個人経営のメンズ脱毛サロンが７月実施すべき施策３選＋α
※この投稿は2022年に公開したものです※
今年は梅雨明けが予想以上に早く、ほぼ1か月早く夏が来たと言っていいでしょう。
この例年になく早い夏の訪れと、この2年半自粛してきた多くの方の気持ちが相まって、今年の夏はいろんな意味で皆さんのお財布の紐が緩くなっていると考えられます。
この流れを踏まえ、大手のメンズ脱毛サロン各社では、夏から始める脱毛を巨額の広告費を投じて多くの男性に呼びかけています。
そんな中、個人経営のメンズ脱毛サロンで目指すべきは、
「近隣エリアのメンズ脱毛の需要をできる限り集める」
ということになります。
そのために何をすべきか、今回はお伝えします。
今回はいつものように「ヒント」ではなく、「解答例」として3つの施策についてお伝えします。
ものによっては即日ご自身のサロンに反映できるものです。
ご紹介するのはこの3つ。
①人気部位の初回限定割引
②腕足など露出が増える部位のプッシュ
③継続割引
これに加えてもう一つ、オススメな施策も最後にご紹介します。
少しでもこの夏の売上に貢献できればと思います。
①人気部位初回のみ割引
・脱毛のハードルを下げる
・1回だけで良い方も集める
・施術の手は抜かない
・継続＝効果なことも必ずお伝えする
夏が1か月早く始まった今、高まっているメンズ脱毛の需要を「大量に」獲得するにはこれがベスト。
1か所だけでも、1回だけでも、という方をも集めて、
「脱毛ではどういうことをしてどんなことが起きるのか？」
をお伝えする機会を1回でも多く作りましょう。
これで脱毛についての理解を深めてくださると、脱毛未体験の男性のお客様から見るメンズ脱毛のハードルが一気に下がります。
そして、1回でも良いという方がリピーターになってくださいます。
さらに、お客様に自店の良さを実感していただける上に、秋から年末にかけて、「次の夏に向けての脱毛は今から！」という施策を打ってヒットさせることも可能に。
人気部位のお試し施術なら、施術面積も広いわけではないですし、労力もそこまで必要になりません。
よって、大掛かりな施術を数多くこなすよりも、営業に支障が出ない点はサロン側にとってメリットとなります。
一か月だけ回転率重視で営業するようにしてみましょう。
ただし、施術のクオリティ＝効果は落とさないように。
お試しだからと言って手を抜いてしまうのは、「本当は全身脱毛を始めたくて偵察に来てみた」という潜在的な大口のお客様をみすみす逃すことに繋がります。
逆に、痛みが少なく肌にトラブルも起こさない脱毛を1回やっただけで効果がハッキリ出れば、リピ率が確実に上昇します。
もちろん本当に1回こっきりだけのお客様も増えるでしょう。
そういう方はそのままでOK。
それ以外の、「実は全身脱毛に興味が…」というお客様を一人でも多く発掘するために、この施策はとても有効です。
②腕足など露出が増える部位のプッシュ
・オンシーズンなので需要がある＝お客様も懐が緩くなりやすい
・1か月たった5名増でも売上貢献
・夏季限定で割引すれば成約率UP
2～3年前から真夏のメンズファッションのトレンドはひざ上丈の短パン。
自分の20年来の仲のアパレルオーナーによると、今年は太ももが半分は出る丈の短さが流行るそうです。
(↑この丈、男性にとっては相当短いです。)
去年はご自分で毛を剃ってショート丈の短パンを穿いている男性を。街中でもめちゃくちゃ多く見かけました。
(職業柄、剃ってるかどうかは遠めでもだいたい分かりますよね？)
去年ひたすら自分で剃ったりしてめんどうくささを感じた方は絶対に多いはず。
そして前述の流行りの短パンの丈の短さが、足の毛をなくす範囲を拡大させているのが今年の夏だと言えます。
脱毛をしてこなかった男性にとっては、去年以上に剃る面積が増えることに…！
そういう男性に対して脱毛の良さをお伝えすれば、需要は獲得しやすいです。
「毎年真夏に気になってきた足の毛、今年でもうおさらばしませんか？」
こんなキャッチコピーが当たりそう。
※テキトーに考えたのでこのまま使っても集客力ゼロです。ちゃんとご自身のサロンのターゲットに合わせてグサグサ刺さる文にぜひアレンジ
足や腕は単価が高いので利益が出やすいです。
その上個人差が出にくく効果を1回で実感できる。
そういう点でも高単価メニューながらお勧めしやすいですよね。
・7月1か月間限定
・先着10名様のみ
こんなふうに限定感ある割引をすれば成約率は上がりやすくなります。
逆にこの手の高単価メニューの割引施策を期限を決めずにだらだらやってしまうと、リクエストが殺到して労力に見合わない利益しか残らない可能性も…
