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明日からのドル円

今日は日曜日なので、明日12日からの1週間のドル円の見通しを.

先週は、非常に楽な相場であった.5日はショートが予想できたし、6日はその戻り、7日以降は内田日銀副総裁の発言を受けて、円安ドル高トレンドへの転換、とシンプルにエントリーしていれば、簡単に稼ぐことができた週だった.おかげでスマホが手放せなかったが.

今週は逆に難しくなるかもしれない.

というのも、9日深夜のドル円は円高で終わっており、チャート的には必ずしも円安ドル高トレンドとは言えない.その一方で、円を買う要素もないことから、円高に大きく動くことも想定しづらい.

きっかけとなりそうなのは、14日のアメリカ消費者物価指数(CPI)くらいだが、雇用統計でさんざん動いたし、今回はあまり影響しないのではないか.市場は9月の利下げを織り込んでいるので、CPIが大幅に上に出たら利下げ観測の後退→ドル高のトレンドができるだろうが、そこまでアメリカの景気が強いようにも見えない.おそらく市場予想と大きくズレることはないだろう.したがってCPIがトレンドを形成するほどにはならないと予想する.

あとは日本のデータが弱く出て、日本の利上げ観測後退→円安へ、という可能性もあるか.13日の企業物価指数、15日の日本のGDPが弱い場合には、このシナリオはありえるだろう.

私の予想では、この日本経済の弱さが再び円安トレンドを生む、という可能性が一番高いと考えている.

以上、トレンドが生じる可能性を検証してみたが、これらが起こった場合はいずれも円安ドル高になるということで、明日以降はドル買いが基本スタンスということになるだろう.

ただし、あくまで予想と大きく違うデータが出た場合に起こる話だ.実際に起こる可能性そのものは極めて低いと予想している.

だから、来週のドル円の動きとして一番確率が高いと考えているのは、147円から146円の間でウロウロするだけ、という相場だ.

特に明日は日本が山の日の振替休日で休みということで、東京タイムは全く動かないかのではないか.

こういうボラティリティが低いときが、一番難しい.変なところでエントリーしてしまうと、損切りせざるを得ないし、そのマイナスを取り返すチャンスが少ないからだ.

したがって明日からは、下手に手を出すことを控えるように注意したい.焦りは禁物である.

もしエントリーするなら、持ち越しも考えて、スワップポイントがもらえるドル買いで行きたい.146円に近づいたらロングして、147円付近で利確、というのが基本的な戦略になるだろう.


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