超長距離レースの話
こんにちは、メンダコです。どうぶつの森ではフーコを推しています。フータとフーコの兄妹めっちゃ可愛いですよね。
今日もお題に乗っかって、応援したいスポーツの話をします。
皆さんは、「グレートレース」という番組をご存じでしょうか?
NHKで放送されている、「アドベンチャーレース」「サバイバルレース」「ウルトラマラソン」などと呼ばれる世界各国の超長距離レースに密着したドキュメンタリー番組です。
今回は「超長距離?グレートレース?なんぞそれ?」という方に、超長距離レースの魅力をご紹介します。
※「超長距離レース」は筆者が勝手に呼んでいるもので、おそらく一般的な呼称ではありません。
超長距離レースとは
雄大で過酷な大自然の中で行われ、何百kmもの超長距離でのタイムを競う、まさに人間の限界に挑戦するレースとなっています。
魅力①多様な競技スタイル
「超長距離レース」と一口に言っても、様々な種類があります。
まず、大会によって形式が個人戦、ペア戦、チーム戦と様々です。
個人戦は完全に自分との戦いですね。ペアや複数人のチームになると、チームワークが勝利の鍵になってくる気がします。
大会によって、種目も変わります。
ランだけのレースもあれば、バイクだけのレース、ランとバイク、ボートの3種で競うレースもあります。
さらに、数日間のレースで1日ずつ決まったコースを走り、かかった時間の合計を競うもの、昼夜問わず走り続けてゴールを目指すもの、ゴールとチェックポイントのみ決められておりルートは参加者が選ぶものなど、レースのスタイルも実に多様です。
また、レースの距離も全く異なります。165km程度(既にやばい)から、長いものだと全行程900km(!)のものも。ちなみに、東京ー福岡の直線距離が900km弱とのこと。フルマラソンほぼ休みなしで連続して20回以上走るみたいな感じです。人間ってそんなに走れるんですね。やべえ。
魅力②雄大な自然
超長距離レースは世界各国で行われています。
果てしなく続く荒野に険しい山脈、断崖絶壁、洞窟、密林、火山...世界中の大自然がレースの舞台です。
そのため、NHKの美しい映像で、なかなか行くことができないような場所の絶景を見ることができます(レース中のランナーも絶景ポイントで写真撮ってたりする)。
また、超長距離レースは運が良ければ快適な気候に恵まれますが、暴風や吹雪、嵐の回も決して少なくありません。悪天候だからと言って中止になるわけではないんですね~。
大自然の美しさだけではなく、リアルな過酷さ、自然の前では人間がいかに無力かも感じることができるのではないかと思います。
魅力③アスリートたち
参加するアスリートも多様です。
世界中からジェンダーやハンディキャップの有無関係なく集まっています。参加者の年齢も、20代の若者から40-50代のベテランまで様々です。
体力がある若い男性が強いんじゃないかと思うかもしれませんが、そうとは限りません。体力差がある分、経験と戦略でカバーして勝負するベテランランナーの方が強いこともあります。イギリスで行われた夏の大会では、女性ランナーが2位以下の男性ランナーを引き離して優勝しています。優勝候補が足を痛めるなどしてリタイアという事態も少なくはありません。
超長距離レースは人間の体力と気力の限界に挑戦するレースです。極限状態のアスリートたちがどういった戦略と気持ちで大自然に挑むのか、本当に最後まで何があるか分からないので、終始目が離せません。
以上であります。「レース」がゲシュタルト崩壊してきました。
この記事を読んで、少しでも超長距離レースに興味を持っていただけたなら嬉しいなあと思います。
ちなみに、今年は残念ながら新型コロナウイルスの影響で中止になってしまいましたが、日本でもUTMF(ウルトラトレイル・マウントフジ)という超長距離レースを開催しています。
全長約170kmなので、距離的には短い部類に入ります。自分の限界に挑戦してみたいと思った方は、ぜひぜひ参加してみてください。メンダコはTVの前で応援しています。
これまでのレースの様子は、NHKのBS1で観ることができます。2時間弱のロング版と、15分間にぎゅっと凝縮したダイジェスト版がありますので、そちらもぜひぜひご覧ください。
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