私と歌舞伎町の出会い①

当時の私は高校2年生だった。
初めてトー横歌舞伎町を知ったのは高校2年生の夏休み
フリフリで可愛い地雷系のお洋服を着た女の子たちに興味津々だった。

実際に足を踏み入れたのは高校2年生の冬休み。
インターネットで知り合ったレフレムを身に纏った男の子と交際を始めてから
実際に会おうと話になってデートで歌舞伎町に足を踏み入れた。
そのときの記憶はあまり残っていないけれど刺激的だったのは覚えている。
けれど、私が本格的に通うようになったきっかけはこの子ではない。

高校2年生から高校3年生にかけての春休み。
これが私が通うようになった大きなきっかけの期間である。
これまたインターネットで知り合った女の子、仮名『Aちゃん』とする。
私はAちゃんと二人きりで会う約束をした。
初めは冗談半分でAちゃんと歌舞伎町に遊びに行ってみた。
Aちゃんは『家に財布を忘れて500円しかない、でもお腹が空いた』というので
トー横で有名な某ネットカフェに1時間だけ入り一緒に無料サービスのカレーを頬張った。具なしのカレーはまぁまぁおいしかった。

外に出て、ようやくトー横の広場に居座ってみた。
居座ると言ってもただ眺めていただけである。
すると中学生くらいの女の子がおじさんに腕を引っ張られて必死に抵抗しているところを見かけた。助けに行くべきかAちゃんと相談していたら急に缶の音がした。
振り返るとトー横キッズと思わしき女の子がおじさんに向かって思いっきりストゼロの缶を投げつけていた。私は何故かそのシーンが刺激的で記憶に鮮明に残っている。

日が暮れてからが私の本当の運命の出会い。
トー横に通うきっかけとなった人に出会う。
それはまた次回…

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