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首根っこの凝りと眼

ここ一週間、父は「首の辺りが凝って頭がポケる」と言う。首と頭の境目あたりだ。最初は認知症が進行することによって海馬の調子が悪いのかと思ったが、海馬は側頭葉だった。

首根っこには風池(ふうち)・天柱(てんちゅう)という眼のツボがあり、後頭葉は視覚を司る部分だ。

父の行動を観察していると、壁掛けカレンダーを天眼鏡で首を前方に傾けて確認しており、認知症が原因で同じ動作を何十回とくり返していることから、眼に問題があると推測した。

眼の問題で思いつくのは複数ある。

・高齢による老眼で、目が疲れる
・認知症による文字認識能力の低下で頭が疲れる
・糖尿病からくる網膜症の、中期症状であるかすみ目
・軽い吐き気や頭痛があることから、緑内障による眼圧上昇

ゆがみやぼやけ、視野の欠損は訴えていないことから老人性黄斑変性症と白内障は除外するにしても、早急に目医者に連れて行く必要がある。

眼は自覚症状がでてからでは遅いことが多いのだが、父は健康診断を嫌う。「問題が見つかったらどうするんだ!」と、意味不明な理論を口にするのだ。
また、眼鏡や補聴器を作ることも嫌う。音感、触感の感覚過敏を持っているようで常用したがらないし、包丁の手入れは好きなのに眼鏡の手入れは嫌いなのだ。
いずれも発達障害からくるものと私の中で確信しているが、今は横に置く。

それにしても、糖尿病は恐ろしい病気だ。まだ書いていないが、現在進行中の歯の治療では感染症の恐れがあり、悪化している歯周病も糖尿病と関係があるという。

明日の朝も症状を訴えるようなら、午前を使って目医者に連れて行こう。

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