解剖学は学んだ方がいいのか?
解剖学は学んだ方がいいのか?
結論から言うと
『はい、学んだ方が良い』
です。
ただし、
………
解剖学は学んだ方がいいのか?
先日、施術を受けに来たメンエスセラピストの方にこんな悩みを聞きました。
「解剖学って勉強してますか?最近勉強しているんですがなかなか覚えられなくて困ってます」
これはメンエスセラピストだけでなく、医療関係者、リラクゼーション関係者の方なら共感できる悩みなのではないでしょうか?
解剖学って解剖って言うだけであって細かく見ていくと情報量が膨大ですよね。
正直、極めようと思うとキリがありません。
医者でさえ専門外になると分からないことがありますし、国家資格の合格者も満点で合格した人は少ないでしょう。
さらに、人間は使わなければ忘れる生き物です。
という事で解剖学をパーフェクトに覚えるのは現実的ではありません。
メンエスセラピストなら30〜50%程度の知識があれば十分のように感じます。
パーセントだとかなり曖昧なので例を上げると、
・主要な骨の位置や働き
・主要筋肉の位置や働き
・主要内臓の位置や働き
・骨格のイメージ
・血液、リンパの流れや働き
・神経のざっくりした働き
など
これらを理解できたら30%くらいのイメージでしょうか。
30%でもかなり大変かと思います。
他に、解剖学と関連して『身体の不調』についても勉強しておいた方が良いと思います。
・むくみ
・冷え
・肩こり
・腰痛
・頭痛
など
この辺りも完璧に覚えるのはかなり大変ですが、ある程度知っておいた方が良いと思います。
解剖学を学ぶメリット
では、解剖学を学ぶメリットはなんなのか?
・施術が上達しやすい
・禁止、禁忌事項を覚えやすい
・お客様の悩みを理解できる、寄り添える
・お客様にアドバイスできる
・話題が増える
など
私が思い浮かぶ事だけでこれだけあるのですから、他にもいくつもあるはずです。
解剖学を学ぶデメリット
では、デメリットはあるのか?
基本的には知識はあればあるほど良いです。
あるとしたら『時間やお金がかかる事』です。
特に時間については重要なポイントです。
というのも、メンズエステにおいて新規獲得やリピート獲得するのに、解剖学の知識はウエイトが高くないと私は考えているからです。
メンズエステを利用するお客様が、解剖学の知識量の違いで、セラピストやお店を選ぶのか?
そんな方はかなりの少数派だと感じます。
解剖学を極めるのはとてつもなく時間がかかりますし、覚えても使わなければ忘れます。
だって人間だもの…
そこで、解剖学を30%程度理解したら、他の分野を学ぶ事を私はオススメしたいです!
時間は限られてますからね。
メンズエステの場合、
・施術の完成度、手技の数
・コミュニケーション能力
・SNS
・心理学(男性の心を掴む)
・ファッション、メイク
・様々な経験(話題作り)
など
解剖学以外でも学ぶ事がたくさんあります。
やはり、解剖学を極める時間を作り出すのは、なかなか難しい事だと思います。
お客様が求めるもの
これはお客様がセラピストをリピートする際に重視する項目のアンケートです。
約半数がセラピストの人柄でリピートを決めるという結果になりました。
このアンケートでは、施術の知識は技術を理由にリピートを決めるユーザー様は少ないという事が分かります。
(あまりに知識が無かったり、下手過ぎるとリピートしない理由にはなると思うので、最低限の知識はあった方が良いと思われます)
将来性
とはいえ、将来性を考えると解剖学の勉強は捨てたものじゃないと思います。
・将来、国家資格を取りたい!
・将来、さらに本格的な施術をしたい
・将来、オーナーや講師になりたい
など
メンズエステはグレーな業界でもあるので、今後どうなるかは分かりません。
将来性を考えると今から解剖学に時間を費やすのも悪くはないのかもしれません。
将来の事を考えつつ、自分に合った時間の使い方をしてみて下さい。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
解剖学の知識は多い方がメリットが多くあります。
しかし、極めるには時間がかかり過ぎるし、使わなければ忘れます。
30%くらい学んだら、他の分野に時間を使う事をオススメします。
メンエス大学院では、コミュニケーション能力や、心理学に力を入れています。
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将来、メンエス大学院でも解剖学編を連載しようかと検討中です。
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