皐月賞


以前クロストークで2度コラボしたいなろさん.豆苗さんが主催されてる「Mタイム」にゲストとして出演させていただきました。いなろさんはラップ、豆苗さんはMの法則、そして自分は血統面からトークさせてもらいました。既に聴いた方、まだ聴かれてない方、レース前&レース後に聴いてもらえると嬉しいので宜しくお願い致します。


さあ!どこまで馬場乾いていくんだい!?の皐月賞。そんな馬場も相まってメンバーを見渡した第一印象は血統的にここに向いた馬が揃った感。


毎日杯 ①KM
スプリングS ①KM②ND
弥生ディープ ①ND②ND③ND
共同通信杯 ①ND②KM
きさらぎ賞 ①KM③ND
ホープフルS ①KM②ND
京都2歳S ①KM②ND
朝日杯FS ①KM②KM③ND

ここまでのnoteで散々述べてきたように今3歳世代の主力は牡馬クラシック路線での結果からも如実に表れていて【父キングマンボ系】【父ノーザンダンサー系】(KM…父キングマンボ系.ND…父ノーザンダンサー系)。それはディープ産駒がほぼ不在.キンカメ産駒が不在と決して無関係ではないはず。特に斬れと強さでブイブイ言わせてたディープが居なくなったのがこの2系統が一気に浮上してきたのと繋がってくる。


この2系統をここでもやはり中心視。中でも加点が多い馬をチョイスしたい。そしてこの2系統を超えようと思えばそれよりも相当加点が多くないとダメ。そういう形で予想してみることに。


◎タッチウッド
○フリームファクシ
▲マイネルラウレア
△シャザーン
△ホウオウビスケッツ
迷ダノンタッチダウン


タッチウッド

阪神 1着9回 2着1回 33戦
中山 1着4回 2着3回 31戦
東京 1着1回 2着6回 30戦
(ドゥラメンテ産駒芝重賞)

ドゥラメンテ産駒で父キングマンボ系。馬質やタイミングあるにせよ…トニービンという東京で輝く血を内包してるにもかかわらず東京で斬れ負けて勝ち切れない。

スターズオンアース クイーンC→桜花賞
リバティアイランド アルテミスS→阪神JF
ドゥラエレーデ 東スポ杯2歳S→ホープフルS
シーズンリッチ 共同通信杯→毎日杯

しかしその東京で斬れ負けた馬が次走坂コースの阪神.中山で勝っているのがドゥラメンテ。まさにタッチウッドが今回これにならないかなという淡い期待。その後押しは母方からも出来る。母父アドマイヤムーンがKaties一族でモガミヒメ牝系ならディープボンド.リュヌルージュが近親にいて半兄がノースブリッジ。まさに中山型の体力.パワーを母方から補完。これだけ加点が多いなら東京→中山替わりで最大評価をこの馬に与えてみようということ。


フリームファクシはルーラーシップ産駒で父キングマンボ系。姉がディアドラで近親にロジユニヴァースで中山2000m合ってそうという印象。さらに加点としてはレーン騎手。彼は昨年オークス以降重賞成績が3-3-2-3と抜群。ステゴ系やトニービンと相性良くて逆にディープ産駒と相性が良くない騎手。それは欧州血統要素の持続脚を腕っぷしと闘争心を与えMAX引き出す。体力.持続型を動かすのに長けてるという感じでこれがまさに現代血統とマッチしてる騎手なのでこの成績も納得がいく。ルーラーシップがトニービン内包なのでここでも当然期待出来そう。


マイネルラウレアはゴールドシップ産駒なんで加点が多くないといけない。そのゴールドシップは前走よりペースUPや間隔開くともう一つな傾向。どこが加点多いねん!?になるが大きなプラスとしては母父ロージズインメイ。皐月賞は(連続)開催最終週重賞という位置付けだがそこで相性◎な母父である。ユーバーレーベンのAJCC.札幌2歳S、マイネルウィルトスの函館記念、マイネルファンロンのAJCC.新潟記念、マイネルグリットの小倉2歳S。ロージズインメイの米国血のパワーの支えがそこでマッチするんであろうなと。これらは大体外から差してるのも共通項。過去2戦のラストの凄い脚はゴールドシップ産駒の枠を超えている可能性。シンプルにゴルシ×ロージズインメイならここ!って感じ。


シャザーンはロードカナロア産駒で父キングマンボ系。3頭ここに出て来たように今3歳世代のカナロアは1200mを使ってる馬が凄く少なくて、配合面からも中距離志向の牝馬を付けられてる馬が多い。シャザーンの母クイーンズリングはエリ女勝ち馬。その今3歳世代カナロアはべラジオオペラもそうであるが東京1800mで5勝。この時期までの2.3歳戦で東京1800m以上を勝ってたのは1頭のみ(カナテープ)なら今世代はやはり色んな意味で出色。上がり特化してる馬も多く世代の中ではポストディープを最も想像出来るのがカナロアなのかなと。従ってここよりダービーでというイメージはしてる。それは今回の重めの馬場よりはということにも繋がるが、その中で同馬をここでチョイスしたのは母父マンカフェからの加点。父キングマンボ系×母父マンカフェ配合は7/13頭重賞勝ちを出してる配合でしかも体力.パワーを要するところで穴を出す傾向。カナロア自体昨年あたりから穴種牡馬にシフトしてきているのもある。


ホウオウビスケッツはマインドユアビスケッツ産駒で父ノーザンダンサー系。Deputy Minister3×4でパワー色強めの米国型。それは産駒が芝では同馬を筆頭に圧倒的に逃げ.先行が好成績なところからも。重たい馬場は得意だろうなというのは昨日のショーモンからも想像はつきやすい。母方がマンファスをクロスさせた攻めた配合でルーラー.トニービン.ディープと持続的要素の支えもありイメージはジオグリフの前に行くバージョン。


触れてない他の馬も全然悪くなくてこの5頭より加点が少なかった分だけ印が回らなかった。つまりこの5頭がめっちゃ買いたい馬で迷うのがダノンタッチダウン。触れられなかった馬は振り返り記事であとは↑のMタイムの中で触れている馬も居てるので聴いてみて下さい。