天皇賞春を終えて~49er保持と疑似49er


Xのほうで備忘録的に咀嚼しておりなかなかこちらを使っての血統的振り返りまでは出来ないが気付きがあったので長くなる分少し残しておきないなと


勝ったテーオーロイヤルはリオンディーズ×マンハッタンカフェ。リオンディーズは父キングマンボ系であるが父キングマンボ系×マンカフェとなると実に10頭/19頭出走中が重賞で馬券になっており非常に相性の良い配合の形に。テーオーロイヤルの他には…

ソウルラッシュ
ミスニューヨーク
レイハリア
トーラスジェミニ
レッドジェニアル
ノットフォーマル
クロミナンス
シャザーン
ハワイアンティアレ

そして24年だけでも
ソウルラッシュ(マイラーズC1人1着.稍重)
テーオーロイヤル(阪神大賞典1人1着.稍重)
クロミナンス(AJCC5人3着.不良、日経賞は良も雨)
ハワイアンティアレ(チューリップ賞15人3着.稍重)
重めの馬場で活躍があり


稍重 5-0-2-7
不良 0-0-2-1
実際に父キングマンボ系×マンカフェ配合馬の芝重賞での道悪成績がこれなだけに今年の成績へとリンクしてくるのは頷ける


今回事前に考察記事を書いて、現状の京都から母方フォーティナイナー保持馬が馬場次第で良さそうだとしたがそこからの流れも今回の勝利に繋がったとしたいしその保持馬がワンツー決めてるなら尚更


ただもう少し踏み込んでみるならば…テーオーロイヤルの父リオンディーズはキングマンボ系ではあるがさらに遡ると大血統としてミスタープロスペクター系でもあり。そして母父マンカフェの母父Law Societyを辿るとTom Rolfeという血に行き着く。ミスタープロスペクターとTom Rolfeというのはフォーティナイナーの父と母父にあたる。テーオーロイヤルは4代母方にフォーティナイナーを保持してるが、結局フォーティナイナーっぽいのをダブルで持っていたということになる。これが現状の京都で跳ねたといっても過言ではないだろうし、フォーティナイナーを一言でパワー血と評するなら父からのミスタープロスペクターと母父マンカフェからのTom Rolfeで”疑似フォーティナイナー”となる父キングマンボ系×マンカフェ馬というのはパワーの方向性になるのも自分的にはなるほどなと


京都牝馬S クッション値8.9
2着 ナムラクレア(母方)

きさらぎ賞 クッション値8.8
2着 ウォーターリヒト(父方)
3着 シヴァース(母方)

日経新春杯 クッション値9.4
3着 サトノグランツ(母方)

シンザン記念 クッション値9.3
3着 ウォーターリヒト(父方)

京都金杯 クッション値9.4
2着 セッション(父方と母方)


”疑似フォーティナイナー”ということでミスタープロスペクターとTom Rolfeを持つ馬が今年の京都重賞でどれだけ好走してるのか調べたら結構引っ掛かった。純粋フォーティナイナー保持よりも疑似フォーティナイナーは多少該当馬は多いだろうが出走馬全体からだとそれでも少ないはずなだけに、現状のフォーティナイナー保持馬が輝いてる京都重賞なら馬場次第で疑似フォーティナイナーも今後注視しておいて損はなさそう(今年はロングラン開催だけにね)


ちなみに今回の天皇賞春では…

”フォーティナイナー保持馬”
テーオーロイヤル 1着
ブローザホーン 2着

”疑似フォーティナイナー”
ワープスピード 5着
タスティエーラ 7着

と、全て走るわけではないが、ワープスピードは稍重阪神大賞典2着があったり父ドレフォンが疑似フォーティナイナーならジオグリフの稍重→良であった皐月賞Vもそうかあだし、タスティエーラも道悪皐月賞2着があり。こういったところにも今回はダメだったがヒントとして繋がってきそう


血統も事象の積み重ねでそこから咀嚼して予想→馬券へという流れ。血統派ということもあって以前から長距離=春天&菊は自然と力が入っていたが、ディープにキンカメがほぼ居なくなりまた長距離=血統が活きればもう少し晩年競馬が楽しめるんじゃないかなと