【Cocan】話題のabc予想、その面白さを小学生に伝える
cocanとは?
こちらのサービスのことです☺️
わたしの交換内容はこちら💁♀️
お子さんの算数の質問を受け付ける代わりに、オラクルカードのリーディングのためのお悩みを文章で提供してください。というものです♪
この交換依頼でゆーさん(@yuma__ito)から頂いた、今回の課題がこちら
質問させていただきます!abc予想が話題になりましたが,あの面白さを小学生の高学年に伝えたい,となった時,リエさんならどんな風にお話ししますか?長くなるかもしれないので,フォーマットはDMでもPDFでも音声でもなんでも構いません!
久しぶりに先生から課題をもらった気分でした笑さすが元先生です👨🏫
わたしは数学が好きだけど、なんでも解けちゃうすごい人ではなく、「一緒に考えようねー」というスタンスなので、まず、"abc予想ってなにかしら?" って話です(つω`*)テヘ
でも"なにかしら?"って思ったら"知りたい欲"が溢れ出るので、調べて書いてみまーす♪ということで、書いてみました( ⸝⸝⸝⁼̴́◡︎⁼̴̀⸝⸝⸝) 以下、ゆーさんにお送りした回答です。よろしければリエさんの算数授業にお付き合いください♪
回答
ご依頼いただきましたabc予想についてググってみました。
abc予想が証明された!そこにあるワクワクは、新しいことを知ることへのワクワクと、数学によって、新たに世界が広がるかもしれないというワクワクだ!
と個人的に感じたので、
・新しいことを知るワクワク
・数学によって広がる世界へのワクワク
という観点からお話したいと思います。
まず、子どもたちに次の問いをしました(我が子)
Q.算数や数学はなんの役に立つと思う?
返ってきた答えはこうでした。
A1. 計算が速くなる!(小2)
A2. 日常生活に役立つ!(中2)
それからこんな答えも
A3. わかった時が楽しい!
↑まさにこれです。これがワクワクです。
A2.A3からわかるのは
算数や数学を身につけることで、理解できることが増える
↓
勉強した本人の、自信ややる気につながる
ということですね♪
では、これを個人から一般的に考えてみると、わかりやすく世の中にとって、と考えると
日常に起こることを式で表すことによって、様々なことを予想することができる
となります。
例えば、
地震に強い家を作るために
地震の力→式で表す
家の構造→式で表す
これによって、地震による力が、家に加わった場合の家への影響を計算することが出来る
↓
その影響に耐えられる構造を計算で導くことが出来る
計算することができなければ、家を建てて、地震が来るまで待つしかない
ということになります。
計算はこんな事にも使われたりします。
アンパンチの威力を計算出来ます。
アンパンマンがいる空の高さ、バイキンマンのUFOの重さ、パンチされてから見えなくなるまでの時間、そのような情報からバイキンUFOがパンチされた時のスピードを計算することができるのです。(マッハ20らしい
目に見えるもの(バイキンマンが飛ばされる速さ)も目に見えないもの(家の強さ)も算数や数学で便利に表したり、計算したり出来ることがわかりますね♪
地震に強い家は、計算によって安心することが出来、アンパンチは、知らなかった事実を知ることが出来ますね!ワクワクします!
では、A1について考えてみましょう。
計算が速くなる!
という事実です。
一番簡単な例は、掛け算ですね。
2+2+2+2+2+2+2=
これは掛け算を知る事によって
2×7=
と表すことができるし、計算式も短く簡潔に表すことができます。
なぜこんなことが出来るのか?というと、
かけ算という、決まりを作ったからです。
掛け算は足し算でも表せるので、かけ算という決まりがなくても計算は出来ます。でも足し算だけでは不便なのです。
もう一つ決まりを作るお話です。
「aさんとbさんはお金を100円以上持っている」
と約束します。
この場合、aさんとbさんの所持金を合わせると200以上になります。これを式で表すと、
a+b≧200
と表すことができます。
でも、この式が成り立つには最初の約束が揺るぎないものでなければなりません。
実はaさんのポケットには50円しかない。となると、この計算式は必ずしも成立しません。
揺るぎない約束は、一例として書き出したこの二人の合計所持金は200円以上という不等式にとってとても大切です。揺るぎない約束と、式はセットということになります。
この揺るぎない約束から導き出される式が成り立つ時、その式をを利用することによって、他の計算が楽になることがあります。
このように、不便に代わる「決まり」を新しく作ったり、今ある決まりの中で、「AならばBである」という揺るぎない約束と式のセットを見つけることは、今まで計算することができなかった領域を計算できるかもしれないという可能性につながります。
その可能性のひとつが、abc予想でした。
(abc予想軽く説明)
↑いろんな人が解説していますが、みんな難しいです笑 わたしはWikiが一番見易かった。。
abc予想は、式は簡単、でも証明激ムズ!
でも、これが証明されることで、400年かかった証明をあっという間に証明できちゃうらしいです。
難しいことは置いておいて、
算数や数学は
誰かの素朴な疑問から受け継がれて今も尚、進化しています。その進化は過去に誰かが発見したこの揺るぎない約束事のおかげなのです。
もし、こうだったら、この式は成り立つのだろうか?
という小さな疑問。そしてその疑問から導き出されたものが、未来の問題解決に役立つかもしれないのです。
もしかしたら、どんどん便利な定理や法則が見つかって、数学を勉強しなくても済む時代が数学の研究によって訪れるかもしれないですね♪数学苦手な人にはワクワク案件ですね!
ここまで書いて、最初の子供たちへの問いに戻ってみると、子どもたちの答えそのものだなぁと思いました。
数学は
簡単!便利!楽しい!
以上です。
終わりに
いかがでしたでしょうか?普段一対一での指導がほとんどなので、小学生(高学年)というざっくりターゲットに向けての内容というのはなかなか難しいですね!相手の理解度によって次になにを伝えるか?を考えながら指導するのがわたしのスタイルなので、反応のないまま話を続ける難しさを知りました☆
この説明をそのまま、我が子にしてみたところ、まず、私がキラキラ嬉しそうだと次女から指摘を受けました笑 数学の話をするときのわたしは相当キラキラしているそうです🤩
内容ついても、子どもたちそれぞれでいろんな回答をくれて、3人であれこれ言い合いながら会話をすることができました。中学生の次女は、不登校なのですが、勉強することの意味や、それが自分にもたらすかも知れない可能性のようなものに、少し気がついてくれた気もします♪
わたしがいつも子どもたちに伝えたいのは、理解することの楽しさと、そこから湧き上がる勇気や未来への希望です。今回この課題をいただいて、わたし自身、あらためて数学の楽しさを実感できてとても楽しかったし、またご縁があれば、子どもたちの算数・数学に力になれることがあれば嬉しいなと思いました♪
ご依頼いただいたゆーさん(@yuma__ito)さん、cocanを作ってくださった小南さん(@yusaku_kominami)ありがとうございました😊
p.s. こちらでゆーさんがcocanを利用された感想noteでわたしのことを書いてくれています♪
ゆーさんありがとうございます☺️
ただひたすらに自分の身体と向き合っています。