情報多すぎドンキ
ドン・キホーテ。
私にとってのドン・キホーテは、昔話になってしまうのだ。
狭い店内に所狭しと積み上げた雑貨やおやつや家電、面白グッズ、エロいもの、なんでもある。
宝探しをしている楽しさがあったよねぇ。
店内のPOP広告も面白おかしく書かれてた。
買う買わないは別にして、あの雑多な空間に居ること自体が楽しかったんだ。
ドン・キホーテと同じような意味合いで、ヴィレッジヴァンガードもそうだな。
ドンキが大好きな隣の席の同僚メンディーちゃんと、話をしていた。
「ヴィレヴァンもドンキも、10年ぐらい行ってないんじゃないかな。」
そういう私に、メンディーちゃん
是非ドンキに行ってほしい!!!
と、力説してきた。
なんで?
ティッシュと冷凍食品安いから!!!
だそう。(笑)
あとね、面白いから!!!
あまりにも強くドンキを推してくるので、私が知っているドンキは10年前の記憶で止まっているし、何かしら変化があったのかもしれないと思った。
やや辺鄙な所にあるので車が無いと行きづらいしなぁ、と思っていたんだ。
しかし、メンディーちゃんがやたらとお勧めするので、行ってみるかとレンタカーを借りた先日、用事を済ませた帰り道に寄ってみた。
【結論】
10年前と何も変わっとらん気がする。
うん、ドンキは何も変わっとらん。
変わったのは私だ。
店内POPの圧の強さは健在だ。
それとは逆に、10年前とは比べ物にならないくらい視力が低下した私は、そのPOP広告遠くから見たら見えないし、近くに寄ればPOPは見えるが商品を手に取ってみると、小さい文字がかすんで見えぬ。(The Rogan)
商品の多さとその分のPOPの多さに酔いそうになる。
目から入る情報、耳から聞こえるいろんな音楽、モニターにエンドレスで流れる商品紹介V…。
情報が多すぎて脳が処理しきれない。
何が欲しいかもわからない。
逆に、欲しくなくなってくる感覚を覚えたりする。
冷凍食品もティッシュも買わずに値段も見ずに早々に店を出た。
結局、何も買わずだ。
ドンキ、あそこは魔窟だ。(笑)
マキシマリストだった頃の私は、ドンキやヴィレヴァンが大好きだった。
「この幸せなの雑多な空間の物、買って家に帰るわ!!!」
好きな物たちで部屋を埋め尽くすことで、満たされていた気持ちになっていた。
あの頃は確かに、私の部屋はドン・キホーテ並みに物が溢れていたw
溢れる物物物…、囲まれているだけで幸せだった。
物って不思議で、一つ手に入れるとするじゃん。
そしたらもう一つ手に入れたくなるのよ。
そしたら、また一つ手に入れたくなるの。
そしてスペースが無くなって、そのスペースを作るための棚を買ったりする。
物を欲するのはエンドレスよ。
あくまでも私の私見だけども。
私が変わったんだなって実感できた日だった。
老化現象はもちろんだが、それ以外にも、物をあまり持たなくなったので、多くの商品に興味が無くなった。
いくら安くても、要らないものは要らない。
昔の私なら、お買い得だと思ったらとりあえず買ってたんだよな。
メンディーちゃんが言ってたティッシュも冷凍食品も、安いのかどうかがわからなかった。
ガソリン使って遠方まで来て、大袋の冷凍食品やお徳用のティッシュがお買い得だったところで、私には響かない。
近所で買うティッシュ、冷凍食品の方が若干高いのかもしれないが、それでいいと思ってる。
私はね。