たんぱく質は肉・魚・大豆製品でとりましょう

動物性の肉や魚などには、免疫細胞のもとになるたんぱく質が多く含まれています。
たんぱく質は免疫細胞の原料でもあるので、不足すると、免疫力の低下につながります。
たんぱく質はアミノ酸がたくさん結合したものです。
人類の体は多くの種類のたんぱく質で構成されています。
実はわずか20種類ののアミノ酸の組み合わせで作られています。
このうち、9種類は体内で合成できないので「必須アミノ酸」と呼ばれています。

必須アミノ酸9種類

トリプトファン
リシン
メチオニン
フェニルアラニン
トレオニン
バリン
ロイシン
イソロイシン

食品に含まれる必須アミノ酸のバランスを数値化したものを「アミノ酸スコア」と言います。
肉、魚介、乳製品、たまごなどの動物性食品は、アミノ酸スコアが100の良質なたんぱく質です。

たんぱく質には、動物性と植物性があります。
植物性と動物性のたんぱく質の摂取の割合は1：1がベストな割合です。

どちらかに偏らないようにまんべんなく摂取しましょう。

植物性食品でアミノ酸がバランスよく含まれているのは大豆です。
これは、動物性食品の肉や魚、たまごと匹敵する量です。

このことから、大豆は“畑の肉”とも言われるのも納得ですね。

大豆にはたんぱく質以外にもカルシウムや鉄、亜鉛などのミネラル、ビタミンB群、食物繊維なども豊富です。

他にもサポニンやイソフラボンは強い抗酸化作用を持ち、免疫の増強に働くファイトケミカルが豊富な点も良いですね。

たんぱく質含有量一覧表

肉編

鶏ささみ・・・18.4g

豚ひれ肉・・・18.2g

牛もも肉・・・17.5ｇ

魚編

本マグロ（赤身）・・・21.1g

かつお（春獲れ）・・・20.6g

真さば・・・16.6g

※80ｇあたりの質量

大豆製品

木綿豆腐半丁（150g）・・・9.9g

納豆（40g）・・・6.6g

大豆（ゆで・40g）・・・6.4ｇ