体温を上げる調理法

漢方には、人間の体を含めた自然界の全てを「陰陽」でとらえる考え方があります。

食材も体を温める「陽」と体を冷やす「陰」、中間の「中庸」に分けられます。

免疫力を低下させる冷えを解消したり、予防するには「陽」の食材を積極的に食べると胃でしょう。

普段から「陽性の食べ物」を食べることによって、万病の元といわれる「冷え性」などを改善することが出来ます。

注意点としては、陽性の食べ物でも身体に悪いものもあり、陰性の食べ物でも食べてもいいものがあることです。

陰性食品

青・白・緑色、夏が旬、南でとれるもの
トマトやきゅうりなど、暑い土地で育つもの。
精製されている小麦粉、白砂糖、白米
人工的な甘味料、添加物

陽性食品

赤・黒・橙色、冬が旬、北でとれるもの
根菜類やねぎなど、寒い時期においしいもの。
陽性になるのは、発酵食品。動物性食品(肉、魚、卵)。

また、陰性の食材でも調理などの工夫によって、その性質を緩和させることができます。

例えば、豆腐は陰性の食材ですが、加熱して湯豆腐や煮込み料理にする。
ねぎやショウガなど陽性の香味野菜を添える。
煮物などの温かいものと一緒に食べるなどで陰性の性質が弱まります。

レタスやキュウリ、トマトなどサラダによく使われる野菜は陰性です。
加熱せずに食べる場合は、コショウや酢の入ったドレッシングをかけると陰性が暖和されます。

できれば、温野菜にして食べるのがおススメです。


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