一年思い続けたブーツ
お給料日に買った、ドクターマーチンのチェルシーブーツ。
結局、約1年、欲しいものリストに入っていた。
欲しいものリストに入れては削除、また入れて、そして削除、やっぱり入れて……を何度も繰り返した挙句、今回購入。
やっぱり私、このブーツが欲しかったんだなぁとしみじみ(笑)
これだけ長く思ってたのだからと、ようやく買う決心がついた。
履いてみると、じわじわと嬉しくなってくる。
小躍りしたくなる。
若返った気持ちになる。
ロックを聴きたくなる。
ワクワクする気持ち。
若い頃、ロックが三度の食事より大好きだった私は、このブーツに憧れた。
しかし、高くて手が出せなかった。
ドクターマーチン風な安いブーツを買って履いて、自分を納得させていた。
そのうち、付き合う男に感化されやすいウブな私は、ロックテイストなファッションから遠ざかり「イイ女」に見えるファッションに移行していった。
ハイヒールにハイブランド、巻き髪、男ウケファッションやメイクなどに興味が移ってしまった。
そして年月は流れて。
更年期に入り、ハイヒールを履くと足の甲が痛むので「脱ヒール」をし、イイ女に見える痛いだけの靴は全て処分した。
そして、ぺたんこの靴やスニーカーを愛用した。
楽ちんだけど、どうしてもオシャレに見えないのが悩みだったのだ。
そして、去年ドクターマーチンのことを思い出し、それから1年、思いを温めていたわけだ。
若い頃は買えなかった、けれど、今は買おうと思えば、買える値段ではある。(高いけど)
なぜ、去年、すぐに買わなかったのか。
買って本当に履く?って思ってしまって。
BBAなのに、とか思って躊躇してしまって。
そんなこんな思いながらも、1年経ってまだ欲しいって思ったわけだから、「もう年齢関係ないじゃん、好きなようにすればいいじゃん!!」
と吹っ切れた。
好きなものを身に着けるのに、年齢を気にした時点で老け込む気がするので、そういうことを考えるのはやめた。
あの頃の憧れのブーツを履いて、どこ行こうかな。
とりあえず、会社だ。
仕事行くわ、(笑)