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繁忙期にしておきたい6つの事(閑散期への対策:特別編)

7月に入り、2021年も半分が終わりました。
リラクゼーション業界は一般的に夏が繁忙期、冬が閑散期と言われています。
コロナ禍の波の影響で例年とは多少異なるでしょうが、これを読んでいる業界関係者の方も、少しは繁忙期を感じているのではないでしょうか?

メンエス大学院では過去に閑散期シリーズを記事にしました。

閑散期と繁忙期を知りたい方はこちらの記事がオススメです。



閑散期になってしまうと、どうしても売上や客数は下がってしまいます。
また、閑散期にできる事は限られてきます。

閑散期での売上低下を少しでも軽減する為には、繁忙期での積み重ねや、頑張りが大切です。

閑散期に入ってから閑散期の対策をしていては手遅れになる事もよくあります。

この記事を作っている時に、私はアリとキリギリスの話を思い浮かべました。

リラクゼーション業界もアリとキリギリスの話が当てはまっているな〜と深く感じました。

『アリとキリギリス』

夏の間、アリたちは冬の食料を蓄えるために働き続け、キリギリスはヴァイオリンを弾き、歌を歌って過ごす。やがて冬が来て、キリギリスは食べ物を探すが見つからず、最後にアリたちに乞い、食べ物を分けてもらおうとするが、アリは「夏には歌っていたんだから、冬には踊ったらどうだい?」と食べ物を分けることを拒否し、キリギリスは飢え死んでしまう。
(Wikipediaより)

という事で、大切な読者様がキリギリスのように困らないように、繁忙期にしておきたい6つの事を紹介します。

セラピスト向けの内容になりますが、管理者や経営者も知っておいて損のない内容になってます。
良かったなと思ったら是非身近なセラピストへオススメ
してください。

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①受付枠を増やす

これはシンプルに稼げる時に稼いでおこうという事です。
繁忙期は予約満了でお客様をお断りする事も閑散期よりは多くなります。
「当日に行きたい」
「今すぐ行きたい」
というお客様は他の店や他のセラピストに流れてしまいます。
受付枠が少ない為にあなたはチャンスを逃している事になります。

リピーター人数=新規人数×リピート率

リピーターの人数を増やす為には、新規人数を増やす事とリピート率を上げる2パターンがあります。
リピート率は急激に上げる事は難しいですが、受付枠を増やす事はできる人も多いのではないでしょうか?

②体調管理

これも稼げる時に稼いでおこうという事です。
受付枠を増やしても体調不良で受付枠が減ってしまっては意味がありません。
体調が崩れるほど働いて欠勤していては意味がありません。

体調不良で指名予約をセラピスト都合でキャンセルにしなければならない時もあるでしょう。
また、体調不良で無理に働いてベストパフォーマンスが出せない時もあるかもしれません。
それではお客様の信頼を失くし、リピート率が下がる事になります。

リラクゼーションセラピストはお客様の心と身体を癒すお仕事です。
セラピスト自身の心と身体も万全な状態でなければいけない
のです。

③固定客確保

閑散期に向けて固定客を確保する事も大切です。
1回2回のリピートではなくて、4回5回と長く定期的に来てもらえるお客様を獲得する事が理想的です。

その為にはリピート率の上昇は不可欠です。
(リピーター人数=新規人数×リピート率)

リピート率上昇の為には
・1人1人に全力を尽くす
・リピート対策を学んでおく
などが挙げられます。
全力を尽くすのは②の体調管理も関係してきますね。

リピート対策は私のYouTubeや4回目の壁がおすすめです。
4回目以降もリピートしてもらえるように考えた対策になってます。


④お客様の記録

これは長く定期的に来てもらう事やリピート対策と関連してます。
繁忙期は閑散期よりも多くの新規客に出会うチャンスがあります。

2〜3ヶ月後、、閑散期の入り口である秋頃に運良くリピートしてくれたとします。
2〜3ヶ月後なので、お客様の事をほとんど忘れてしまうセラピストもいるかと思います。
しかし、お客様がリピートしてくれたという事は、お客様は確実にセラピストの事を覚えています。
そんな時に記憶のギャップがあるとお客様はがっかりしてセラピストへの信頼が下がる恐れがあります。
せっかく築き上げた親密度も0からスタートになります。
これはかなり勿体ないことで、リピート率には、かなりマイナスになります。

