質問をしていたので、その勤勉さや諦めない部分が、内定もらった会社に評価されたのではないかなと思います。

エンジニアとして入社して、毎日の勉強を怠らず、自分をブランディングすれば、将来的には自分の成長したい企業に行くことも不可能ではないので、まずは目の前の仕事を頑張りましょう。

▼実際に、飯塚さんが利用されていたプラン

MENTA君:内定が取れた時とそうでない時で、面接での違いはありましたか?

飯塚:そうですね。何が悪かったかというのは、はっきりしていました。
それは、どの面接でも熱意が伝えられなかったことだと思っています。

それで、最後に面接を受けた会社で、ようやく「これが熱意なんだ」と気が付いたことがあって、その会社の業界や事業に対して、自分の経験や経験談を交えて、ビジョンを語れるかどうかが、熱意を表す1つの方法で、それが足りなかったんだなと、最後に気がつきました。

あだちん:アプリケーションエンジニアはユーザー目線が必要で、どういう機能があれば、便利になるだろうかといったところが問われるので、企業にとってもサービス精神愛がある人を採用したいですよね。

成功のカギは?

飯塚:転職できた今だからようやく言えるんですが、あだちんさんと出会ったことが1つの鍵だと思っています。リップサービスとかではなくて、改めて考えてみても、あだちんさんのおかげだなと感じています。

私があだちんさんに頼ったきっかけは、AWSが全くわからなかったところからだったんですよね。今の未経験者転職のポートフォリオのレベルって、AWSでのサーバー構築やCircleCIでの自動デプロイ、Dockerで環境開発とかって、できて当たり前のラインだと思うんですよね。でも、1人だったらそのラインに到達できていないので、今回受かった4社も、たぶん相手にしてくれなかったと思います。そう考えると、間違いなくMENTAであだちんさんに出会えたことは、大きな鍵になったと思います。

あだちん:エンジニアへのロードマップというところで、未経験で勉強している人たちにとって、何から勉強したらいいのかわからないという声をよく聞きます。その中でも、インフラの勉強って調べてもロードマップ化されてないんですよ。AWSのロードマップはあったとしても、AWSだけを操作するということは基本ありません。そのため、アプリケーションを公開する一連の流れを理解するということが重要です。例えば、自分で開発環境を構築し、ポートフォリオ作り、AWSで公開するというところが、できて当たり前になります。

AWSでモダンな環境を実装している人もいますけど、そこまで私はやる必要ないかなと思っています。例えば、コンテナでのインフラの運用は、Linuxでの運用経験がある前提なので、学習コストも高く、敷居が高いと思います。なので、飯塚さんにはAWSでのインフラ設計で基本的な構成をフォローしました。

間違えてポートフォリオのサーバーを削除してしまった!?


MENTA君:あだちんさんにメンターになってもらってから、学習スピードや質も上がりましたか?

あだちん:どうでしょう、質も上がったんじゃないですかね!笑 初めは、私がサーバーの設定を説明しながら進めていき、構築を進めていきました。そういえば、本番環境を削除しちゃったんでしたっけ?

飯塚:そうです、、苦笑

あだちん:そうでした!笑 会社のサーバー等を消すと洒落にならないので、気をつけてくださいと厳しく伝えましたね。ただ、学習期間中にそういったトラブルが起きてしまうことも勉強の一つになると思います。

MENTA君:現場に入る前に、その重要さを知れるというのは、かなりいい経験ですね。

インフルエンサーの言葉がきっかけで

飯塚:エンジニア界隈のあるインフルエンサーの方が、TwitterでMENTAを紹介をされていて知りました。今は安価で良質な教材も豊富だし、メンターはMENTAというサービスで契約して、勉強するのがコストパフォーマンスもいいよと。そこで、MENTAを知って、自分でも調べてみたら、面白いなと思って、ちょっと試してみたというのがきっかけですね。

MENTA君:面白いなと思ったところってどこでしたか?

飯塚:師弟関係を結ぶようなサービスというのが、他にはなくて面白いと思いました。

MENTA君:MENTAには3000人と多くのメンターさんいらっしゃるんですが、その中であだちんさんをどう見つけたんですか?

飯塚:メンター募集※をして、その時に声を掛けていただきました。

※メンター募集:自分の悩みを投稿して、それにメンターが反応してくれる掲示板

MENTA君:そうだったんですね!メンター募集をされて、他のメンターさんからも反応があったかと思うんですが、あだちんさんを選んだ理由って何でしたか?

飯塚:その募集へのあだちんさんからの声掛けの段階で、レスポンスの速さに感動したんですよね。特に印象に残った方があだちんさんでした。

MENTA君:メンターさん探しに苦戦してる方もいらっしゃるんですけど、そういう方におすすめの探し方ってありますか?