ぜひ短期間でキュッと売上を作る努力をしてみてください。
仮にこの施策で単価1万円のお客様が5名増えれば、それだけで月+5万の売上が半年は確保できます。
これ、狙う価値はありますよね？！
③継続割引
・割引する条件を「継続」と設定
・お客様は費用が安く済む
・サロン側は安定した売上を作れる
・効果も出るのでwin-win
都度払いで割引する条件を「定期的に通い続ける」とすると、お客様も安く通えるし、サロンも毎月の売上が確保できてwin-win。
定期的に通っていただく分効果もハッキリ出るので、脱毛サロンとしてめちゃくちゃGOODな施策です。
もちろん、通常通りの料金で売上を作れたらそれに越したことはありません。
ただ、例年より早く訪れた夏の脱毛需要を逃さない、という視点で考えたときには多少利益率を削ってでも売上額は増やしておきたいところ。
この波に乗って単価を上げつつ、毎月の売上をよりしっかりと確保したいなら、定期的に通っていただけば割引適用、というプランを作ってみるといいでしょう。
クーポンでもいいのですが、回数限定のものにするとその回数が終わったら
来ていただけなくなることも。
そうではなく、継続していただいている間は割引がずっと続くようにすれば、脱毛が終わるまでリピートしていただきやすくなります。
割引するための条件をいくつか設定すれば、サロンも損をせず、お客様も定期的な施術で効果を実感していただけるので、これもwin-winに。
・1万円コース
・2万円コース
・3万円コース
のような価格帯別にしてもいいですし、
・全顔セット
・全腕セット
・全足セット
のように部位別にしてもいいでしょう。
条件が複雑化しやすいので、お客様がパッと見てとっつきやすい内容にすると成約率が上がります。
おまけ：ノベルティのプレゼント
真夏のお祭り気分を盛り上げるために、特定の条件でお客様にノベルティを無料配布するのもありです。
できるだけ手間をかけないようにするなら、
・サロンで使用中の保湿剤の小分け
・市販のプチプラコスメの小分け
・日焼け止め1回分の小分け
などで全然大丈夫。
むしろこれでもお客様には喜んでいただけます。
手間をかけてみたいなら、
・物販用品を仕入れて、個別包装しThanksカードを封入する
・リクエスト下位の部位のお試しクーポンを作る
などがいいかもしれません。
日焼け止め、案外常用されてない方が多いので、サンプル程度に小分けして使っていただくと、その後の習慣化につながるのでオススメです。
無料配布に関して、ここではあえて「小分け」と書いています。
ワンボトルまるごと無料で配布しなくて大丈夫です。
小分けの配布は、物販をされているサロン様にとって後々のご購入のキッカケになります。
物販をされていないサロン様の場合でも、市販品をお配りすることでお客様ご自身のセルフケアの意識を高めることにつながります。
『ちょっと足りないなぁ』『もっと使ってみたいなぁ』からのアクションを引き出すための量でOK、ということです。
いずれにしてもお客様の美意識向上につながるので、余裕があるようでしたらぜひチャレンジしてみてください。
今年の7月で年末までの売上が決まる！？
ということで、個人経営のメンズ脱毛サロンが7月に実施すべき施策について、全部で4つお伝えしました。
いかがでしたか？
この夏の売上は、今年の年末のまでの売上を決めると言っても過言ではありません。
なぜならこの夏に脱毛を始めるお客様は、「真夏になりたい自分になる」のが目標で、そのための脱毛は本来は秋から冬にかけて始めないといけないからです。
夏から始めたお客様が少しずつ脱毛の効果を実感していった秋から冬にかけて、
「次の夏に向けての脱毛は今から！」
と打ち出すと、売上の桁を変えることができます。
そのための準備期間が今この7月と考えてください。
今年の夏、まとまった売上を作ることができれば、その地域で安定したポジションを確保できるとも考えてください。
この2年半、直接対面のメンズ脱毛業界は苦戦ばかりでした。
その分の全てを取り戻せるタイミングが今来ています。
なりふり構わずにできることをできる限りでやっていきましょう！
メンズ脱毛サロンの経営を知識とアイディアで極めよう
このnoteでは、個人経営のメンズ脱毛サロンの
潰さない
競合に負けない
お客様を離さない
こんなサロン経営を、2015年から継続中のワンオペ現場経験を基にサポートしていきます。
今後も続々と更新予定です。
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