逆にお客様の記憶よりもセラピストの方が記憶が鮮明だったらどうなるでしょうか?
お客様からしたらとても嬉しい事だと思います。このセラピストをリピートして良かったと思ってもらえ、次のリピートにも繋がります。

人は必ず忘れます。
そんな時に、お客様の記録を残しておくか残しておかないかで一気に差が開くのです。
初回の時に、
・お互い付けたニックネーム
・話した内容
・好きな事、嫌いな事
・休み
・職業
・お疲れ箇所
など

固定客になって欲しいお客様だけでもいいので、記録しておく習慣を身につけましょう。
クセになれば大変じゃなくなりますよ。


以前話した内容をもう一度質問してしまったら、がっかりされます。
そんな事を防ぐためにも、お客様との会話を記録しておいて次回の来店前に確認出来ると、リピート率も上がるはずです。

オススメとしては前回話した関連の話題を出す事です。
・「この前オススメしてくれたアニメ見ましたよ」
・「仕事が忙しいっておっしゃってましたが、最近はどうですか?」

こんな内容を『次回話す事』という欄を作って記録しておくとお客様の予約が入ってすぐに対策できるのでオススメです。

結構めんどくさくて手間が掛かりますが、この一手間がリピートするか否かの分かれ道になると私は考えています。

⑤勘違いしない

これはマインド的な話ですね。
まあ、調子に乗るなって事です。
人は調子に乗ってテングになると、成長する事を怠ります。
私は『セラピストに完成形はなくゴールは無い』と思っているので、常に謙虚な姿勢で常に学ぶ心は大切だと思っています。

メンズエステは普通のリラクゼーションとは異なり、容姿を重視したり、新しい人、若い人が人気になったりもします。
残酷ですが何もしなければ現状維持どころか人気は落ちていきます
人気セラピストになると、常に自分磨きを頑張ってやっと現状維持できるものなのだと思います。

繁忙期で予約満了が増えたからといって勘違いしてはいけません。閑散期も同じように予約が入るとは限らないのです。
常に謙虚な気持ちを忘れてはいけないのです。

⑥節約

これは⑤の勘違いしないと関連していますが、繁忙期は歩合制であるセラピストの報酬は多くなります。
毎月同じ額の報酬が入ると勘違いしてしまい、浪費してしまうと、閑散期に困る事になります。
アリとキリギリスの話でもありましたが、夏の繁忙期に出来るだけ蓄えておく事が大切です。

また個人事業主は税金など後から支払う金額も多いので、もらった報酬は全て使ってもいいわけではありません。
1年目のセラピストはオーナーや先輩などに聞いたりして学んでおくといいでしょう。

節約に関しては『お金の大学』というYouTubeや本が分かりやすくておすすめです。


まとめ

いかがでしたでしょうか?
冬の閑散期に備える為には夏の繁忙期で何をするかが大切です。
何もせずに閑散期に突入してしまったら急に状況を変える事は困難です。
是非、長期的にリラクゼーション業界に携わりたければ私が紹介した6つの事を意識してみて下さい。

基本的には夏に出来るだけ稼いで貯金しておいて、冬に講習や自己啓発などの自己投資が出来るといいです。
一般的なセラピストは指名だけで稼ぐのもなかなか難しいので、フリーも入る事になります。
フリーも入るのであれば、夏に受付枠を増やして稼いで、冬に受付枠を減らして講習や自己啓発の時間に回せると効率的です。
近い未来だけを見て月々で考えるよりも、遠い未来を見据えて年間を通して計画できると効率が良くなります。
3年後、5年後に、余裕が持てて、活躍できるセラピストは後者の遠い未来を見据える事ができるセラピストなのです。

閑散期も繁忙期も指名で満了にするのは一握りのセラピストですし、通常そこまで持っていくのにかなり時間を要します。
是非現実的な方法でコツコツと実力を伸ばしていきましょう。

あなたはアリとキリギリスどちらのタイプですか?

管理者や経営者の方は受付枠を増やす為に、セラピストにこの記事を紹介してみるといいかもしれません。

◎閑散期シリーズはメンエス大学院の数々のシリーズの中でも反響の多かった作品です。


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