糖質について
質とは、脳を働かせるための必須のエネルギー源です。
脂質やたんぱく質と共に3大栄養素に分類されます。
消化・吸収されると、血液と共に全身をめぐって主要なエネルギー源となります。
砂糖や甘いものだけでなく、ご飯やイモ類にも糖質は含まれています。
重要なエネルギーなのですが、摂りすぎると肥満のもとになってしまいます。
食品から摂取した糖質は、グリコーゲンというものに変わって、筋肉や肝臓などに貯蔵されます。
ですが、それ以上の糖質を摂ってしまうと、今度は中性脂肪として貯蔵されてしまい、肥満へとつながっていってしまうのです。
1日の最低糖質摂取量
厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」では、総エネルギーの50~65%を糖質から取るように示されています。
60%で計算をすると、
・成人女性の一日に必要なエネルギー量:1800kcal
1800kcal×0.6=1080kcal
1080÷4=270g(糖質1g=4kcal)
270gが1日に必要な糖質のエネルギー量です。
・成人男性の一日に必要なエネルギー量:2200kcal
2200kcal×0.6=1320kcal
1380÷4=330g(糖質1g=4kcal)
330gが1日に必要な糖質のエネルギー量です。
糖質が不足すると、脳が栄養不足になり、集中力が続かなくなったり、ぼーっとしたりしてしまうので、ダイエットの場合に糖質は1日最低100gは取るようにして下さい。
もう少し緩やかにしたいという場合は、130gを目安に摂取してください。
なお、糖尿病の人の摂取量は、女性50g、男性60gと言われています。
成分表での糖質の見方
加工食品などの栄養成分は、炭水化物と書かれていて、糖質が書かれていない時もあります。
ですが、もし、食物繊維の量が書かれていた場合、炭水化物ー食物繊維=糖質になります。
また、糖類と糖質は、言葉はよく似ていますが、同じではありません。
糖類0は、単糖類・二糖類が0
糖質0は、単糖類・二糖類・多糖類も0 になります。
この違いに注意してください。
糖質が0の場合は、血糖値にあまり影響は与えません。
糖類が0の場合は、甘みをつけるのに合成甘味料を使っている場合があります。
アルコールの糖質に注意
「糖質オフ」のお酒もたくさん出回っていますが、下記の点で注意が必要です。
糖質 1g=4kcal
アルコール 1g=7kcal
同じ1gでもアルコールの方が高カロリーになってしまいます。
なので、アルコール度数が高いと高カロリーだと言えます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?