飯塚:(メンタリングを受けたメンティーさんの主観に寄るので)評価の星は、当てにしすぎない方がいいなと思っています。笑 契約前にメッセージのやりとりができるので、そこで判断してみるのは良いかもしれないですね。

やりとりをする中で、その後の質問に対する回答の速度や的確かどうか、フィーリングが合うか等の雰囲気が掴めたので、まずは、メッセージで少し聞いてみるのはいいかと思いますね。

あだちん:フィーリングも大事ですね。私もメンティーさんと相性が合わないこともあります。今後、受け持ったメンティーさんがエンジニアになって、もしかしたら一緒に働く可能性もあるので、そういう方と繋がって一緒に業界を盛り上げたいなという思いもありますね。

MENTA君:転職先では、どういったお仕事をされるんですか?

飯塚:ECのマーケティングツールを作る企業です。Ruby(Ruby on Rails)をメインに扱うエンジニアとして働きます。

エンジニア転職を目指す方へ

飯塚:あくまで、主観的な考えではありますが、未経験からのエンジニア転職は特別なものとされているところがありますが、一般的な転職活動と本質的には同じだと考えています。

なので、私のように30歳前後の年齢で在職中の方は、そこでの仕事を疎かにしたり、嫌だから次の会社へ行くみたいなことではなく、現職で何かしらやりきって、自信を持てる実績や自分ならではの仕事観を身に着けてから、次の会社へ行くのがいいと考えています。

というのも、最終的に私が評価されたところが、現職の考え方や実績だった
んですよね。

書類選考や学習実績のアピールとして、ポートフォリオを作成することも大切だと思うのですが、それは最低ラインだと思いますし、あくまで転職活動なので、仕事に対する自分の視点や価値観は、持っておくことが良いかと思います。

評価されたのは、ポートフォリオではなく…?

MENTA君:現職の考え方で評価してもらった所を具体的に伺えますか?

飯塚:エージェント経由で、フィードバックをもらえたのですが、新卒から入った販売職で、周りの社員とは違う視点を持って、取り組んでいたところを評価していただけました。

オープンしたての店舗に異動になったのですが、その近くにはファッションビルの中でも、特に影響力のある大手の商業施設がありました。なので、普通に営業しても勝てないなと思ったんです。だったら、服を売ることだけを考えるのではなく、新しく出来た館自体の力を強くするしかないと考えて、館のカード会員を増やすことをメインとしました。その結果、館の中で会員成約数2位を3ヶ月連続で達成できたんです。

圧倒的に不利な状況でも、売り上げを増やすという結果だけを追わずに、「その結果のために何をするか」をさまざまな視点で意識できていた部分を視座が高いと評価していただきました

MENTA君:置かれている環境を俯瞰して、最善の対応を考えたうえで、結果を出していたところが鍵だったんですね。

MENTA君:今後の展望を伺えますか?

飯塚:次の会社に入って、戦力になるというのが最低限の目標としてあります。

また、40~50代のエンジニアのモデルケースが身近にないので想像しづらいのですが、自分自身がその年齢になっても活躍できることを見据えて、今から動きたいなと思っています。なので、技術の勉強は勿論、ビジネスサイドのこともしっかり勉強しつつ、働いていこうと考えていて、本業だけでなく、副業などにも積極的に取り組もうと考えています。

あだちん:ぜひ、MENTAを使って、メンターになってください!

未経験エンジニアの勉強方法について

あだちん:未経験エンジニアにとって最初に勉強するところは、基礎だけでいいと思うんです。基礎知識のある前提で、じゃあポートフォリオは何を作ろう、技術スタックはどうしよう、こういうサービスがあればみんながハッピーなれるかもしれないだとか様々な提案が出てくると思います。

まずは、シンプルに技術を好きになってくださいと伝えたいですね。基礎があった前提で、現場でプラスアルファ勉強していってほしいんですよ。

なので、ポートフォリオに、流行っている技術を取り入れることに学習コストを掛けるよりも、ちゃんと基礎を身に着けることが何よりも大事です。

私自身、エンジニアとして何年もやってきていますけど、大学時代はかじったレベルだったんですよ。基礎はあったかもしれないけど手は動かしてないなって。それから、社会人になってから技術が足りないと気が付き、必死に勉強とブログでアウトプットする習慣をつけることによって、現場の経験や課題に対して実装することができます。少なからず、私は技術と仕事を楽しんでいます。

なので、現場で活躍できるようになるためには、転職を早く決めることよりも、時間を掛けてでも、確実に基礎力・技術力を付けられるように取り組んでほしいですね。

まとめ

  • 会社の業界や事業に対して、自分の経験や経験談を交えてビジョンを語れるかどうかが、熱意を表す1つの方法

  • 現職で何かしらやりきって、自信を持てる実績や価値観を身に着けてから次の会社へ行く

  • 流行っている技術を取り入れることよりも、基本的なことを身に着けることが何よりも大事

おふたりとも、ありがとうございました!

未経験からのエンジニア転職に限らず、仕事をする上で視座を高く持つことやビジョンを伝えることの重要性など、教えていただきました!

飯塚さんの一層のご活躍を、お祈りしております🙏

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