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英検準1級受験レポート

人生初めて英検の準1級に挑戦した。
1次試験から本会場で受験したのが今回初めてで、前日からとてもそわそわしていた。

今回は、後の試験に活かすために受験レポートとして残しておこうと思う。
※レポートなので結構長くなります

前日の精神状態

前日、つまり土曜日は1日中模試だったので、日中は正直英検どころではなかった。帰宅して晩ご飯を食べているときに、「ついに明日だ…!」という実感がわいてきてとても緊張していた。
半分本気で「これでもし落ちたら大学生になってバイト始めた時に1万円返すね」と父に言ったら「検定料は〇〇の将来への投資やからそんなん考えなや。ここまで頑張ってきたことをパパたちは知ってるし、受かったらラッキーって思うくらい気楽に受けてみ」と返された。やばい、今思い出しても泣きそう。食後、向かいに住む祖父母の家に行くと、祖父母と帰省中の伯母からも「明日頑張ってきぃよ」とのお言葉を貰った。祖母は帰り際に「貴方の1番の味方は家族です」と励ましてくれて、涙を堪えるのに必死だった。


試験当日、早々に迷子

会場はなんと、第一志望の大学だった。担任の先生は「受験会場の下見だね〜」なんて呑気なことをおっしゃっていたけど、キャンパス内が広すぎて早々に迷子になった。はてなマークが頭に3つ浮かび、半泣きで幼なじみにLINEする。

文面から溢れ出るパニック感

彼のアドバイスに素直に従い、無事に受験者らしき人に接触を図ることに成功。
その後、なんとか会場の棟にたどり着くことができた。めでたしめでたし。


席選びで成長を感じる

教室は講義室?的なところで、普段慣れている教室とは机の並びも広さも雰囲気も異なっていた。早く着きすぎて文字通りの自由席。さぁて、どこに座ろうか。
ここで、いったん冷静に分析する。

自分の特性について、
①聴覚過敏→大きな音から小さな音まで、とにかく聞こえすぎて辛くなることがある
②視覚過敏→明るすぎることと視界にモノがいっぱい映り込むと集中できない、最悪不安になって気分が悪くなる
③触覚過敏→慣れてない服を着るとムズムズする、すぐタグを切ってしまう、あと見ず知らずの人の気配が近くに感じられるのがとても落ち着かない
④人に囲まれていると怖くなる→「やばい、逃げ場ない!」という思考に陥ったら終わり、軽くパニックになる

①についてはリスニングに関わってくるので、聞こえすぎてしまうど真ん中の席は避けたいところ。真ん中から若干右に逸れてみる。②も含めて考えると、なるべく前方に座るべきか。これなら周りの受験者の動きも雑音も気にならない。③の服装は普段から着ている制服だったのでクリア。もちろん腕時計も外しておく。だが、自分のすぐ後ろの列に受験者(もちろん知らん人)が座ってしまったので、意を決して1列前に移動してみる。よし、ここなら快適。④ももちろん考慮して、通路側を選んでみる。
試験前に本人確認済みの区別のために首から蛍光ピンクの紐をかけておいてください、との指示があったが、下を向いた時に視界に入るのが嫌すぎて、紐を前ではなくて後ろに流す。自分への神対応。

普段と違う環境でどれだけ落ち着いていられるために、自分のことをしっかり知っておくことが大切だ、と今回でよく分かった。こういう時のために、自分が不安になるのはどんな時かを分析しておいてよかったな〜と呑気に思う。


試験内容について

大問1の語彙問題は、我ながらとても成長を感じた。スラスラ読める、意味がわかる、解ける…!と試験中、1人でニヤニヤ。よかった、退場にならなくて。
長文は割と感覚で解いてしまっていて、翌日自己採点したら落差がすごかった。
ライティングは特に対策をせず挑んでしまったた。ディベートで本職だったsummaryはどうしても納得のいく文章が作りたくて、思ったより時間をかけすぎてしまった。そして、残り時間15分で120〜150語の意見文を書き上げる。とんでもねぇ。間違いなくそっちはボロボロだ。
リスニングは、あぁ、うん、フ、フィーリングだよねとしか言えない。(つまりボロボロだった)実際自己採点をすると、訳半分といったところだろうか。


結論

うーん、自己採点する限りはたぶん落ちた…!
受かったらラッキー程度のマインドだったが、やっぱもう少し解けてたかったなぁなんて気持ちがないわけではない。
でも、試験当日頑張れたのはこれまでちゃんと頑張ってきた自分がいたわけで、それを全部なかったことにして落ち込みたくはない。
結果が1次合格であれ、不合格であれ、納得している。後悔はない。対戦ありがとうございました。


今回初めて準1級を受けてみて、自分の課題も見つけることができた。もっとライティングとリスニング力をつけたい。そのためには正確に単語を覚えて、咄嗟に使えるようにしておかなければならない。目に、手に、耳に馴染ませて初めて言語を扱うことができるのだ。これからの英語学習のモチベーションとなった。
また、成長点も見つかった。勉強し始めの頃に比べて覚えられた語彙の量が増えたり、マインドコントロールが少しずつではあるけど上手くなってきていたり。

ただ試験を受けるだけではなく、成長点も課題も見つけられた今回の受験は、とても有意義なものになった。
これだから勉強は楽しくて、やめられない。



ご清覧ありがとうございました。
自販機のコンポタでした🌽

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