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断捨離のコツ

2ヶ月間、家中、断捨離しました。
おかげで、随分、風通しが良くなりました。
思い切って捨てるポイントは、なんでしょう?

2年の間に、やっとけよって話

視神経炎で、左目がみえなくなり、再発すれば、全盲になってしまうかもしれない、綱渡りな毎日。
仕事も辞めて、家にいるのだから、いくらでも時間はあったのに、全く片付けなかった私。
ある日突然、見えなくなった時のために、ちゃんと、誰がみてもわかるようにしておかないといけないと、思いながらもだ。

前に指導員さんに言われたんだ
「悪いことの準備はしなくていい」

見えなくなったときのために、今から点字を勉強しようか?と言ったら、そう返ってきた。
指導員さんの言葉を鵜呑みににしたわけでもない。
ただの怠惰。

そうこうしてる間に、一年がすぎ、今度は、癌になる。
治療が思いの外大変で、片付けしようなんて、微塵も思わず。
「また、いつでも出来るし」
なんて思っていては、いけない。
「また」は、なかったりする。


急にスイッチが入る

癌治療が、ひと段落ついた時点で、色々、考えた。
再発しやすいタイプの癌で、10年生存率なんかの数字も気になってみたり。
ひとまず、10年生きることを目標にしてみた。

だけど、再発して、死んでしまうかもしれないと思うと、今こそ、断捨離しないで、いつするの?
スイッチが入ったのは、そう考えたときだったかと思う。

不燃ゴミの収集は、月1回
粗大ゴミの収集は、春と秋の年2回
ゴミの日を見据えながら、断捨離していかないと、ゴミは、たまったままになってしまう。

レッツ!断捨離

家の中で、自分の持ち物から、片付けることにした。
衣類。1年間、全く袖を通すことがなかった服は、処分。
もう、二年も家にいる… 夏は、バンドのツアーTシャツ、冬は、裏起毛のトレーナーで、すんでしまう。
たまに、友人とランチに行く時くらい、少しお洒落な服があれば、それでいい。
裏起毛のトレーナーは、家に引きこもるようになってから、通販サイトで、色違いを4枚買ってローテーション中。
犬の散歩に行くので、結構、寒いので、トレーナーは重宝してる。

靴や、バッグも結構あった。
気に入ったのを、ずっと履いてしまうので、靴底に穴があいて、雨の日、毎回思い出すくらい物忘れが酷い。
目も悪いので、ヒールのある靴は、問答無用で処分。

意外と多いのは、ぬいぐるみ達
クレーンゲームが得意なので、大きいサイズのものが、随分あった。
子どもにせがまれて、買わされたぬいぐるみも、いつしか、放置されていく。
ディズニーランドや、USJで買ったようなものだけ残して、処分。
ひとつだけ、白い猫のぬいぐるみがある…
どうしても捨てられない。
小学生の時に、母に買ってもらったもの。
白いので、汚れてしまい、何回か洗った。
買ったときは、鈴のついたピンク色のリボンが首にあったけど、サテンのリボンは色褪せて、とっくに処分した。今回も、やっぱり捨てられなかった。

1番厄介なのは、写真。アルバム何冊もあった。
なにを見ても、懐かしいのだけど、懐かしいと思うのは、私だけである。
私が死んで、処分に困ってしまうのは、コレじゃないかな?と思った。
自分以外には、ただ同然のもので、個人情報の塊。
友人は、結婚する時に、処分した!と言ってたが、私は、昔の彼氏の写真も、そのままあった。
そんなものを、子どもに死んだあと見られたくない。
写真が残ってなくても、私の記憶には残ってるので、しょうもないスナップ写真は、捨てることに。
とりあえず、アルバムから、全ての写真を剥がして、今でも交流がある友人との写真を選りすぐって残し、あとは、サヨナラ。

ポイントは棺桶

人間最期は、棺桶に入れられて、荼毘にふされてしまう。
断捨離のポイントは「棺桶に入れれるか?」
どんなにお金が有り余っていても、あの世まで、持っていけないのは、どんな人にも平等。

これどうしよう?
迷ったら、死んでみたときのことを想像してみた。
そうやって断捨離したら、随分身軽になった。
思い出も大切だが、古いものを処分することで、腐れ縁とも、オサラバできたような気がする。
運も回ってきたような?気のもちようか??

その調子で、身の回りから、家族の共有部分に進んでいき、家の中は、ガラガラになった。
もう一つ!
断捨離が終わったら、1ヶ月後、また同じように見渡して欲しい。
1ヶ月前捨てられなかったものが、やっぱり触れなかったから、捨てよう!となる。

私は、こうして、断捨離。

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