顔ニモマケズ

お久しぶりです。
仕事のストレスが酷く、大人の引きこもりになってました。
HSP気質の私にはよくあることで、前まではそのことに罪悪感を持っていたりしましたが、
最近は無理せず、自分を思いっきり甘やかしてあげることにしています。
吹き出物ができて体重も増えるけど、仕方ない。笑
それも含めてわたしの生き方だ。
なかなか樹木希林さんのように「おもしろがって生きる」ってむつかしいなぁ。

次の小説のネタとして、人の外見について学びたくて読んだこの本。

この本を読むまで、私は勝手なイメージで、外見に極端に自信のない人は
ネガティブで引きこもりがちで誰にも心を開かず…みたいな人を想像してました。
だけど、当たり前にネガティブな人もいればポジティブな人もいる。
見た目がどうであれ。そんなことは関係なく。

でももとがひねくれているので、どうせ綺麗ごとというか、
もっと人間的な苦悩の部分があるはず、と思って読み進めましたが、
なんというか、みんなその苦悩があったからこその強さが本物で。

それこそ、筆者の水野さんのように、顔がむくんでることが生死にかかわるくらい重大事項な人もいるけど、
でもやはり、この本のインタビューを受けている人はもっと違う次元にいることを認識せざるを得ないというか。

ちっさいことでくよくよ悩んで、悩んでる自分に心酔してる太宰的な、そんな浮ついたもんじゃない。
まさに人生を賭して悩んでるというか、悩みと向き合うのではなく共存していく、折り合いをつけて一緒に生きていくという、
悩みすら自分の中に内包している強さ、みたいなものを感じました。

最近思うのは、みんなよく、ちゃんとしたい、とか、あぁなりたい、こうなりたい、あの人みたいになりたい、あの人はいいよな、生きるの楽勝やん、いいないいな…って言ってるけど、
その人の悩みはその人にしかわからないし、完璧な人なんて本当にどこにもいないということ。
あの人いいよな、の、いい、の部分は、自分のフィルターから相手を見てる時限定の話で、
また別のフィルターを通してその人を見たら、全然良くないかもしれない。

同じように、自分以外のフィルターを通して自分をみたら、案外《いい》のかもしれない。

そして、どんなに盲目であっても、自分のことを本当に《いい》と思えてる人が一番幸せだということ。
そうゆう人は、基本的に人に興味なくて、自分にしか興味ない。笑

まぁ、人に興味深々だからこそ、悩むし、小説が書きたいなんて思うんでしょうけど。笑

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