皐月賞を終えて


◎タッチウッド
○フリームファクシ
▲マイネルラウレア
△シャザーン
△ホウオウビスケッツ
迷ダノンタッチダウン


これは完敗。シャザーンの単は握ってたので一瞬おっ!のその一瞬だけ。


結局重馬場で58.5-62.1で外伸び馬場ならそれは内と前に行った馬には辛く、上位勢は軒並み外と後ろからという決着。


ソールオリエンスはキタサンブラック×Motivator。

予想では触れることは出来なかったが、皐月賞のゲストとして参加させてもらったMタイムの中では1時間14分あたりからこの馬のことをトーク。同産駒イクイノックスと同じ母方が欧州配合であるが、イクイノックスは東スポ杯2歳Sで上がり32.9、ソールオリエンスは新馬で上がり33.3。一見重たそうな構成と思える中でこんな脚を使える。重さを感じさせないぐらいに東京で脚の速さを見せて勝っているというのが一つ産駒にとって大きな指標になるのかも(他には、ジャスティンスカイ1勝クラス上がり33.9、スキルヴィング上がり33.2)。


これはキタサンブラック産駒に限らずというところもあって、以前に比べて現状ツルツルのコンクリート超高速馬場が格段に減ってきてる中、スローであっても脚の速さを測る意味で上がり、後半の持続的な加速ラップ、そして時計というのは「能力証明」として信用し易くなってきたとも言えそう。そしてそこから血統と結び付けていくという作業もこれまでより重要度を増してきたと感じさせる結果に。


そんなキタサンブラックはサンデー系種牡馬。そして2.3着のタスティエーラとファントムシーフがノーザンダンサー系種牡馬。一応ノーザンダンサー系種牡馬が馬券になったことにより多少自分の中では割り切れた感はある。


アーリントンC1着 オオバンブルマイ(ディスクリートキャット)
アーリントンC3着 ショーモン(マインドユアビスケッツ)
スプリングS2着 ホウオウビスケッツ(マインドユアビスケッツ)
ファルコンS1着 タマモブラックタイ(デクラレーションオブウォー)
ファルコンS3着 サウザンサニー(タリスマニック)
フラワーC1着 エミュー(ハービンジャー)


これは23年3歳重賞での重.不良時にノーザンダンサー系種牡馬で馬券になった馬。キングマンボ系種牡馬と並んで世代主流のノーザンダンサー系種牡馬であるが、重たくなればなるほどよりそのノーザンダンサーのパワー.体力が世代間で活かしやすくなるということか。キングマンボ系種牡馬はより主流の馬場ベクトルでという考えでという気にさせられた。これもまた”咀嚼”ということにさせてもらい後で活かせるよう。


そこにピンポイントで加わるのがシルバーステート産駒になろう。今回この馬場でメタルスピードとショウナンバシットが4.5着で掲示板。アーリントンC2着セッション.メタルスピードはスプリングS3着.ファルコンS2着カルロヴェローチェ。稍重だったNZTも勝ったのがエエヤン。内包しているシルヴァーホークとニジンスキーからのパワー.体力が道悪で全体的な決め手不足を解消してくれるという感じで現状良さそうである。


チューリップ賞2.3着がそのままスライドした桜花賞。シルクロードS1.2着が入れ替わった形の高松宮記念。皐月賞もこの流れで同距離同競馬場の前哨戦である弥生賞ディープ記念1着タスティエーラが2着。勝ち馬ソールオリエンスも前走京成杯が中山2000mで同コースであった。桜花賞後にも触れたがこの同じ所での前哨戦やトライアルが再び重要度を増してきてるのはたまたまなのか?現状似たり寄ったりの能力を直近の経験と仕上げで高めていき差をつけていくという??そして騎手の重要性も再認識。このあたり血統とは無関係で予想には入り込まない部分ではあるが色々と考えさせられる。そうなるとダービーは青葉賞組が要注意なの!?


この皐月賞上位3頭が抜け出したのか?キングマンボ系種牡馬の巻き返しがあるのか?ダービーも色々脳みそを使うことになりそうだ。