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適応障害

自病の一つ、適応障害について。
今年の春で病院で言い渡されてから丸3年になりますが、やっと、症状の軽快を実感し始めたので、書いてみる。

1.症状

一般的に鬱の前段階なんて言われたりする適応障害ですが、症状は人によってさまざま。
しかも元気な日は元気なため、本人的にはいけるっしょと思いがち。
私の場合は、

・不眠、過眠、悪夢
・睡眠の質低下による自律神経の乱れから、動悸、不整脈の悪化、めまい、何をしても取れない疲労感、首から足まで常にバリバリにこる、寒いのか暑いのかわからない
・首や肩こりがひどすぎることにより歯磨きができない(嘔吐してしまう)

・副産物として、これらの症状が人といる時に出てしまったら、とか、このままずっとだったらどうしようという不安により、病む。

1番最初に症状として困ったのは、動悸でピアノが30分弾き続けられなくなったことでした。

2.きっかけ

強いて言うなら、最初に症状らしいものが出る半年ぐらい前に離婚したことと、その後新型コロナウィルスの襲来によりお仕事が3ヶ月少しお休みになってしまったこと。
この環境の変化に心身がついていけなかった模様。

3.治療

カウンセリングと投薬。
お薬は、抗不安や、ストレスからくる吐き気を止める薬、漢方、鉄剤、色々飲んだ。
1番お世話になったのは睡眠導入剤でした。
レベル的には、

①飲んでもダメ
②飲めば安定する
③飲まなくても安定する

最初は①と②を行ったりきたりしてたけど、②の期間が圧倒的に長かった。2年ぐらい?
今年の冬に入ってから③の状態を初めてキープ中。

薬の量は
1-2錠

半錠-1錠(この期間が1番長かった)

1/4錠-半錠

無(現在)
って感じ。

昨今、なかなか友達に話してストレスを軽減するって難しくない?と、個人的には思っていて。
なかなか、感覚的にわかりづらいようなことだと話したところで相手も返しに困るし、わかるように説明することって、擦り減ってる時ほど疲れるからしたくない。
LINEとかで文章にするのも、自分の感情を文字で目の当たりにするから苦行。

なので、払うもの払って専門の人に聞いてもらうってのは、結構、ありがたかったりするのです。
カウンセリング自体は、適応障害以前から、家庭由来のマイノリティーを感じていて通っていたので、もう10年ぐらいかなぁ。
カウンセラーも5人目ぐらい?

4.適応障害以前と明らかに変わったこと

もともと季節の変わり目や、気圧の影響を受ける体質ではあったけど、これをもろに食らうようになりました。

・朝から天気が悪い
・寒暖差や気圧差が昨日と今日で激しい
・新しい環境
・日照時間が短くなる秋冬

全て症状の出るトリガーに。

そして、自律神経の働きが悪いことにより、自病だった蓄膿症と慢性上咽頭炎はばちくそに悪化。
あと、頭皮がストレスに反応して派手に荒れるようになりました。

5.試して合ったもの、合わなかったもの

セルフケアで合ったもの、合わなかったもの。

①睡眠の記録をつける
→すぐ挫折。やらなきゃ感が出てしまって、続かず。

②整体
→色んなところを行脚。
今はチェーン店の、骨格矯正と整体やってくれるところ。先生たちとちょっと仲良くなったから、続いてる。

③サプリ
→続かず。実感があまり得られず。

④寝る前のストレッチ
→ありがたい時代でYouTubeには観ながらやるだけでできるようなものがたくさんある。
きっかけはちょっと痩せたいなぁと思って始めたストレッチが、簡単で、あったまって、眠りが深くなると気がついたから。
ただし、あ、今日無理。って日は、全然サボるようにしてる。

自分に合うケアをいくつか持っておく

ことが大事なんだけど、
なかなか見つけるのに時間もお金もかかります。
でも、一度ぶっ壊れたものはなかなか短期では治らないし、よくなっても、元通りということはない(私個人の体感)ので、根気いります。

6.心がけていること

・人と比べない、以前の自分と比べない
ただ辛いだけです。
でも、以前できたことができなくなるって結構想像を絶する世界でした。
なかなか受け入れ難かったけど、付き合っていくしかないです。

・その時の体調の中のベストでいい
本来ならもっと力を発揮できるのに、と思う繁忙期が辛かったけど、だんだん、その中でのベストが尽くせるようになっていきます。

・とりあえず、いっぱい寝る
眠れる時はいくらでも寝てしまいましょう。
それだけ睡眠を必要としてるってこと。
怠けてるんじゃない、必要な休息を取ってるだけです。

どこにでも書いてあるけど、まずは睡眠。
少し余力出てきたら運動(自分に合う量、ペースで全然いい)。
あと、タンパク質の摂取。

なかなか心身が良くなってる実感は得づらいですが、合うケア、合う治療、合う環境が見つかれば、ちゃんと、ちょっとずつ、良くなります。

7.心療内科への受診を躊躇ってる人、誰にも言えないと思ってる人へ

とりあえず迷ってるなら病院、早く行っちまいましょう。
大袈裟かな?と思っても、行って大丈夫。
医者も合う合わないがあるから、合わないなと思えば、他に行けばいいわけです。
思ってるより全然、普通の人がいっぱい来てます。

たくさんの人に話す必要はないです。
この人には言えるかなって思う人、学校や職場で1人でいいから言っておくと、ちょっと楽です。

おまけ:
そういうの全然わかんないですって方へ

動悸とか不整脈って、だいぶキツイです。
人間は横になると心臓の動きが緩やかになるので、動悸がやばい時は普通に、鈍くなります。
息、あんまり吸えません。
脈、3回に1回は打たなかったりします。
え、うそ、心因性の症状だけどもしかして死ぬ…?って思います。

眠れないことも、寝ても寝ても疲れがとれないことも、辛いです。完徹の日が何日も続くことを想像してみてください。
もう人との会話とか、無理だわってなりません?

私、根性は結構ある方で、
そうなっても仕事休まないけど笑

でも、根性なんかではどうにもならないような症状が出ることも結構あります。
決して、怠けているわけではありません。
然るべき治療を受けて日常を成り立たせようとしているけど意図せず約束がドタキャンになったり、めまい等でぶっ倒れることもあります。

ので、どうか見守ってほしい。
もし近しい人にそういう人がいたら、わからない!と突っぱねるのではなく、調べたり、本人にどうしてほしいか聞いてみたり、してみてほしい。
で、あとは、気にしすぎず、普通に接してあげてください。

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