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男でも女でもない何か

何者にもなれなかった、メンポニです
僕はなんなんだろう?とふと思う
なんだかよくわからない格好をしている、精神病の、何か
己の性別すらよくわかっていない
昔から、妙に女慣れしていた
小学生の頃「〇〇くん(僕)はダンスの授業で手繋いでも恥ずかしがったりしないから良い」的なことを言われた記憶があるし、良い意味でも悪い意味でも男女別け隔てなく接していたのでそれなりにモテていたし友達もいた
中学時代は同級生の同じ部活の女子に付け回されてとても気持ち悪いと思った
一方で、女性に憧れたのもこの頃だった
昔から、かわいいものが好きだった
それは今も変わらない
だから、今も僕は自分の思うかわいいと思う格好をしている
高校に入った
ほぼ男子校みたいなものだった
結論から言うと、馴染めなかった
男子校のノリが嫌いだったからだ
それと、親からお前はコミュ障だと言われ始めたのもこの頃で、たぶんそのせいもあると思う
大学に入った
美術大学だ
浪人中から髪を伸ばし始めて、今もずっとロングのままだ
それから、メイクをしないと人前に出られなくなった
精神科に行くようになって、躁鬱病とADHDを併発していることもわかった
在学中は、テキトーに課題をこなしつつ数少ない大学の友達と地元の友達、インターネットフレンドと過ごしていた
学芸員の資格を取ろうと思ってレポートを何枚も書いたのだが、最後の最後に投げてしまった
大学を卒業してから今現在まで、ずっとフリーターだ
就活をテキトーにやっていたから、就職は出来なかった
しょうもない死ぬ死ぬ詐欺で友達をたくさん失ったりもした
それから、男性からモテるようになった
男女両方と手をつないで歩いたり、ハグをしたりした
男性とはキスもした(舌も入れられた)
なんやかんやいろんなバイトを経由して、夜職のバイトに就いた
言ってしまえば水商売だ
容姿がウケたのか、即採用された
固定客も少ないがついた
周りが男女ともにスーツやドレスの中、僕だけメイド服で働いていた
男女どちらからも「かわいい」とよく言われたので承認欲求が満たされた
ただ、同業者の女性からは嫌われていた
どうやら気を使うらしい
男女関係なく同じように関係を持てるのが自分の価値だと思っていたので、少しショックだった
そして僕は夜職をやめた
今は頭にリボンをつけてカドショの店員をしている
たまにスカートを履いても怒られないのでそういう人なんだな〜と思われてるのだと思う
恋愛対象はどうなのかというと、わからない
最初に好きだと思ったのは女性だった
しかし、今一番好きなのは男性だ
同性にモテるのも別に悪い気はしない
どっちも好きだしどっちも好きじゃないって感じだろうか
たぶん「どっちでもいい」が正解なんだと思う
僕はもう何もわからない
性別のことも、病気のことも、自分のこと全てが
私ってなんだっけ?
「どうしようもないから」気が狂う人の真似をして生きている
僕は何者にもなれなかった
誰かにとって特別な人にも
酒と薬ばかりやって、冗談ばかり喋って、空っぽな自分を埋めているしょうもない人間
それが僕だ
僕は誰かにとって特別な人間になりたい
そしてあわよくば、共に最期を迎えてほしい
そんな事を考えてしまうくらいには僕の頭はどうしようもなく壊れている
誰か助けてね(^^♪

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